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1980幎以前の䞭孊に家庭科、未必修の男性諞氏に医療埓事者を含め必芁かも。

〔🌰栗〕 食生掻に぀いお語ろう

2021幎10月24日 | çŸŽå®¹ãƒ€ã‚€ã‚šãƒƒãƒˆ
🌰◎栗Chestnut くり 
 
食欲の秋 味芚の秋です。秋の味芚を代衚する栗は瞄文時代の遺跡からも出土しおいたす。私たち人や山に棲(す)む動物たちが厳しい冬を乗り越えるために、自然が準備しおくれた恵みずもいえるでしょう。
ブナ科Fagales、クリ亜科Castaneoideae、クリ属Castaneaの高朚の総称を栗ずいいたす。䞻に北半球の枩暖、湿最(し぀じゅん)な地域に広く分垃し暹皮は暗耐色をしお萜葉暹で葉は、長さ812cmの狭い長楕円圢、鋞歯があり、互生しおいたす。 栗の長い花穂は雄花の集たりで、45mmの長いおしべが集たり、長さ1020cm黄癜色の尟状花穂ずなり垂れ䞋がっお、ちょうど梅雚時に満開になりたす。
雌雄同株で長い花穂は独特の銙りがあり雄花の根本に咲く雌花の存圚はあたり目立たず雌花は盎埄3mmほどの総苞(そうほう:花を支える䞋の緑色郚分)に23個入っおいたす。この花が成長しおむガに包たれた栗の実を぀けるのです。
栗の朚は、怎茞の原朚、薪(たき)、炭、建築土台、枕朚、家具の材料ずしおも利甚しおきたした。
英語では栗の実はChestnutチェスナットずいい皮子を食甚に栗の朚はChestnut treeです。 日本では䞀般的に栗の事を「マロン」ずも呌びたすが、 元々フランスで栃の朚マロニ゚Marronnierの実Marronでマロングラッセを䜜っおいたした。 その埌「栗の実」を䜿うようになったこずからそのたたの名前も䜿っおいるのでしょう。正匏には栗はChataignes(シャティ)ずいい小型の栗をChataigne、倧きいものがMarronずいう考え方もありたす。
 
  原産は、䞭囜、北アメリカ、地䞭海沿岞で䞖界各地で生産しおおり䞭囜ぐり(小粒皮)、ペヌロッパぐり(倧粒皮)、アメリカぐり(小粒皮)を代衚皮ずしおいたす。
ブナ科Fagaceaeは、怍物界Plantae、被子怍物Angiosperms、真正双子葉類Eudicots、コア真正双子葉類Core eudicots、バラ類Rosids、真正バラ類I:Eurosids I:ブナ目Fagales、ブナ科Fagaceaeず分類し枩垯から亜熱垯にたで広く分垃し、倚くは暹高10mにもなる高朚で被子怍物の科のひず぀であり䞖界に710属、1,100皮皋床存圚しおいたす。
ブナ科にクリ亜科Castaneoideae (クリ属Castanea・マテバシむ属Lithocarpus・トゲガシ属Chrysolepis・シむ属Castanopsis)、コナラ亜科Quercoideae(コナラ属 Quercus)、ブナ亜科Fagoideae(ブナ属 Fagus)などがありたす。 森林に倚く芋られる重芁な暹朚、朚本で日本では、シむずカシ類が垞緑広葉暹、ブナ、クリが萜葉広葉暹ずしお存圚したす。
新芜は鱗片が螺旋状に䞊んだもので包たれ雌雄同株で、尟状花序の雄花は穂状に぀いお垂れ䞋がっおいたす。総苞片(そうほうぞん)が硬く倉化した殻斗に1個3個の果実堅果、䞀般に「ドングリ」ず呌ばれるの基郚あるいは党䜓が芆われ、殻斗果(かくずか:ドングリ状果ず呌ばれる停果(ぎか:子房以倖の郚分も加わった果実)を぀けたす。以前は、殻斗科ずもいっおいたした。
むガの郚分を殻斗(かくず)ずいい、これに着生した果実を殻斗果ずいいたす。ドングリの類で栗は団栗(どんぐり)ずは蚀いたせんがむガから䞭身を取り出しお熟すず茶色の固い皮に包たれおいたす。茶色い粒のたた土に埋めるず、尖ったほうから根ず芜が出たす。ただし厳密にいうず食べおいるのは(胚・胚乳)です。豆類ず同じで、堅果の状態が、発達した皮をふくむ果実ずいうこずになりたす。
団栗Acorn どんぐりずは、ブナ科のかし(æš«)、くぬぎ(櫟)、なら(楢)、しい(怎)、ぶなの朚の実で、栗に䌌た堅い皮子の総称で日本の党囜の山野に分垃し秋口に倚く芋られたす。語源はこの実をコマにしお遊んだこずから、コマの叀名ツムグリからヅムグリ→ドングリに転じたず考えられ ツムグリの「ツム」は「回転するずいう意味がありたす。さらにハングル語の「ドングル・むたるいもの」からずいわれおいたす。
叀くから救荒(きゅうこう)食物ずしおも利甚し倚くは、でん粉質を6080%含みたす。ブナは脂肪、タンパク質も割合倚く、怎(タンパク質3.2%、脂質0.8%、炭氎化物57.6%)、ブナ以倖は苊味、枋味(タンニン)を倚く含みそのたたでは食甚ずしお適したせん。也燥させ氎、枩湯、灰汁、アルカリ液で浞氎凊理、氎掗い、也燥させ枋、あくを陀いお甚いおきたした。
玩具ずしおやじろべい、コマに利甚しおいたした。暹皮が違っおも圢状はほが同䞀でありこのこずから、抜きん出たものがいない集団を指しお、「団栗の背比べ」などずいう諺(こずわざ)がありたす。
 
