福岡大学映画研究部

福岡大学映画研究部の活動報告・情宣をしていきます。
本学構内で年に5回、商業、自主制作映画の上映会を行っております。

鑑賞課!!『12人の優しい日本人』(ネタバレ注意)

2016-05-31 08:42:22 | 鑑賞課
こんにちは!鑑賞課長です!

今回鑑賞した映画は…

『12人の優しい日本人』です!

《あらすじ》
ある陪審審理のために、素性も考えも裁判への意気込みも全く異なる、12人の一般市民が陪審員として会議室に集められた。評決は全員一致が原則である中、最初の決で12人全員が『無罪』に挙手。呆気なく審議終了・解散となりかけたところ、陪審員2号が「話し合いがしたいんです」と言って意見を『有罪』へと翻す…。

三谷幸喜脚本のコメディ映画です!
元ネタはあの『十二人の怒れる男』です!


鑑賞後は面白かったシーンについての感想を聞きました!

タイプの異なる人たちのまとまらない話し合い…。「こういう人自分の周りにいるなー」と思ったり…。そして二転三転する展開…。
鑑賞中もみんなクスクス笑ってました(笑)さすが三谷幸喜さん…!!

元ネタの『十二人の怒れる男』は「有罪」から「無罪」へとなっていくお話だったのでこの作品は「無罪」から「有罪」になるお話かと思いきや…この人の登場によって意見は違う方向へ…
そこで繰り広げられるみんなの推理も面白かったです!(笑)

以上が今週の活動報告です!
最後に…

「ジンジャーエーーール!!!」

(映画を観た方にはわかるはずです笑)

制作一課!絵コンテ!

2016-05-25 16:22:45 | 制作1課
こんにちは!制作一課長です!

今回は絵コンテの課会を行いました。



絵コンテとは、映像を作っていく上での設計図です。
作りたい映像の撮影がどのように行われるのかを、カメラマンや役者に伝えなければなりません。
つまり、必要な情報は書かないといけませんが、必要のない情報が多いと、本当に必要な情報が分かりづらくなるので必要ない情報は書かなくてもいいということです。



このコンテの④のように人物や物などがあるということが分かればいいです。
もしかしたら②のように、重要なものと人物さえ分かれば、極端に言えばいいということですね。

絵コンテは、映像や脚本のように正解があるものではないので、人それぞれのセンスなどになっていくので難しいですね。

ここで、上記した通り、絵コンテとはなるべく必要な情報のみを的確に提示しなければならず、”伝わる”ということが重要であるということから、今回はゲーム感覚でそれを実感してもらいました。
内容は、グループを作ってもらい、そのうちの一人がお題を聞いてそのお題の絵を書いてもらいます。
班員はその絵が何なのかを当ててもらいます。
さらに、いかに必要な情報だけを書いてもらうかが狙いだったので、早く当てた班からポイントを付与していくゲーム形式にしました。

映画研究部の画力と伝える力、そして必要な情報を選び抜く力の見せどころですね。



結果、みんな素晴らしい絵を書いてきました(汗

犬と言っても、様々な捉え方や様々な伝え方があると分かりました。




伝えるって難しいですね…
はい、ゲーム感覚で絵コンテの”伝える”ということを体感してもらうのはほどほどにして、後半はまた別のことを行いました。

後半は、各班「絵コンテを描いて撮影を行う。」それが終わったら「別の班から絵コンテをもらって、その絵コンテを元に撮影を行う。」そして、「自分の班と絵コンテをくれた班が撮った動画がどれだけ違うか確認する。」という、これまた”伝える”難しさを体感してもらいました。

結果、全然違う班やほぼ一致する班まで様々でした。
それらの班の絵コンテがどう違ったのかを見たのですが、やはり、人物をA、B、Cなど割り振って分けていた絵コンテや、Aが○○する。という指示を文字で書いていた班が的確に伝えるということができていたと思います。
必要な情報と必要ない情報って難しいですね!

新入部員と先輩も仲良くなってきたので、より一層団結して、これからも活動を頑張っていこうと思います!

鑑賞課!!『サイコ』(ネタバレ注意)

2016-05-24 08:39:34 | 鑑賞課
こんにちは!鑑賞課長です!

