入梅

　紫陽花が雨にうたれて美しい
雨の中の散歩辛い
雨だから楽しめる風景もあるが幸には分からない
一度のおしつこで帰りだがる

天気予報では三日ほど雨雨とのこと
今も激しい雨音が聞こえてくる
合羽を着せても頭と尻尾がびしょ濡れ

　元気を出していざ行かん
　幸より　

幸

　　幸の主治医先生にもの申す
　我が娘たちに信頼されてる先生

　　医者が多くなると何かと大変？先生のこと
　私も娘同様、診察も治療も上手と今も思っています

　　だから幸と散歩ができるのでしょう
　感謝しています、
　　新しい先生は過去のカルテを見て
　処置された先生の助言をお聞き下さい

　　一年の命が今あり、でもよたよたの千鳥足
　今さら苦しめることは忍びない
　
　　幸の天寿を感じたら
　先生のお言葉に従いお伺いします
　其の時は宜しくお願い致します

　　　　　　　　　　幸の家族より

幸

　　嬉しいことだ
　幸の食欲がある、案じていた排便も二日に一回ある。
　いつも思うのだが
　病むこと、老いること｛私も｝を幸の毎日から感じ取る

　　古代から、不老長寿は権力者の最大の願い
　否、凡人も等しく元気で長寿を祈願したことだろう

　　残された幸の命
　幸の大好きな食べ物を与え、今の日を共に生きよう

　　昨日ペット診療所に行く｛娘たちが信頼している｝
　何か虚しい先生の言葉に寂しさを感じた
　
　　患者と医者　商売　倫理　？