福岡大学映画研究部

福岡大学映画研究部の活動報告・情宣をしていきます。
本学構内で年に5回、商業、自主制作映画の上映会を行っております。

鑑賞課!!『キンキーブーツ』(ネタバレ注意)

2016-10-18 10:04:39 | 鑑賞課
こんにちは!鑑賞課長です!

今回鑑賞した映画は…


『キンキーブーツ(2005)』です!

《あらすじ》
父親の突然の死により、倒産寸前の靴工場を相続し、工場の起死回生に頭を悩ませる優柔不断な青年チャーリーは、偶然出会ったドラッグクイーンのローラからインスピレーションを得て、ドラッグクイーン用のセクシーなブーツを新商品として開発しようと思いつく…。

『ティモシーの小さな奇跡』のジョエル・エドガートンと『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォー主演のコメディ映画です。キウェテル・イジョフォーのドラッグクィーンの姿にも注目です!

みんなには主人公のチャーリーとローラが抱える共通の悩みは何なのかについて注目してもらいながら観てもらいました!

2人が共通の悩み…実は冒頭のシーンにヒントがあって、
・子供時代のローラが女の子用の靴を履いているところを父親に怒られるシーン
・子供時代のチャーリーと父親との思い出のシーン
2人の悩みとは「父親の存在」だということがわかります。

チャーリーは父親の靴工場を引き継ぐことになりますが、社員から信頼されていた父親のようにはなれず苦労します。
ローラは「心は女の子の男の子」ということを父親に認められず自分もそのことに自信が持てません。(女装したローラだと自信が持てるのに本来の姿になると自信がなくなります)

では2人はどうやってこの悩みを克服したのか…それは自分自身を認めることだと考えました。
チャーリーは「僕は父親じゃない!!」と自分のやり方で工場を守ります。それによって社員からも認められるようになりました。
ローラは男性でもなく女性でもない女性の心を持った男性としての自分を認めることで自信を持ちます。


このように登場人物の抱える問題や悩みは何なのか考えてそれに対してどうやって克服していくかを観るのが映画の楽しいところでもありますね!

以上で活動結果報告はおわりです!

なんと!!いよいよ来週が私が鑑賞課長を務める最後の課会です!寂しいですね…(笑)
来週もよろしくお願いします!!