今、日本の政治家との関係性はもちろんのことながら、旧統一教会のトンデモ教義が紹介されたり(アダム国家、エバ国家とか)、文鮮明が日本のみならず米国の政治ともつながっているような話がマスメディアでも言われ始めたようだが、そうしたときに湧いてくる、なんでそことそこがつながる???という疑問がつながっていくような記事。
終戦の日を前に、振り返っておきたい戦争と戦後の日本のこと。問題の根は深い。ずっと感じている日本という国に感じるきもちわるさ、悪臭の元もなんとなくわかる。
長いです。
「このような野心を持った元皇民、 負の現人神とでもいうべき教祖が、 朝鮮戦争後に日米韓の右派勢力を結ぶパイプとして機能するようになった。 一面においては、 天皇が列島の共産主義を封じるための魔除けとして米国に操られたのと同じように、 文鮮明という現人神も冷戦の最前線である半島の共産主義を駆逐するための駒に過ぎなかった、 という見方もできる。 その一方において、 性病を思わせる文鮮明の聖/性なる浸透力からは、 政治的な思惑を超えた大きなものの働き、 戦後の極東の死角という死角からにじみ出る闇の力の存在を感じずにはいられない。 ひとつの帝国が武力によってある地域を飲みこむとき、 帝国は同時に文化的な侵入を被ることになる。 文鮮明という負の現人神が大日本帝国の落し子であるのだとしたら、 戦後に神を見失った日本はその落し子の列島への回帰に見舞われ、 免疫のないものたちが感染してゆくことになる。 あるいはむしろ、 病に感染してしまうのはまさに現人神の物語を感知してしまう素地が帝国によって用意されていたからなのだと言ったほうがいいのかもしれない」
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父、文鮮明のこと──負の現人神