自分のエコロジカル・メディスンを考える

エコロジカル・メディスンは、前にご紹介した書籍を、
私が見つけてきて、このコンセプトを多くの人に伝えたいという思いで、
2年間ほどこの言葉を使ってきました。
思いのほか、関心を持ってくださる方がいて、
自分の健康のことと環境のことを同時に考える重要性を感じている人も
多くいるということを知ることが出来ました。

エコロジカル・メディスンとは、何か特定にやり方があるのか？
メソッド的なものなのか？　新しいセラピーなのかと思われる方もいるようです。

ホリスティック医学というのは特に決められたメソッドではなく、
パラダイム（考え方）であるのと同様、
エコロジカルメディスンもパラダイムであると捉えてください。

そして、米国では非営利団体Bioneerが、様々な問題を抱えた社会や地球を
回復させるための具体的なアクションを行っています。
様々な分野の専門家や一般市民、自治体が知恵を出し、協力し解決していくための様々な活動を行っています。
エコロジカルメディスンは様々な活動の中にあるコンセプトのひとつです。


先人の活動から学ぶには書籍『Ecological Medicien』を呼んで見られるのがよいでしょう。
ウェブサイトから情報を得ることも可能です。
Bioneer

『Ecological Medicine』から、参考までに、取り組みの方向性についてご紹介します。

わたしたちが取り組むべきこと
・もう一度、今の自分達が生きる環境の問題点を知ること
・伝統の知恵からヒントを学ぶこと
・生態学など最新の科学が解明している自然の仕組みを知ること
・自分の感性を使って、自然を感じること
・地球の生態系への畏敬の念を持つこと
・地球に生きる生物との仲間意識をもつこと

米国と日本では、根底にある自然に対する感性も異なります。
同様な活動が必要なのか、日本では何が問題なのか・・・。
それは、これから自分たちの感性で考えていくべきものです。
しかし、日本の文化も欧米化してきているので、
米国での取り組みは大いに参考になると思います。

先人の知恵を聞きつつ、自分たちで感じ、知り、行動するということを
広げていければと思います。
関心を持ってくださった方が、自分なりのエコロジカル・メディスンを
見つけることが出来ることを願います。