Earth Spiral

Survival&Creative life. 
大地と魂の声を聴き、自分の道を歩め

このブログについて

たまに更新します。
最近はnoteに記事を書いていますので、Earth Spiralのnoteもご覧ください。
note Earth Spiral
星々のことば/猫の言い分/Plant Medicine/白魔術研究所ほか

[Camunet newsletter]カムネットの連載記事バックナンバー

2008-03-13 | ホリスティック医学・インテグラル理論
昨年から、カムネット(代替療法利用者ネットワーク)の
ニューズレターで、記事を書かせていただいている。
少しづつアップしていこうかなと思っているので、
関心のある方は見てください! 結構長いです。

魂のシフトチェンジ~飼い猫の死に想う~

2007-11-26 | ホリスティック医学・インテグラル理論
11月24日の満月の日、飼い猫は天に召された。
昼に用事があった私を待っているかのように、
夕方戻ってきて1時間ほどしてからのことだった。
きちんと、見取ってあげることが出来た。

なんだか、一瞬、とても空気が静かになって、
天使か、お迎えなのか、何者かが通った気がした。
いろんな気づきを与えてくれて、
彼女の魂は肉体を去っていった。

今日は、哲学堂の霊園で火葬をしてもらうために出かけた。
火葬が終わるまでの間、外に出て空を見上げると、
鳥が翼を広げ、太陽に向かっていくような雲を見た。
携帯カメラなのでわかりにくいですが。

満月の次の日は雲ひとつない快晴だったので、
太陽に乗って、また新しいものが始まるんだなと、いつもの朝と違って感じた。
そんなことを考える古代の人々の気持ちがなんだかわかる気がした。
そして今日は、いろいろな形の雲が立ち現れた。
だいぶ前になるが、父の火葬の日もお寺に向かう車の中から、
彩雲をみたことを思い出した。

アントロポゾフィーの先生が、「お天気は冥界の人が起こしている。
だから農業など自然と向き合う仕事は、もっともスピリチュアルなんです」
そういっていたことと関係あるのかもね。

猫さんは、やることをやって肉体を去り、魂がシフトチェンジしたけれど、
私は生きながら、魂の死と再生を味わっている気がする。

地に起きていることは、天にも起きていて、
外におきていることは、内にもおきている。

そんなことを感じた数日間でもあった。

生老病死のプロセス~飼い猫の看病に思う~

2007-11-23 | ホリスティック医学・インテグラル理論
飼い猫が病気になった。
14歳なので、だいぶおばあさんでもある。
猫だから腎臓かなと思いきや、検査をしたら肝臓だった。

今は彼女は近所の友達のところで暮らしているので、
普段から不調のときは大体、わたしがハーブやらホメオパシーを持っていって
ケアをすることになる。
私は「なんかやってくれる人」と思っているらしい。
何か飲まされるのは大嫌い。マッサージは喜ぶ。

元気になって欲しいけれど、ある程度、覚悟も必要だ。
今までの自分だと、治るか治らないかにとらわれていて、
治らないと敗北感のようなものを感じるので、
死を受け入れる覚悟をするなど考えられなかった。

身近で大切な人の死といえば、自分の父のことがある。
もう、9年ほど前だね。
父が癌で闘病中は、全く死を受け入れる覚悟などできなかった。
ホリスティック医療を知ったことや、医療の理不尽さを感じたのもそのときだった。
とにかく、病気や死の影に負けまいとしていた気がする。

飼い猫と父が同等なわけではないが、
彼女の場合、同じく大事な家族であることには違いない。
今回は、きちんと自分が病を忌み嫌っていたり、
死を拒絶している感情に向き合ってみようと思った。
というか、今までは病を嫌い、死を拒絶していたという意識すら
なかったかもしれない。

この3連休は、いろいろなイベントがあり、
自分のやるべきことや取り組むことを促進していくためには、
参加したり、関わりたいと思ってたけど、できるものはキャンセルしようと思う。
自分自身と大切な家族の生老病死に向き合うには、
同時進行はあまりにも受け取るものが多すぎて消化しきれないので。

今、自分に必要なことは彼女と向き合うことが必要なんだと思う。
しかし、なんだか穏やかな気持ちになっている気がする。
猫から豊かな時間を与えられている気がする。




つながりの医療の創造へ

2007-11-13 | ホリスティック医学・インテグラル理論
11月10日、11日は
日本ホリスティック医学協会のシンポジウムだった。

長時間にわたり、様々な講演者、パネリストの発表があったので、
なんとも報告のしようがないけれど、
一言で言うと、ここから本当につながりがつくられて、
社会を変えていく力になればいいなという気がした。

よく、上野圭一氏(カムネット副代表)が言っているように、
プロバイダー(提供者)側ではなく、消費者側の動きが大事って、
私もそう思うのです。社会を変える力は、それに尽きるので。
でも、自分が何かやっても、力不足、何の影響もない、
そう思ったら、誰も動かないのだよね。
自分の意思が反映される社会づくり、そういうことも必要だ。

ところで、今回は私は、パーマカルチャーセンタージャパン
代表として(代表代理)出席しました。
医療は医療の中で解決し切れない問題が出てきた。
生活習慣病と言うけれど、生活環境病といってもいい病も増えた。
食の問題も、ストレスの問題も生活環境が問題といってもいいかもしれない。
自分にとって悪い生活習慣をしていたら、それは環境にとっても悪いこと。
同じことなんですよね。

今の病んでいる世の中をどう診断し、どう処方箋を書くか、
そんな問いがディスカッションであった。
個人的にはこう、答えました。

自然が回復できるペースを超えて、我々が消費しているからである。
大量生産大量消費を繰り返す生活、それを助長する経済のシステムと貨幣制度。
二元論と要素還元主義の近代科学の考え方が根底にある時代に
生まれ育った私たちは、違和感を感じながらも、
その違和感の元を知ることもなく生きる羽目になる。
だって、二元論と要素還元主義の教育を受けてるから、
頭の中がそうなっているんだもん。
しかし、代替療法や、パーマカルチャーなど、
オルタナティブな考え方に出会うことで、
何が違和感の原因だったのかが明確になってきた。

そして、世の中の病を癒す方法として、貨幣制度の問題が大きいと思っていて、
本などで学び始めたけれど、複数の人々が言っているのが、
システムを変えることを話し合うのはたやすいことだけれど、
本当に変化すべきなのは、人間の精神と意識であると。
だから、自分ができることとしては、自分のアロマやボディワークの仕事を
通して、ひとりひとりが自分らしく、自分の光を見出して生きること、
どう生きるべきかに気づくことをサポートすることだ。

そんなふうに答えた。

後になって、これを言えばよかったなと思ったことを付け加えると、
個人でできることはやるとして、せっかくのネットワーク、
ここで、みんなが進むべき未来をどう考えているかを話し合い、
どんな社会にしたいのかという提言をつくったらよいなと思った。
どんな社会にしたいのか、それを思えば、
どんな教育が必要で、医療・福祉はどうあればよいかがおのずと分かる。

人類は、なんとなく流れ着いてこういう歴史になったのだと思うが、
環境の危機(地球は壊れないけれど、人間が住めない環境になるってこと)、
それから、社会の危機に早急に対応しなければいけないとしたら、
先を考えて、じゃ、今どうするかという
バックキャスティングとかいうやり方をしないと、間に合わない。

一部の人がつくりあげるのではなく、生活者として、一人ひとりが提言できる場が
何かできるといいなと思うのでありました。

最後に、
ホリ協スタッフの皆様、PCCJスタッフの皆様、各出演団体の皆様、お疲れ様でした。