Earth Spiral

Survival&Creative life. 
大地と魂の声を聴き、自分の道を歩め

北のグレートスピリット

2014-02-19 | 日記的な


北米の先住民族の世界観にメディスンホイールというものがある。
それは、東西南北、そして天と地にグレートスピリット(精霊や神のようなもの)が
存在し、それぞれのグレートスピリットから私たちはギフトを受け取って生まれてきた、
というような考え方だ。



東西南北という4つの方向は、それぞれが、春秋夏冬に対応している。
北のグレートスピリットは、私たちのマインド(精神)であり、
精神は瞑想によって養われ、癒されるもの。
そして、物事の本質、エッセンスを見抜く力を養い、
次の春に芽を出すための種を心に宿す力を私たちに与えてくれる。

私は、裏磐梯に住むようになってから、
この、北のグレートスピリット、すなわち、冬の精霊の力を
身をもって感じることができるようになり、
メディスンホイールの言わんとしていることが腑に落ちた。



2月は、普段は雪があまり降らない地域に、大雪が降った。
雪は何もかもを覆い隠し、美しく見える反面、
冷酷で恐ろしいものであるということを、感じた人も多いはず。

豪雪地帯の裏磐梯では、12月終わりぐらいから
雪が解けず、根雪になると、3月いっぱいは一面雪に覆われたままになる。
人間の営みは毎日続いていくけれど、
雪があることでできないことがたくさん出てくる。

冬になれば、冬モードに切り替えざるを得ない。

この時期には、その年にやってきたことを振り返り、
そのエッセンスを抽出し、種を取り出し、
次の春のスタートダッシュに備える、
ということが、自然と冬の暮らし方になってきた。

情報も経済も絶え間なく流れていく現代社会では、
その忙しいスピードを止めることができない。
止まることへの不安、取り残されるという強迫観念なのか、
ずっと、動き続けている。

しかし、人が生きるということは、
機械ではないのだから、
ふと立ち止まりたくなったり、
何をやってもうまくいかなくなったりすることもある。

そんな時期は、北のグレートスピリットからの贈り物だと思い、
止まって静かに座り、今ここにあるものを眺めて、不要なものを浄化して、
次に進む前に、今までの種を取り出す作業をしてみればよい。

冬が過ぎれば、芽生えを予感の春が来て、
とどまることなく成長する夏が来て、
果実を収穫する秋が来る。
そしてまた、冬の瞑想の季節がやってくる。

忙しすぎる今の世の中を見ていると、
この、北のグレートスピリット、
冬の精霊の力が欠けているといつも思うのです。

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この度の大雪で、もう雪なんか見たくない!
という方も多いのではないかなと思いますが…

3月31日まで、一面銀世界の裏磐梯での
冬のリトリートセッションを受け付けています。
詳細は以下をご覧ください^^

冬のリトリートセッション
アロマボディワーク&リーティング(ハーバルタロットか占星術)




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