・プロテオグリカンProteoglycan ぷろておぐりかん
動物成分の多糖(グリコサミノグリカンGlycosaminoglycan)の研究中1970年にグリコサミノグリカンとコアタンパク質CoreProteinが一定の結合様式で結合した糖タンパク質を発見しプロテオ(蛋白質のこと)グリカンと命名した。植物においては、植物特有の成分であるアラビノガラクタン(多糖類)とコアタンパク質が一定の様式で結合したものを指し、正式にはアラビノガラクタン-プロテイン(AGP)と呼ぶ。細胞壁や樹液に存在する。
糖たんぱく質の一種でタンパク質と多糖の結合した物質で、一定の結合様式を持った分子の総称。コアタンパク質(核心となるたんぱく質)、アミノ酸のセリンと糖質が結合しコンドロイチン硫酸(コンドロイチン)などの2糖単位で連続する多糖体が結合した化合物でコラーゲンやヒアルロン酸と、ともに身体組織や皮膚組織を維持している。
おもに動物の細胞間組織の構成成分として真皮、軟骨に存在する。一般の糖タンパク質ではタンパク質の占める割合が高いが、プロテオ(たんぱく質)グリカン(多糖類)では多糖の比率が70%と高い点が異なる。
ムコ多糖類(ねばねばしたたんぱく質と結合している多糖類)としてはヒアルロン酸とコンドロイチン(コンドロイチン硫酸)がある。健康食品で非加熱抽出方法により鮭の頭にある氷頭(ひず・鼻の軟骨)、鶏軟骨、魚軟骨から製造している。
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初版2021,6,25