お釈迦様の教戒「佛教聖典」より
この世には三種の人がある。
岩に刻んだ文字のような人と、
砂に書いた文字のような人と、
水に書いた文字のような人である。
岩に刻んだ文字のような人とは、
しばしば腹を立てて、その怒りを長く続け、
怒りが、刻みこんだ文字のように消えることの
ない人をいう。
砂に書いた文字のような人とは、しばしば腹を
立てるが、その怒りが、砂に書いた文字の
ように、速やかに消え去る人を指す。
水に書いた文字のような人とは、
水の上に文字を書いても、流れて形にならない
ように、他人の悪口や不快なことばを聞いても
少しも心に跡を留めることもなく、
温和な気の満ちている人のことをいう。
~ 感謝・合掌 ~