emitanの心にうつりゆくもの

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PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~ 第9話

2012-12-17 23:58:28 | 2012秋ドラマ
第9話 「最後の戦い~それぞれの思い」

「ハピネス魔法瓶」社(以下「ハピネス社」)が発売した「究極の魔法瓶」は飛ぶように売れ、金田一二三男(木村拓哉)はさらに大きいオフィスに引っ越しをする。
二三男は、資金援助をしてくれた広瀬遼一(草刈正雄)の元へ挨拶に行くと、広瀬は二三男にカープファンになったのはいつ頃のことかと尋ねる。
その頃、「ミラクルエレクトロニクス」社(以下「ミラクル社」)社長・大屋敷統一郎(藤木直人)は、専務・財前修(イッセー尾形)に「例の件ですが、ただちに実行に移してください。全てを終わりにしましょう」と話す。
二三男の元にミラクル社の顧問弁護士が訪れ、「究極の魔法瓶」を特許権侵害で提訴するとともに販売の差し止めの仮処分を求めると言ってくる。
ミラクル社は、ミラクル製作所の辻(志賀廣太郎)らがミラクル社の傘下にいた時に試作していた魔法瓶を、試作の時点で特許申請していたのだった。
統一郎は榎本小太郎(藤ヶ谷太輔)らに命じて、魔法瓶に関わっている下請け会社に買収に応じるよう持ちかけるが、各社は断っていく。
そんな状況を聞いた統一郎だったが、「知的所有権の侵害は、企業として最も恥ずべき行為です。損害賠償を含め、徹底的に対処してください」と財前に命じる。
広瀬は、統一郎と二三男を呼び、統一郎に訴訟を取り下げて売り上げの8%を特許料として今後支払うということにしないかと持ちかけるが、統一郎は拒否して帰っていく。
広瀬は二三男に、ミラクル社に入社した経緯を尋ね、二三男を帰した後に、大屋敷巌(中村敦夫)がかつて「(隠し子がいて)6年前に妻以外の女性を愛してしまった、その時に出来た子だ。私に何かできないかと金銭的な援助も申し出たんだが、それも断られた。ただ一度だけ、野球を観に連れて行くことが出来た。北別府のサインボールをもらってあげたら、すごく喜んでくれてね。これからずっと広島を応援してくれるそうだよ」と言っていたことを思い出していた。
模合謙吾(中井貴一)は、二三男に「戦略的撤退」をするよう提案するが、二三男は「このまま俺らが尻尾まいたら、一緒に戦ってくれるって言ってくれた関連会社の人たちに申し訳ないじゃん。みんなミラクルに好き放題させるのが許せないから、新商品の開発を続けてくれているんだし」と聞かない。
そんな二三男と二階堂彩矢(香里奈)を、模合は関連会社に連れて行き、関連会社は魔法瓶事業だけでなく他社からの請負も訴訟騒ぎの風評により失っていることを目の当たりにさせる。
模合は二三男に「みんなお前について行きたいと思っている。だからこそ、ここでかじ取りを誤れば、その人たちみんなを道連れに心中することになりかねない」と言った後に過労で倒れる。
心配する二三男に対し、模合は「前向いて、社長としてやるべきことをちゃんとやれ。俺たちはお前について行くから」と話す。
二三男はミラクル社に行き、統一郎に「ミラクルさん、魔法瓶事業復活させてもらえませんか?俺と一緒に働いてくれた工場のみんな、社長さんたちに、もう一度魔法瓶を作る場を与えてほしいです。このお願い聞いてもらえるんだったら、俺の方からみんなにミラクルさんの所でちゃんと魔法瓶を作るよう説得しますし、あと、ハピネス魔法瓶・・・無くしても構いません」と言って土下座をする。
統一郎は「分かりました。考えましょう」と言うが、喜ぶ二三男を見て「あなたはそれでいいんですか!?そんな簡単に、自分の会社を潰してしまって」と聞くと、二三男は「場所がうちでもミラクルさんでも、あの人たちが魔法瓶作り続けることが一番大事なんで」と話す。
そして統一郎が「あなた自身はどうするんです」と聞くと、二三男は「俺、大丈夫です。振出しに戻っただけなんで。それより、みんなのこと本当によろしくお願いします」と頭を下げて帰っていく。
二三男は、帰り際に会った榎本に統一郎とのことを伝え、その理由として「恵まれてたからな、仲間に。あの人たちいなかったら魔法瓶作れなかったし、あの人たちの代わりもいねぇし。俺たちの周りに、代わりのきく人間なんていねぇから」と話す。
二三男は、模合と彩矢に退職金として小切手を渡すが、二人はその小切手を笑いながら破って捨てる。
統一郎は、魔法瓶関連会社の社長たちを呼び、「我が社は、これまでの方針を変えるつもりはありません。今後魔法瓶事業を復活させる予定はありません。みなさんには、相応のポジションを用意します。この会社の未来を決めるのは私です。あなたたちの代わりはいくらでもいるんです。そのことをよく理解してください」と言い渡す。
二三男は彩矢に「あの大屋敷社長ってどんな人なんだろうな?」と聞くと、彩矢は「独りよがりで身勝手でワガママで、人を巻き込んで自分のやりたいようにやって、周りを振り回すってところは金田一さんに似ていると思うんですけど、でも何かあの人に漂うのって寂しい感じがするというか。何となくですけど、あの人は寂しい人だと思う」と話す。
榎本は、社内の社員たちとのSNSで、社長は社員を歯車としてしか思っていないとつぶやいているを見て、「俺たちは会社の歯車なんかじゃねぇよ」とつぶやき、同調の輪が広がっていく。
統一郎は、広瀬から契約解除を告げられ、「人と人とのつながりを軽んじるつもりもない。統一郎君、君が潰したかったのは、ライバルのハピネス魔法瓶じゃない。君が潰したかったのは、弟である金田一君なんだろ?」と言われる。
翌朝、ミラクル社には社員が全く出社せず、統一郎は「1,507人全員ですか?金田一だ・・・彼らは全員金田一の所に行ったんですよ・・・従業員全員に辞められた会社なんて、聞いたことがありません。これはもはや、会社ではありません・・・」と言って呆然と立ち尽くす。
その頃、二三男の住むアパートには、榎本他社員約1,500人が訪れて「ミラクル、全員で辞めてきました」と言い・・・


