Earth Spiral

Survival&Creative life. 
大地と魂の声を聴き、自分の道を歩め

花粉症と環境問題

2008-03-20 | パーマカルチャー的暮らし
花粉症が辛い季節です。

先日、J-waveで、花粉症は環境問題であり、国のせいである、
という話をしていた。いまごろ?と思ったけれど。

スギやヒノキは、まっすぐ伸びるから建築材としては扱いやすい
などの理由で、広葉樹林を切って、植林した。
ちょうど、成長してきて、材として使えるかな~
という時に、海外からの安い木材が輸入されてきて、
国内の林業は廃れてしまった。
簡単に言うとこんな感じかな。

そのまま放置された杉たちは成長して、花粉を飛ばし始め、
花粉症になる人が年々増えてきたということ。

問題点がいくつかあると思う。
①生態系を無視ししてもともとあった樹木を切ったこと
②使いやすさだけを考えて杉ばかり植えたこと
③経済効率を優先させて輸入材を選んだこと
④その後、どうなるかを考えなかったイマジネーションの乏しさ
などなど。

結果的に、林業もすたれて、花粉症になる人も増えて、
「自然に対する配慮」も「人に対する配慮」もなされなかったということだ。

花粉症の人はいっぱいいるので、そのための薬なども売れて、
経済的には「貢献した」ともいえる。
製薬会社とか儲かってる?

それで、今、一生懸命、杉を切っているらしいよ。
その後どうするのでしょう。

このことから、考えなければいけないことは、
今なされていること(道路を作るとか、施設を作るとかいろいろ)、
特に、税金を使ってなされていることが、
同じことになっていないかを考えなければいけないと思うのです。

何十年後かに自分の健康を阻害しかねないことがおきているかもしれない。
自分はあと50年も生きたら充分だけれど、その後の世代に
影響がでるようなこともやっているに違いない。

花粉症は日本人の国民病だとよく言われる。
そこには、今の環境問題、社会システムの問題、
そして、日本人の精神構造の問題とか、
いろいろな要素が凝縮されている気がする。

ちなみに、私は2年前に治りました。



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