ダリちゃん 「よくあるネイティブの間違いは、大体ライティングミスだね。例えば、it’sはit isのことだけど所有のitsとよく間違える。同じようにthey’reは they areのことだけどthereとよく間違える」
私 「へ~」
ダリちゃん 「またね、He could’ve を He could ofと書いてしまう。発音が全く同じだからね (It happens because pronunciation is exactly the same.) わしは、メールを送るとき少なくとも3回は見直すね (I usually read at least three times when sending e-mail.)」
私 「……」
ダリちゃん 「またね、If he had come home early, he could have met her. (彼が早く家に帰っていたら彼女に会えていたのに)というところIf he would have come home early,……と言ってしまう。ちょっと頭悪い感じがするけどね (It sounds uneducated.)」
私 「なぜ、wouldを入れるの?」
ダリちゃん 「さあ、なぜかわからないけど、ついついwouldを入れてしまうんだろうね」
私 「……」
ダリちゃん 「ほかにもあるよ。I couldn’t care less……(まったく気にしてない)は正しいが、正しく使っているのはネイティブの半数以下だね。半分以上のネイティブは間違ってI could care less……と言ってしまう」
私 「……」
ダリちゃん 「また、He got a book.(彼は本を手に入れた)とHe has a book.(彼は本を持っている)は「彼は現在、本を持っている」という意味で状況的には同じなので、同じ意味だと思っているネイティブがいる。特に子供はね。そこから派生してHow much money do you have?と言うべきところを、間違ってHow much money do you got?と言ってしまうことも多い。また、最悪なのはI don’t got a book.と言ってしまうネイティブもいる。まったくの間違いだけど」
私 「ネイティブがI don’t got a book.と言うと、それはそれで正しく聞こえてしまうけどね……」
キーワード
uneducated: 無教育な、無学な
コメント
このトピックはダリちゃんのたっての希望でブログに組み入れることになったのだが、日本人の私には高級すぎて閉口してしまう内容であった。ちょうどスウェーデン人からシュールストレミング(注)が珍味なので是非食べてと出されたような感じ。本トピックの良さがわかるまでまだまだ英語の修行が必要だと思われる。
(注) シュールストレミング (Surströmming): 主にスウェーデンで作られる、ニシンの塩漬けを缶の中で発酵させた食品。強烈な臭いがあり「世界一臭い食品」とも呼ばれている。