Making a good sound living

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触発

2006-02-19 | エミコ
 この前のブログで書いた、来世の夢…次に生まれ変わったら、どうなりたいか?…それを考えたのは、NHKのトップランナーという番組に私の好きな音楽プロデューサー、冨田 恵一さんが出ていたのを見て。結構、前から彼のサウンドがとても好きで彼のアルバムをくり返し聴きまくっていた。ディスコグラフィーを確認したら“この曲良いなあと”ひっかかっていたものは、ほとんどが彼の編曲だった。番組内で、楽曲を渡されて、どのようにアレンジしていくかという行程もやって見せてくれた。彼いわく、幼い頃からピアノ、オルガンを学んでいてクラシックが嫌だった。小学校1年生くらいの時にクラシックの和音に一つ音を重ねると(7thにするということ)好きな響きになる事を発見したと言っていた。(私はそれに気づくのが遅かった!ただ気持ちいいなあと聴いていたのみで、分析しようとしなかった!く~)学生時代、ギターをやろうと思い、雑誌でギタリストの巨匠が1日10時間、練習しているという記事を見て、やっぱり、それくらいはやらないとなと思い2年間くらいギターを毎日10時間、練習したそうだ。そういう過程もあって、生音で出来る事は全て自分でやっている。つまり、今よくある全てコンピューターによる打ち込みというサウンドではない。彼は、ドラムはこの人、ピアノはこの人、ギターはこの人、弾き手によって同じ曲なのにニュアンスが違う、そこに音楽の楽しみを見いだしていた時代に育ったから生音にこだわるのかもしれない…という事を言っていた。私も本当にそう思っていた、随分前から。ユーミンが好きで聴きまくっていたけれど、突然、打ち込みサウンド色が強くなった、あるアルバムから飛びついて聴くということは無くなってしまった。何かが違う。打ち込みを気軽に出来るようになって、裾野は広がったけれど、それに何の意味があるんだろう?ハーモニカのおじいちゃま、トゥーツ・シールマンスのライブでも感じたけど、楽器と溶け合うくらいの一体感を感じられなければ、それは右から左へ通過するだけ。少なくとも、私にとってはそうなのだ。
 そんな事から、自分のアイデアとテクニックで楽しめる次の人生を切望してしまったという訳。今の人生の残りの時間では、とうてい間に合わないから。だからって、この人生でも死ぬまで努力し続けないと、来世の理想へは結びつかないと思うから、大変だ~!

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