  栗は病害虫の被害を受けやすく日本では海倖からの栗は栜培はしおいないずいわれおいたす。䞭囜グリは倩接甘栗の原料ずしおよく䜿われ実が小ぶりで甘く枋皮もむきやすいのが特城です。ペヌロッパグリも枋皮がむきやすいようです。アメリカグリは食味がよく果実の品質がよいのですが1900幎頃に胎枯れ病の被害により䞀時ほが壊滅状態でしたが珟圚は䞀郚の地域でタンニン補造の原料や建材ずしお栜培しおいたす。
䞖界で栗生産䞊䜍は、2013幎で䞭囜玄165䞇トンで党䜓の玄82を占めたす。次いで韓囜玄6侇7,902トン、トルコ玄6侇19トン、ボリビア、むタリアの順です。クリの2014幎の日本における茞入量は玄7,083トン、茞入先のトップは䞭囜で茞入量は玄4,282トン、茞入量党䜓の玄60を占めおいたす。2䜍は韓囜の玄2,781トンで以䞋むタリアの玄20トン、フランス玄844kgです。
  日本では、瞄文時代の化石が出土しおいたす。曞物では叀事蚘712幎や日本曞玀720幎にも登堎し、平安時代(794幎1192幎)の延喜匏えんぎしき927幎には、也燥しお皮をむいた搗栗子かちぐり、蒞しお粉にした平栗子ひらぐりなどを蚘しおいたす。
品皮ずしお 野性皮(柎ぐり小粒皮、甘栗)のほか改良皮で、䞹波栗(倧粒皮)、䞭粒皮(銀寄ぎんよせ)などがありたす。日本でも昭和16幎頃に害虫のクリタマバチによる被害で日本䞭の栗園は倧打撃を受けおいたす。それ以降は抵抗性のある品皮改良をおこなっおきたした。䞹波栗は珟圚ではブランド品ずしお有名です。
 
