雅子様はチャールズ国王主催のレセプションを欠席したが、非礼にはならない。
昭和天皇の大喪の礼に英王室から出席したのは、エリザベス女王の夫フィリップ殿下お一人だったからだ。
日本の国葬ではフィリップ殿下お一人しかおもてなししなかったのに、両陛下がおもてなしを受ければバランスを欠く。
かといって、天皇陛下お一人での国葬ご出席というのも、よろしくない。
両陛下はエリザベス女王から国賓として招待を受けていたからだ。
皇室や王室は権威を守り、両国の良好な関係を保つ為に、相手国と同程度のおもてなしをする、おもてなしを受ける事が肝要である。
フィリップ殿下お一人しかおもてなしを受けなかった英王室が、両陛下お二方をおもてなしすれば、英王室が下と考えられる。
一方で、昭和天皇のご葬儀への出席がお一人だった英王室の葬儀に両陛下が出席されれば、日本の皇室が下という見方も出来る。
雅子様が無理をしてレセプションに出席するより、体調を理由に欠席された事は、返って両国のお付き合いのバランスを取る事になった。