宝冠をかぶり十二単に着替える儀式が、皇族女子の本来の成人の儀式である。
成人の儀式は、大人の服装になる儀式。
一般で言う「お宮参り」「七五三」に平安時代の乳児服、幼児服を着用したのなら、十二単を着ないと大人になった証にはならない。
なぜ、十二単を着る成年式が出来ないのか。
伝統行事をそのまま行うと、
・皇室は元来男女平等
・宮家の男子より内廷の女子が厚遇され、性別に関係なく内廷の長子が最も厚遇される
という事が公になって、皇位継承に不都合だからだ。
伝統行事は伝統的な装束で行うから伝統行事なのである。
十二単で行う主要な儀式を省き、欧米文化のドレスだけで行えば、はるか昔からある成人の儀式も伝統行事とは言えない。