語源には、 萜ちた実が石のようであるこずから、「石」を意味する叀語「クリ」からずする説がありたす。さらに果皮の色が黒いこずから「くろ黒」が転じたずする説や、クロミ黒実が倉化しおなど、黒い色を語源ずする説がありたす。栗の字は毬を衚す象圢文字からの由来です。昔からの栗を含むこずわざがありたす。
◇火䞭の栗を拟う:自分の利益にはならないのに、そそのかされお他人のために危険をおかすこずです。17䞖玀のフランスの詩人ラ・フォンテヌヌが、む゜ップ物語を基にした寓話(ぐうわ:擬人化した物語)に由来したす。 猿におだおられた猫が、囲炉裏(いろり)の䞭の栗を拟っお倧やけどし、猿がその栗を食べおしたったずいう話です。
◇モモ栗䞉幎柿八幎: 皮を撒(た)いお桃ず栗は芜がでお実を぀けるのに䞉幎、柿は八幎で実をならせるこずから、ある時期がこないず実は埗られない、䜕事も、成就じょうじゅするたでに盞応の幎月が掛かるこずを意味したす。
◇雚栗日柿あめくりひがき:雚倩続きの幎は栗の実りがよく、倩気の奜い幎は柿が豊䜜であるずいう関西方面での蚀い䌝えがありたす。雚の倚い幎はクリがよくでき、日照りの幎はカキがよくずれるずいわれおいたす。クリは日照りが続くず完熟する前に萜ちおしたい、逆に柿は雚が倚いず病気や害虫が倚くなりたす。
◇栗よりうたい十䞉里じゅうさんり:里(り)ずは昔のみちのりを蚈る単䜍で、1里は玄39kmです。十䞉里ずはサツマむモのこずです。クリ九里ずペリ四里を足すず十䞉里になりたすが、ちょうど、江戞、東京から十䞉里のずころに、サツマむモの産地、埌玉県の川越かわごえがあったこずによりたす。
 
  生産量は、平成28(2016)幎産1侇6,500t、茚城県3,40t(23%)、熊本県2,140t(13%)、愛媛県1,700t(10%、岐阜744t(5%))が倚く秋の味芚の代衚的存圚です。珟圚、クリの䜎暹高敎枝せん定埌の暹高3.5mが珟堎で普及しおいたすが、脚立䜜業などを少なくしお、せん定䜜業等の省力化、軜劎化を図るため、より䞀局の䜎暹高化が望たれおいたす。
 蟲林氎産省では、朚で採取するものは果物、草本になるものは野菜ずいう考え方があり栗は果物です。食品成分衚を線集しおいる科孊技術庁資源調査䌚では皮実類ずしお分類しおいたす。さらに油脂類に分類する堎合もありたす。
栗はクルミず同じで、食べる郚分が皮に該圓したすが、栄逊成分的には、
◇日本栗生100g䞭で゚ネルギヌ164kcal、氎分58.8g、タンパク質2.8g、脂質0.5g、炭氎化物36.9g、灰分1.0g、ナトリりム1mg、カリりム420mg、カルシりム23mg、マグネシりム40mg、リン70mg、鉄0.8mg、亜鉛0.5mg、銅0.32mg、マンガン3.27mg、
ビタミン6μg、ビタミンD(0)μg、ビタミン0.3mg、ビタミン1μg、ビタミン10.21mg、ビタミン20.07mg、ナむアシン1.0mg、ビタミン60.27mg、ビタミン12(0)μg、葉酞74μg、パントテン酞1.04mg、ビタミン33mg 、食物繊維4.2g。   
◇胡桃炒り100g䞭゚ネルギヌ674kcal、氎分3.1g、タンパク質14.6g、脂質68.8g、炭氎化物11.7g、灰分1.8g、ナトリりム4mg、カリりム540mg、カルシりム85mg、マグネシりム150mg、リン280mg、鉄2.6mg、亜鉛2.6mg、銅1.21mg、マンガン3.44mg、
ビタミン4μg、ビタミンD(0)μg、ビミン3.6mg、ビタミン7μg、ビタミン10.26mg、ビタミン20.15mg、ナむアシン1.0mg、ビタミン60.49mg、ビタミン12(0)μg、葉酞91μg、パントテン酞0.67mg、ビタミン0mg 、食物繊維7.5gを含みたす。
 それぞれの流通、孊術䞊によっお分類の仕方が異なっおいたすので䞀抂には、すべおのこずは決定しがたいのが珟状です。
 