今回鑑賞した映画は…

『サイコ(1960)』です!
《あらすじ》
会社の金を横領した女が立ち寄ったベイツ・モーテル。そこには管理人の青年ノーマンと離れの一軒屋に住む年老いた“母”がいた……。

“サスペンスの映画の神様”と呼ばれたアルフレッド・ヒッチコック監督作です!!

『サイコ』といえばあの有名なシャワーシーンですね!

そしてみんなは驚愕のラストに驚いてました…(笑)

鑑賞後は恐怖を煽る演出について話し合いました!
BGMの強弱、殺人のシーンでのカメラワークや素早いカットのつなぎ方、登場人物の配置の仕方などみんな細かいところに注目しながら観れてました!

私が観ていて気になったのは、マリオンとノーマンが夕食をとりながら会話しているシーンで、マリオンが話すときは真横から撮っているのに、ノーマンが話すときは下から撮影して鳥の剥製を見せていたところです…。絶対この男何か秘密がある…(笑)


たまには演出に注目して観るのも良いですね!

それではまたお会いしましょう!!

制作二課!演技の課会①「発声・発音」

2016-05-19 10:34:59 | 制作2課
こんにちは!制作二課長の上村です!

今週の課会では、本格的に演技の内容に入っていきました。今回は演技初回ということで、基礎中の基礎と言える「発声と発音」をやりました。前半に発声、後半に発音の二段階に分けて課会を進めました。

さて、前半の発声です。
良い声を出すためには正しい呼吸法を身に着けることが重要です。最もメジャーなのは腹式呼吸なので、それをトレーニングの一環として実際に皆さんで行いました。


次に、腹式呼吸を応用した様々な発声トレーニングを行いました。皆とても良い声をしていたのでびっくりしました!
それが終わったら、「声」を使った二つのレクをやりました。「Calling You」と「ダウトゲーム」と呼ばれる二つのゲームです。最初に行った「Calling You」とは、人が何人か立っていて、一人がそのうちの誰かの背に向かって声をかけて、自分が声をかけられたと思ったら振り向いて応答するというシンプルなゲームです。これは言葉が持つ説得力を養うゲームとなっております。これが思った以上に難しくて、だれが声をかけられたのかわからないと言った人が結構いました。

続いて行った「ダウトゲーム」とはみんなが同じセリフを指定された表情で順番に言っていき、その中で別の一人が、誰がセリフと表情が一致していないのかを言い当てるゲームです。これは表情が持つ言葉のコントロール力を養うゲームとなっております。


これが意外にも、見事に正解を言い当てた人が続出だったので驚きの連続でした(;゜Д゜)皆鋭いんだな~と思いましたww


ここで前半終了です。後半は、発音をやりました。
正しい呼吸法が身について、ハリのある声が出せるというだけでは、まだ演技者としては不十分です。ここでは、言葉の意味を正しく伝えるためのテクニックを得るための講義を行いました。
言葉の発音には様々なテクニックがあることを、板書を用いて説明しました。アクセント、イントネーション、プロミネンス、ポーズ・・・など。

皆真剣に聞いていたので、演技に対しての意欲が僕のところまでジワジワと伝わってきました。
途中で、僕が作った資料を用いて、資料の文章中に間や区切りを入れる作業もやってもらいました。皆それぞれ特有の入れ方をしていたので、表現豊かなんだなと思いました。

最後に、これまで培ってきたたくさんの表現技法を用いて、班ごとに分かれて皆で朗読をしてもらいました。


最初のA班(りょう班)は芥川龍之介の「地獄変」を、続いてのB班(親方班)は「吾輩は猫である」を読みました。

どの班も皆、様々な表現技法をフル活用して自分なりに工夫してから朗読をしていたので大変心にグッと来ました!!課員の皆さんは、演技がとても上手なので羨ましいなと素直に思いましたwww

今回の課会は、一人一人が教わったことを素直に吸収していき、それを自分なりに活用していたので興味・関心・意欲は相当なものだなと思いました!嬉しかったです(^◇^)
今回僕が教えたことを皆さんが、今後の撮影なり日常会話なりと様々な分野で活用していけたら幸いです。

次回は、体を使った表現力を養う課会を行います。楽しみにしていてください!

それでは、また会いましょう(@^^)/~~~