10月から『百合と薔薇 ゲーテ・シュタイナー的自然観察への誘い』
の読書会をパイロット的にはじめました。
この本は、数学者でシュタイナーの人智学に造詣の深い丹羽敏雄先生の著書。
シュタイナー自身が書いた本は、なかなか難しくても、
丹羽先生の文章は、だいぶわかりやすい感じがします、私は。
『百合と薔薇』の前に『星々と木々』という、
惑星と樹木の関係を書いた本があるのですが、
先に、これを家族にプレゼントしたら「全然わからない」
と言われたのを思い出します。
私は、植物と天体、人体やエレメントに関することが、
惑星ごとによくまとまっていて、分かりやすい!って思ったのですが、
確かに、普通は人智学の基本的知識がないと読み解けないかも、
と思っていたら、その後に出版されたのが、この『百合と薔薇』が刊行されました。
最初は基本的な植物観察の話が、チューリップをじっくり見ることを通し、
やさしく語られているので、これを使って勉強会をやりたくなった次第。
--------------------------------------------
前置きはこのぐらいにして、
実際初めてみるとどうだったか…。
これが、面白い!
本を読みながら、必要なところを解説していきます。
第1章は、基本的な植物観察を、チューリップや
他の植物を比べながら展開していきます。
実際に庭に残っている花があまりないのですが、
チューリップに似たものを採ってきて、
葉っぱも何種類か採ってきて、
実際に植物を触っての観察もしてみました。
葉っぱもいろいろと比べてみました。
じっくりと観察すると、
そこには全く気付いていなかった自然界の神秘が姿を現します。
「植物は身近に在れど、こんな視点で見たことがなかった!」
「子ども達にも、こういうこと教えてあげたい」
など、みんなが子供のようにワクワクしてしまう状態に。
「飾っていた花の花弁を数えて、7枚あったけど、どうしてなのか考えてしまいました」
「庭の植物の葉っぱの葉脈を、じっくり観察してしまいました」
とか、植物を見る新しい視点が加わり、
疑問がわいて来たり、興味がわいて来たり。
そんな第1回目でした。
第2回目は、花の姿の中に人の心を見る、
というテーマで、花と感情のお話が出てきます。
それも、ただの印象だけではなく、
植物の形や振る舞いなどを、しっかりと観察し、導き出しいていくという、
ゲーテ・シュタイナー的な植物観察の神髄がだんだんと語られてきます。
1回目に輪をかけて、また、みんなでワクワクと驚きの時間となりました。
「植物が1人1人の人間に見えてきた」
「考えたことがない事ばかりで、新しい視点を持てた」
「感じたことを、言葉で表現することの大事さを感じた」
「花の意味や、存在感が自分に迫ってきた」
など、それぞれ素敵な感想をシェアしていただきました。
-----------------------------------------
世界は素敵な不思議なことで満ちている、
ということを、子どもの時に土台として感じることは、
とても重要なことなのではないかと感じます。
そうすると、自ずと自分の中から興味関心や問いがわいてきます。
教育って、そういうものじゃないかな。
つまり、現代に物質主義的世界観のみを土台とした教育では、
何かに閉じ込められた閉塞感は感じられても、
ワクワクも希望も感じられないのではないかと思うし、
人が健全に育たないのかなと思います。
もりとアートの学校では、自分の生きる世界を、
ちゃんと見ていけるような勉強会や講座を、
これから、もっとたくさんやって行きたいなと、
この読書会をやりながら、だんだんと強く思っています。
https://earthspiral.jp/
の読書会をパイロット的にはじめました。
この本は、数学者でシュタイナーの人智学に造詣の深い丹羽敏雄先生の著書。
シュタイナー自身が書いた本は、なかなか難しくても、
丹羽先生の文章は、だいぶわかりやすい感じがします、私は。
『百合と薔薇』の前に『星々と木々』という、
惑星と樹木の関係を書いた本があるのですが、
先に、これを家族にプレゼントしたら「全然わからない」
と言われたのを思い出します。
私は、植物と天体、人体やエレメントに関することが、
惑星ごとによくまとまっていて、分かりやすい!って思ったのですが、
確かに、普通は人智学の基本的知識がないと読み解けないかも、
と思っていたら、その後に出版されたのが、この『百合と薔薇』が刊行されました。
最初は基本的な植物観察の話が、チューリップをじっくり見ることを通し、
やさしく語られているので、これを使って勉強会をやりたくなった次第。
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前置きはこのぐらいにして、
実際初めてみるとどうだったか…。
これが、面白い!
本を読みながら、必要なところを解説していきます。
第1章は、基本的な植物観察を、チューリップや
他の植物を比べながら展開していきます。
実際に庭に残っている花があまりないのですが、
チューリップに似たものを採ってきて、
葉っぱも何種類か採ってきて、
実際に植物を触っての観察もしてみました。
葉っぱもいろいろと比べてみました。
じっくりと観察すると、
そこには全く気付いていなかった自然界の神秘が姿を現します。
「植物は身近に在れど、こんな視点で見たことがなかった!」
「子ども達にも、こういうこと教えてあげたい」
など、みんなが子供のようにワクワクしてしまう状態に。
「飾っていた花の花弁を数えて、7枚あったけど、どうしてなのか考えてしまいました」
「庭の植物の葉っぱの葉脈を、じっくり観察してしまいました」
とか、植物を見る新しい視点が加わり、
疑問がわいて来たり、興味がわいて来たり。
そんな第1回目でした。
第2回目は、花の姿の中に人の心を見る、
というテーマで、花と感情のお話が出てきます。
それも、ただの印象だけではなく、
植物の形や振る舞いなどを、しっかりと観察し、導き出しいていくという、
ゲーテ・シュタイナー的な植物観察の神髄がだんだんと語られてきます。
1回目に輪をかけて、また、みんなでワクワクと驚きの時間となりました。
「植物が1人1人の人間に見えてきた」
「考えたことがない事ばかりで、新しい視点を持てた」
「感じたことを、言葉で表現することの大事さを感じた」
「花の意味や、存在感が自分に迫ってきた」
など、それぞれ素敵な感想をシェアしていただきました。
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世界は素敵な不思議なことで満ちている、
ということを、子どもの時に土台として感じることは、
とても重要なことなのではないかと感じます。
そうすると、自ずと自分の中から興味関心や問いがわいてきます。
教育って、そういうものじゃないかな。
つまり、現代に物質主義的世界観のみを土台とした教育では、
何かに閉じ込められた閉塞感は感じられても、
ワクワクも希望も感じられないのではないかと思うし、
人が健全に育たないのかなと思います。
もりとアートの学校では、自分の生きる世界を、
ちゃんと見ていけるような勉強会や講座を、
これから、もっとたくさんやって行きたいなと、
この読書会をやりながら、だんだんと強く思っています。
https://earthspiral.jp/