1.5GHzスペアナ/トラジェネ OWON XSA1015-TG Spectrum Analyzer /Tracking Generator
起動できなくなる不具合について
修理例 main boardの交換
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XSA1015-TGが、起動できなくなる不具合について、例をあげて、説明しますが、XSA1032-TG/XSA1036-TG/XSA1075/XSA1075-TGでも同じですので、参考にしてください。
起動できなくなった場合は、なんらかの故障です。それが、hardwareが故障しなくても、起動不良は起こりえます。なにか、測定している途中で、その測定のせいで、故障したのではないかと思う場合は、極力、申告しておいたほうがいいです。そのほか、なにも心当たりがなくても、数か月振りに起動させようとすると、起動しないこともあり得るようです。AC100V 50Hz/60HzのACケーブルは、できれば、コンセントのLive/Neutralを意識した接続が本来、望ましいです。きちんと、工事されていれば、延長ケーブルのコンセントに3PIN 電源ケーブルで接続する意味がでてきます。どうも、Live/Neutralを意識した接続でないがために、スペアナ本体にショックを与え、firmwareがdeteriorateしたのかもと思わせる起動不良がある可能性もある様です。また、長時間、測定する場合は、電動パッドだけでもいいので、スペアナ本体のアースと接続することも考慮下さい。
実際、起動できなくなっても、それを送り返さずに、firmwareの再書き込みができて、正常起動回復できる場合があります。当方では、これで、まず対処して、それでだめなら、ビデオを撮ってもらって、それを、OWON sales managerに見せます。ビデオは、sales managerが、engineersに見せて、中国語で説明するために必要で、実際、向こうから、ビデオ撮影を要求されるので、不具合の場合は、youtubeにuploadして、unlistedでむこうに確認してもらいます。一般に中国では、youtubeは音声のみとか、動画、音声もみることができないので、他の企業に依頼して見ることができるそうで、これは、一般には、個人購入では、ビデオを海外販売者に見せることができないのが、3年保証で無償修理ができない原因の一つです。不具合のビデオは当方に、ストレージにuploadして、当方がdownloadするか、youtubeにunlistedでuploadしてもらえれば、こちらで、downloadします。(メールで20MBに圧縮して、送るかたがいますが、それは画質も悪いですし、本来、非常識ですので、やらないで下さい)
XSA1015-TGが、起動不良になった場合、いくつかの違う症例があります。まず、AC100Vrmsを印加して、一瞬、LCD displayが、ぴかっと光るのはいい傾向です。まず、back lightの故障は否定されます。次に、power on switchを押して、しばらくすると画面が白いロゴの画面が現れて、このロゴの状態で、そのまま、止まってしまい、正常起動が完了しないのが一番、よく見られる現象で、この起動不良で、hardware自体に問題ない場合は、firmwareがなんらかのショックでdeteriorateした場合であれば、firmwareの書き込みモードに入って、re-configurationを試み、正常起動ができます。逆に、これで、正常起動できなければ、なんらかのhardware故障です。power onで、白い画面のロゴが出てくれば、途中でとまっても、予後がいい場合があります。
power onで、白い画面のロゴも現れないと、black lightがほんとうに大丈夫かは、100% ruled outできませんが、power onで、一瞬、LCDがぴかっと光る場合は、少なくとも、main boardの交換で修理ができましたので、LCD displayのほうは問題ない場合がありました。
firmwareのre-configurationが成功しない場合、いつまでも、黒いままであっても、必ずしもback light故障とは言えません。そういう場合も、main boardの交換で修理できた例はあります。
3年保証期間の場合、基本的には、当方では,まずは、main boardに交換で対応します。main boardの交換は、今までの例では、すべて、main boardをOWONから、そちらへ、無償で送った場合、suspectedされたように、main boardの交換で修理が完了しています。power onでロゴがでてくる場合はこれでいいのですが、問題は、power onでロゴもでてこないときです。この場合は、本体を送り返さずにmain board交換で修復できた場合もあり、使用者の予期せぬこと(RF samplerで、1kWリニアアンプを接続して、スプリアス測定時に突然、ブレーカーが落ちた)で、main board以外に、power supplyも故障して、本体を送り返して、両基板交換に至る場合もありました。(この場合は、本来、3年故障に該当しない、2つの基板の故障でしたが、修理自体は無償で、送り返す送料だけは負担してもらいました。前もって、故障原因に思い当たる場合は申告頂くと3年保証以外の故障でも修理自体は、無償になる例はありましたが、いつも、そうではないとは思います。ですので、入力でoverloadさせたとか、使用者責任の故障が疑われる場合は、前もって、言ってもらったほうがいいと思います。突然、ブレーカーが落ちた例では、購入者の方がかなり詳しい事情の説明と画像を送ってくれたので、当方のほうでも事情を英語で説明したので、無償修理してくれたと思います。事情があれば、説明してくれたほうがいいと思います)
人によっては、電源ラインの電圧測定もできれば、それに越したことはありません。基板の動作電圧は、約5.5V DCです。
実際、起動不良が起これば、メールをしてください。その時、購入情報を記載して、できれば、納品書のコピーを添付下さい。
main boardの交換で済みそうな場合は、はじめから、そちらへ、無償で送る場合もあります。main boardの交換は困難でなく、参考画像は提供しますが、無理と思う方には、当方が行う場合もありますので、お問合せください。
(3年以上経過した、3年保証外の故障について)
3年以上、経過した、不具合にも対応しますが、有償になります。前もって、どこが壊れているか、わからない時点で、修理費はわからない点はご理解ください。
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1.5GHzスペアナ/トラジェネ OWON XSA1015-TG Spectrum Analyzer /Tracking Generator
https://blog.goo.ne.jp/electronics_diy_5/e/47b6dd1478544149625c30ee06b643bf
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(当方から、OWON製スペアナを購入したほうがいい理由)
スペアナでは、HSA1016-TGなどの、HSA1000 Seriesも、起動できなくなった場合の最初の対応として、firmwareのre-configurationで対処可能です。(XSA800 Seriesも、XSA1000TG Series同様に対処可能です。
HSA1016-TGでは、ケーブルテレビのチャンネル パワー(channel power)は、伝統的に、dBuVと、spectral power densityで結果表示しないといけないですが、これに対応した例は、今のところ、購入者のHSA1016と当方のHSA1016-TGのみで、XSA800 Series,XSA1015-TGは、channel power は、dBm表示です。Keysightも単位は、dBmで、ケーブルテレビ専用のスペアナのみが、仕様変更されています。基本、すくなくとも、HSA1016は、ケーブルテレビ 測定使用のchannel power測定仕様に改変可能です。