男系男子継承を継続する理由として、「欧州王室とは成り立ちが違う」という事が一番に挙げられる。
しかし、日本の皇室も欧州王室も継承法は同じだ。
血縁者に順位を付ける条件はひと通りしかないのである。
継承法は、「当代の君主と最も血縁が近い」という事を継承の正統性とし、継承の条件としている法律だ。
継承順位1位は、現在のところ秋篠宮殿下だが。
当代天皇との血縁関係は2親等の兄弟関係。
「男性皇族の中で当代天皇と最も血縁が近い」
というのは、法的にも社会的にも意味を成さない。
皇室典範第二条の2では
前項各号の皇族がないときは、皇位は、それ以上で、最近親の系統の皇族に、これを伝える。
とある。