温かい人々に別れを告げて、いよいよ帰国。
最終日は、フランクフルト空港近くのホテル モクシーに宿泊。
このホテル、私は。。。あんまり好きじゃなかった💦
安いラブホみたいな雰囲気。
今まで宿泊していたホテルが良すぎたのかも知れないけど。。
フロントの男性も、四六時中怒鳴っていたし(たぶん元々声が大きい人なんだと思うが)
早朝のタクシー手配を頼んだら、「手配はしない。だから朝、出発の20分前にロビーに降りてきて」だって。
へーい。
中央の建物がHotel Moxy
2件となりにスーパーがある。レストランも向かいにある。
空港まで近いように見えるが、実際はハイウェイが走っているので、
決して歩いて行こうと思っちゃいけないよ、と同僚に言われた。

この後、2日間だけ寄り道します。
ここからは、もちろんフライトもホテルも、自費です。
行先は、南フランス、ニース。
どうしても行きたいところがあるのです。
ただ、ニース。
お~~~ ニース。。。。。
一筋縄ではいきませんでした。何もかも。
まずは、日本帰国のためのPCR検査。これが最初の難関。
インターネットの情報では、ニース空港でPCR検査が受けられるとありました。
まず、最初に、PCRの検査場を教えてくれた女性がいるのですが、
その情報が違っていた💦
医療室?みたいなところに行きついたが、PCR testはやっていないそう。
えー-。。それじゃ、どこなのよ?
よくよく見ると、ここはターミナル1。
ターミナル1から2まで、路面電車(シャトル?)に乗って移動しなければならないと気づいたのは、30分後(遅い!)
重いスーツケースを引きずって、えっちらおっちら、ターミナル2に移動してきました。
さぁ、どこだ!薬局の向かいにあるらしいぞ。
目をぎらつかせて、探します。
あ、あったー!薬局!!
その向かいにある扉を開けます。
????
あれ?
開かない。
扉が開かないぞ!!!
えーっと。。。。。
薬局の女子に聞くも、英語が通じない。奥にいるおじさんを指さすので、
オジサンの元へ行き聞いてみる。
「PCR? もう終わったよ。」
え!!!
終わった?
いつ?
どうする???
おじさんに聞いてみる。どこに行けば良いですか?
ニースの街のLaboratoire に行け。
え?何?Laboratoire(ラボラトワール)ってどこ?
Laboratoire PACEB ってところがあるはずだ。Webで調べれば電話番号が出てくるから、電話してみろ。
がーん。。。。。
面倒だなぁ。。。。。
とりあえず、ホテルに向かって荷物を下ろそう。
空港近くのホテルにしておいて良かった。。。
5分たらずで、迎えに来てくれた。
前回は、ニース市内にホテルを予約したので、延々と路面電車に乗って行かねばならなかったから。。
とりあえず、ホテルでは英語も通じる。部屋もすぐに用意してくれた。
部屋に入って、早速情報収集。
Laboratoire PACEBを探してみるが。。
ない。
みつからない!!!
日本領事館に電話してみよう。
ニースでなく、マルセイユにあった。
日本人の方につないでくれた。
日本領事館でも、ニース空港のPCR testが終わったことは知らなかったらしい。
Laboratoireというのは、街の中に複数あり、PCR検査をやってくれるとのこと。
ただ、所によっては、土日にやっていない所もあるかも知れないので、
とにかく、とにかく今日中に(金曜)検査を受けた方がいいです、との事だった。
え?土日にやっていない?
今日中に受けないと、日本に帰国できない?????
やべえぞ。
これは、やべえぞ。
観光に行っている場合ではない!
日本領事館では、具体的にどこに行けば良いかは教えてくれなかった。
自分で電話するしかない。
Google mapでLaboratoireを調べて、駅に近そうなところに電話してみた。
私:「Bonjour 」
私「Bonjour, PCR test 受けられますか?]
「!&%$#"&%$#"&%$#"! ?????」
「Hello ? もしもし?英語話せる人いますか?PCRテストを受けれますか?」
「!&%$#"&%$#"&%$#"! ?????」
「PCR test ?」
「!&%$#"&%$#"&%$#"! ?????」
マジか。。。。全然、ぜんっぜん英語が通じへんがな。。。
ガチャ。
あ、電話 切られた!!!
うー----ん。どうしよう。
そうか、ここはフランス。英語は本当に通じないんだ。
自分のいる場所は、ニース空港近くの街。隣はショッピングセンター。
お??
ショッピングセンターの中にも、Laboratoireがあるってgoogle map大先生が言っているぞ。
よし、再度チャレンジ。
「Bonjour」
「Bonjour, PCR test 受けられますか?]
「!&%$#"&%$#"&%$#"! ?????」
「Hello ? もしもし?英語話せる人いますか?PCRテストを受けれますか?」
「!&%$#"&%$#"&%$#"! ?????」
だめだ。。。よし、単語だけ連発してみよう。
「PCR test ?」
「PCR ?」
「ぺーセーアール?ウイ」
!!!!!今、ウイって言ったぞ。そうか。。ピーシーアールじゃ通じないのか。。。ぺーセーアールって言うんだ。。
「ぺーセーアール test, OK?」
「ウイ」
「OK. I will be there in 10 minutes」
「ウイ」
おー---いけるのか!!!!!!
私、部屋を飛び出した。
目指すはショッピングセンター。
でかいなぁ。どこに入っているんだ。ラボは?