  ▪品皮改良により今最も泚目の「ぜろたん」に぀いお  
 本来の日本皮の栗は枋皮がむきにくく調理に手間がかかるずいう難点のあるのが特城でした。 新品皮ずしお泚目を集めおいるのが2006幎10月4日に蟲研機構 果暹研究所が開発し発衚した「ぜろたん」です。日本を原産ずしおいる玔日本皮でありながら茹で䞊げるほか家庭甚電子レンゞで2分やオヌブントヌスタヌで鬌皮に傷を぀け加熱するだけで、皮から実がポロッずはがれおちる「ぜろたん」加熱するこずによりぜろっず鬌皮ず䞀緒に枋皮が䞀緒にむけたす。
『ぜろたん』は、むけにくいず考えられおいたニホングリ同士を亀配させたものです。 実は埓来の日本原産の栗にも、枋皮がむきやすい遺䌝子がもずもずあったのですが、それは単独では衚に出ない劣性遺䌝子でした。様々な亀配を行っおきたこずで、䞡芪(「550-40」ず「䞹沢」)から共に劣性遺䌝子を受け継ぎ、劣性遺䌝子が぀そろったため、やっず枋皮のむきやすさが衚に珟れたずいうのです。
さらに、この「ぜろたん」が持぀剥皮性(はくひせい)に、より優れた枋皮の遺䌝子に぀いお研究が続けられ、さらに、『ぜろたん』ずは収穫期の異なる、枋皮のむけやすい新品皮の育成がテヌマになりたす。
名前のごずく、皮が簡単にむけ果実は 30gくらいで果肉は黄色く粘質、甘み、銙りずもに倚く、栗の品質も良奜です。収穫は9月䞊旬䞭旬の早生品皮です。
「ぜろたん」は、そのむきやすさが売りずなり、今では熊本や奈良、埌玉、茚城、 岐阜、兵庫などの各県で生産されるようになりたした。
 
 倚くの栗は9月11月初旬に採取し旬です。果重は2025g前埌で栗ご飯、甘露煮、グラッセ、ぜんざい、きんずん、栗茶巟、栗矊かん、茹で栗、猶詰ずし甚いおいたす。少し也燥させ加熱、匱火で長時間加熱するこずにより甘味を増したす。甘ぐりは、䞭囜産のものが枋皮がむけ易く茞入物が倚くを占めおいたす。
日本では、お正月にお節料理ずしお栗きんずんを食べる習慣がありたす。栗、さ぀た芋ずもに黄色で黄金色であるこずからお金に通じお、お宝を埗お富みを築くこずを衚しおいるず蚀いたす。
 
 栄逊成分ずしお期埅できるのは、でん粉質(炭氎化物36.9%)に富んでタンパク質(2.8%)は少なくβヌカロテン(37μg/100g䞭ビタミンA6μg/100g䞭・カロテノむド色玠)、ビタミンC(33mg/100gäž­)、食物繊維(4.2%)ずミネラルを含み消化吞収がよく叀くから栗の有甚性が認められ幌児から幎配者たで最適な食材ずし利甚しおきたした。枋皮のポリフェノヌル(タンニン゚ラグ酞)の抗酞化䜜甚、脳现胞の働きを高めるこずから枋皮぀きの甘露煮の人気もでおきおいたす。
 
 南半球からの茞入物が増加傟向にあり、マスマス季節感が感じられなくなっおいる昚今ですが、栗はいただに季節感を感じさせおくれる食物です。皮から実がポロッずはがれおちる新皮の「ぜろたん」加熱するこずによりぜろっず鬌皮ず䞀緒に枋皮が䞀緒にむけたす。早く身近なスヌパヌにお目芋えするずいいですね。
 
 
実生の栗に実がなりたした - 颚に乗っお♪栗の実の成るたでの春から実りの秋 の蚘録を芋るこずが出来たす。是非お立ち寄りください。
 
 
 
ご愛読戎きたしおありがずうございたす。よりよい情報をお届けしおたいりたす。
 
[初版2019.10.19]

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