心待ちにしているフィギュアスケートのシーズンが幕開けとなりました。
今年の2019-2020シーズンは、ハラハラものです。
それぞれの大会で、どんな、氷上模様が描かれるのか‥‥。きっと波乱に富んだ情景が、展開されるのではないでしょうか?
羽生結弦選手とネイサンチェン、宇野昌磨、金博洋など、どのような仕上がりになっているのでしょうか?
女子の紀平梨花選手と坂本花織選手は、ロシア選手とどう戦うのでしょうか?
「私は、三原舞依選手が好きなのですが、体調が良くないようです。心配‥‥」
ジュニアだったトルソワやシェルバコワが、シニアに出場するようになり、ザギトワや
エフゲニア・メドベージェワさえ、脅かす存在になりそうです。
「回転だけでなく、スピンなども上手だなぁ‥」
ちょっと、私の心が挫けます。
9月には、カナダで開催されたオータム・クラシック、10月にはジャパンオープンなど、次々と開催され、各選手の出来上がりを垣間見ることができます。
「今年は、選ばれている曲が、ポップ調なのか、活発な動きになっていますね‥」
「競技中に3人ぐらいの選手が、こんな選曲で滑ったら嫌かなぁ・・」
YouTubで宇野選手とステファン・ランビエルのコラボを見ました。曲はビバルディの『四季』でした。平昌・トリノ銀メダルコラボとしての二人の滑りに魅了されました。
パソコンのYouTub画面からパチリした画像ですから、きれいではありませんが、二人の雰囲気を感じて欲しくてアップします。
宇野選手は、今、取材に対して、「楽しかったと言えるスケートがしたい」と答えています。
勿論、この「楽しかった」と言える心持ちには、深く、強く求めるものを達成したことを、含んでいると考えます。
・・が、競技としての滑りの中で使う言葉としては、厳しい言葉に思えます。
このステファン・ランビエルとのコラボは、「楽しかった」と言って欲しいと思います。
それくらい、気持ちが入っていて、見ている者を引きつけました。
ちょっと逸れる感想ですが、
「宇野選手も上手だけど、ステファンも格別だなぁ‥」と😍
羽生選手は、命を懸けると言っているフィギュアスケート。宇野選手が楽しかったと言うためには、羽生選手を超えなくてはならないように思います。
「フィギュアスケートの最大の魅力は、スケート靴の細い刃先に全神経が集中しているような滑りにあるんだけど‥」
「相手が命を懸けて滑るときの競技は、楽しむために滑るなんて言わないで欲しいだけど‥」
全ての回転を着氷できて「うれしかった」
高得点が出せて「うれしかった」
優勝できて「うれしかった」
「昨年は嬉しかったと言える大会がなかった」と表現する宇野選手。
嬉しかったが多く言えてこそ、楽しかったに到達できるのではありませんか?
実力のある、素敵なステファン・ランビエルと同等にコラボできる宇野選手の力。もっともっと大きく花開くことを期待しています。
技術と表現が統一してこそフィギュアスケートだという宇野選手。高い技術と豊かな表現によって、嬉しかったが言えてこそ、真の楽しかったに到達できると信じます。
ああ、それにしてもビバルディの『四季』は、私の大好きな曲なのです。
この曲で滑る宇野選手とステファン・ランビエルにどれほど魅了されたことでしょう。