明日から4/1。息子は、とうとう高校3年生。
春休み、前半はダラダラしていて
案の定、後半に慌てて学校の課題をおこなっている。
明日も明後日も友達とのお出掛けが入っており
母さん、心穏やかではない💦
高校3年になれば、誰もが本気で勉強を始めると言う。
上の大学に進むためには、中間、期末以外に、試験もある。
声がけしなければ、のほほーんとして一切勉強しない。
声がけが過ぎれば、反抗して大喧嘩となる。
母さん、ギリギリのラインを攻める🟰疲労ハンパない🤮
希望学部をどう選ぶか?
学部選択、そろそろ決定しないとならない。
複数希望を出して、成績➕試験結果で決まっていく。
本当に悩む。
AIのせいで、先が読めない。
ここからは、私が今感じている事を備忘録として書いていきます。
私個人の主観ですので、正しくない事もあるかも知れません。
あくまで、外資系企業で人事採用をおこなっている者の一意見として捉えていただければ幸いです。
理系に行ければ、概ね就職には困らないだろう。
例えば、うちの企業は英語が出来て電気の知識がある技術者が欲しくてたまらない。高収入が約束されている。
人材紹介会社の担当者ともよく話すのだが、
応募者1人に対して、4、5社が熱視線を送る、そんなイメージである(業界によって、また新卒か中途採用かによって、まちまちではあるが)
だが、息子は文系希望。
本体の大学文系学部での就職はどんなものがあるか。
1 :一般企業に就職
2:士業(弁護士 会計士 税理士 建築士等)または専門資格の資格を取得して就職
3:国家公務員 地方公務員になる 教員含む
4: 大学院に進む
5:その他 起業/家業を次ぐ
息子は漠然と公務員に興味があるようだ。ただ公務員の具体的な仕事内容はまだわかっていないし、公務員になるために大変な勉強が必要なことも良くわかっていない。金融機関も良いなと言い、母が言う専門職にも興味がある状態。
企業の「営業職」には向いていない、無理。とハッキリ言っている。
1の一般企業に就職した場合、配属される部署は多岐に渡るが、ここでは、1番割合が多い営業職を例に考えてみようと思う。
社交的で、人見知りせず色々な人と話せる性格や資質があれば、営業職でも、やっていけるだろう。
もしくは、本当は人と深いコミュニケーションを取るのは嫌いだけど、仕事と割切れば、人と関わっていけるタイプでもOKだと思う。(このタイプ、意外に多いと思う)
いくらAIが進んでも、営業職自体は必要だと思う。AIだけで製品やサービスは売れない。B to B なら、最終的には人が関与する。今後は、営業としてデータを分析するような資格やノウハウを見つける必要が出てくるだろう。
大学で専攻する教科を頑張って、TOEIC730辺りを就活時期までに取得して ➕α 情報関係の資格と自分の個性を引き立たせる何か、ゼミか バイトか ボランティアか他の活動etcを打ち出せるよう準備する。
大学でも就職準備については、かなり細かく指導していただけるようである。
ノルマがある営業は、ストレスも多いが、仕事のやりがいもあるし、学歴不問になってくる。営業成績が良ければ居心地も良くなり、昇進も早い。コミッション制だと年齢を問わず高収入が期待できる。営業成績が良ければ、その子の居場所は、ちゃんとある。
🟰 営業職に付くのが嫌でなければ、文系のどの学部に行っても、そう困らないのではないだろうか?
問題は、営業職を希望しない場合はどうなるか?
空気を読むのが苦手だったり
人に気軽に話しけるのに抵抗があったり
人と話すのは良いけど、ノルマは無理、だったり
色々な人と関係を構築するプロセスを面倒だ感じるタイプだったら どうなるか?
今の会社にも こういうタイプの人はいる。
そのうちの1人。
有名大学出身。データ分析も得意。瞬時に答えが出せる。本当に頭が良いと思う。
でも、営業では この人の良さが十分に打ち出せていない。
お客様の懐に飛び込めないから、なかなか、かわいがってもらえない。
その人が何を求めているのか、瞬時に把握出来ない。
飲みに誘われて、参加はするが、心から打ち解けられない。
結果、つらい状況となっている。
息子に置き換えてみると。。。。
母としては、ツライ。見ていられない💦
そういう「本人の性格や資質と職種のミスマッチ」を沢山目にして来た。
営業でない部署に回してもらえればラッキーだけど
回してもらえなかったら、どうなるのか?
営業が向いているかどうかで、学部の選択肢がある程度変わってくるのではないか?
営業が向いていない場合は
専門性を身につける というのが選択肢の1つに挙げられる。
以前私が銀行にいた時、法人営業部の仕事が嫌で「死にたい」と言っていた同期の男性行員がいた。
彼は運良く「資金証券部」に異動し 今はそちらを専門にやっている。
また別の男性行員は、銀行を辞めるために「中小企業診断士」や「宅建」などの資格を取りまくって、営業をしなくて済む企業の職種に無事転職した。
かくいう私自身、銀行の預金やクレジットカードや保険のノルマが嫌いだった。留学した後外資系に転職し、最終的に「会計」の道に進んだ。
外資系企業の「経理部」では、財務諸表作成や管理会計、分析や税金計算など 与えられた仕事をきちんとこなせば、きちんと評価してもらえる。
お客様に気に入ってもらわなきゃ、と焦ったり
足りないノルマに頭を痛める日々からは解放された。
私の場合は、簿記を勉強して アメリカの公認会計士の勉強をするまでトータルすると4、5年かかったと思う。
完全に会社を辞めて、資格試験勉強に集中した時期もある。
私は、結婚して、主人がいたから収入がなくなってもやっていけたが、
息子は、途中で会社を辞めて資格を取る事は財政的に難しくなるだろう。
だからこそ、息子の就職はミスマッチを出来る限り防ぎたい。
単純に「上場企業、有名企業に就職出来る大学の学部」のものさしのみで、学部を選んでしまうと、後になって、「こんなはずじゃなかった」となる可能性があると思う。
もちろん、親が見る子供の姿と
他の人が見る子供の姿はイコールではないかも知れない。
そして、大学4年間で子供の性格や資質が変わっていく場合も大いにあるだろう。
でも、本質はそう変わらないと踏んで
専門を身につける or 公務員になる場合に
どんな学部が最適になるのか
次の回で考えてみたい。