同窓会

週末、留守中に嬉しい便りがありました。

『芽室高校３年○組同窓会』の案内です。
おまけに今回は初の札幌に遠征しての同窓会です。
当時の担任の先生が札幌在住だからですね、きっと。
１月の１０日だよ～、楽しみ楽しみ


同窓会は案内は頂くものの、欠席ばかりでした。
３年くらい前だったでしょうか？
やはり案内が届き、もう娘ちゃん達も大きくなっていたし、久し振りに旧友の顔も見たくなったし、あの年に初めて同窓会に参加したのでした。

卒業して初めての再会した友人も大勢いました。
旧友達と懐かしく歓談し一息ついた頃に担任の先生に呼ばれました。

『実はずっと胸にしまっていた事があるんだよ。』
こう言うのです。

何だろう？高校時代に思いを馳せます。

私はギリギリまで地元で就職する予定でした。
３年になってから夜間の大学に入ると変更したので先生方にも迷惑を掛けた思い出が有ったものですから・・・・・

当時も不景気と言われ大学受験よりも昼間の就職先探しが大変な年でした。
なにしろ『学費は自分で工面するから・・・』と両親を説得して決めた進路でしたので私も必死でした。

大学のある街の商業高校の先生にお願いしての就職活動でお陰様で
夜間大学に通学を全面的に応援してくれた会社が拾ってくれました。

それにしても、先生の胸に３０年近くもしまわれていた事ってなんだろう？

聞く所、そう言えば、別口で『ダメ元』で受けた企業（そちらの方が条件は確かに良かった）がありました。
どうやら合格していたようです。
でも、合格通知が来た頃にはもう一件目の会社に内定していたので先生は迷ったようです。

大学地元の高校に無理を言って紹介して貰った会社を断る訳にもいかないし・・・
かと言って条件の良い会社からも採用通知が来ている事を本人に伝えた方が良いのかどうか・・・
同僚の先生方にも相談し本当に悩んだそうです。

『今日、会えて本当に良かった。ずっとずっと気にしていたんだよ。でも、もう時効だから許してくれよ。』
手短に卒業後の経路を報告した所『そうかぁ～、お前、頑張ったんだな！』と褒めてもらいました。
・・・でも、当時、お酒もしっかり覚えた事だけは内緒にしておきました、わっはっは～。

３０年近くも覚えていて下さった事を本当に嬉しく思ったものです。
帰宅してからも家族にこんな素敵な先生だったと自慢したものでした。
あの年、初めて『フルマラソン』に挑戦しようと考えていた年のお正月の出来事です。

その事を伝えたら
『そうか、頑張れよ！』と励まして頂きました。

また年が明けて先生にお会いしたら
もう一度、初めに戻って『フル』に挑戦します。
と、誓って来ようと思ってます。