広いわー。。案内板もないし。
information deskとかないの?

なんだか、可愛い店だなぁ。

店に入っている場合じゃないか。
すぐに検査を受けないと、日曜のフライトに間に合わない。
Info deskがあった。
もちろん英語が通じた!
場所を教えてくれた。
ショッピングセンターを一旦出て、横に回ると、入口がある。
ほー。ここか。。

Bonjour
ぺーセーアール test 受けに来ました。
ラボの中には誰もいない。受付の人だけ。
相変わらず、全く英語を話さなかったが、もう、ひるまないぞ。
英語で、話してみる。
フランス語で返って来るけど、かまうもんか。
帰国が日曜の夜であること、今日中に検査したいことを伝える。
え?OK ?
66ユーロだって。
もう、いくらでも払いますわ。こうなったら、いくらでも!
鼻をぐりぐりされて、一瞬でおしまい。
結果はいつ出る?
明日戻って来い? 何時までやってますか?
7時半から12時まで?
OK!!!!!!!必ず来まーす。
Merci, Madam ! と言うと、ニコッとしてくれた。
さようなら、はなんて言う? 調べてみよ。
Au revoir オ ヴォワーか。
オ ヴォワー。
あ、また笑ってくれた。
よっしゃー---!!!!
日本帰国できる!!!!
もう、1年分のアドレナリン放出ですがな。
もう、抜け殻状態。
これから、どこに行こう?
もう、疲れたから、ホテルに戻る?
いやいや、あんた、なんのためにニースに来たん?
そうだよね。
予定続行。
何も食べてないし、飲んでないけど、とりあえず鉄道駅に向かう。
向かった先は
イタリア国境近くの街 マントン
ホテルの最寄駅から50分くらい?

せっかく来たけど、曇りだ。

さすが、レモンの街。黄色が多い。

適当に階段を上がってみる。

ニースの淡いパステルカラーよりも、もっと黄色や濃い色の建物が多い気がする。

民家の家の壁にあった空手?の掲示板

教会?
これも黄色だ。


黄色の可愛さに、クラクラする。

この段階で、18時。
何も食べてない。
お腹がすいているのかも、わからない。
たった2.5日しかないから、観光に全力を注いでしまった。
何か、食べなきゃ。
イタリアに近いので、お店の人もイタリア語を話すんだなー。
リゾットを下さい。
わーい。リゾットだ。
もう、パンやポテトには飽きたんだよなー。

リゾット、美味しい!
アイスも頼んでみたけど、これは、イマイチだった。
最後に、レモンの強いお酒とチョコが出された。

ふんだりけったりの1日だった。
ホテルの最寄り駅 Saint Laurent Du Varまで戻らないと。
1日目なのに、帰りは8時過ぎ💦
既にまっくら。
駅には殆ど人がいない。
やっちまったなぁ。
あ、お兄さんが同じ方向に行くみたい。
お兄さんの後をついて行こう。
後ろから感謝してマス。
こうして、壮絶な寄り道1日目は終わった。