パソコン便利屋 どらともサポート ブログ

LX70L 画面が点滅する 電源ユニットAPI4PC57修理

一時期、富士通製の液晶一体型パソコンの電源入らず、画面が点滅するなどの対処として、内蔵の電源ユニットの電解コンデンサーの故障(液漏れ・頭部膨張)が原因だったことが多くあり、電源ユニットを送付いただいて電解コンデンサーを交換してご返却するという修理が多くありました。
元はXPのパソコンなので、現在はそのような修理依頼もありません。

しかし・・・先日、こちらのブログの古い記事をご覧になり、使っている液晶一体型パソコンFMV-LX70Lの現象が全く同じ現象で、画面が点滅するようになった。修理をお願いしたい・・・とご依頼がありました。
もう古い機種なので・・・電源ユニット以外にも、液晶パネルの故障でも画面が点滅することも考えられます。
お客様には・・・電源ユニットを取り外していただき、内部を確認してもらうようにお願いしました。

後日電話があり・・・電源ユニットを取り外して、内部を確認したがコンデンサーの異常は見られない・・・とのことでした。
そうすると、液晶パネル(パソコン本体)側の故障の可能性もありますが、大きな機種なので本体を送るのは大変なので・・・とりあえず電源ユニット(API4PC57)を送ってもらい、どらともで確認することになりました。

電源ユニットが届きました。事前に電源チェッカーで確認してみると、

汎用の3.3V、5V、12Vなどは正常に出力されていました。液晶パネル用の24Vの出力電圧を確認してみると・・・

うん?15.4Vしか出ていません。やはり液晶パネルへ供給する電源回路がおかしいようです。

内部を確認しました。すると・・・

まさに液晶パネル供給用の24V回路の電解コンデンサー 680μF/35Vと330μF/35Vの2つとも頭部膨張を起こしています。
おそらくこの電解コンデンサーが原因だと思われます。

予防のため、他の2次側コンデンサーも交換しました。


交換後の液晶パネル用電圧は24.5V(無負荷時)出力されるようになりました。

もともと、2005年発売のXP機なので、15年近くの使用になるのでしょうか?先日もXPのノートパソコンのリカバリーのご依頼がありましたが、まだXPもある程度の割合で使用されているみたいです。もちろんネットにつながない、オフラインでの使用が大前提になりますが、企業様だと機械の制御用などに使われているみたいです。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「パソコンサポート」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事