というような内容でした。

まぁまぁまぁ・・・えらく「どデカク」きたものですね!
統一郎がこういう状況に陥るということは予想はできてはいたのですが、約1,500人全員(注:財前以外)の謀反というのはビックリでした(笑)
かなりのツッコミどころですが、ここを突っ込むと先に進まなくなるので・・・ね

統一郎のような考えを持つ社長って、実際にいると思うんですよ。
私も数年前に働いていた所でそんなようなことを匂わせるボスがいましたし、学生時代のバイト先の管理職でも似たような人がいました。
「こんなところ、辞めてやりたい!」と陰で話すこともありましたが、実際は生活が懸かっているから踏み出せないんですよね。
だから、工場の社長や榎本のように「二三男について行きたい!」という気持ちも分かるし、でも「実際は踏み出せないよ~」という思いもある・・・
ということで、来週の最終話でどんなミラクルがあるのか、ハピネスがあるのかが気になります。

二三男と統一郎の兄弟関係を紐解く人は、広瀬だったんですね!
忘れかけていた「北別府さんのサインボール」も「キターーーーーッ!!」という感じ(笑)
(・・・で、今あのボールはどこにあるんだろう?)
何となく、父・巌と統一郎・二三男の関係性は分かってきましたが、あの最期の言葉「お前は社長の器じゃない」の意図は何なんでしょうね??
これも来週解決するんでしょうか。

財前が統一郎の味方なのかどうかが、いまいち怪しかった(顔が…←じゃなくて 笑)のですが、最後に「従業員はいます!まだ私が残っております!!」って言ったシーンは「よかったなぁ!ぼっち(ひとりぼっち)じゃなくて!!」と心底思いました。
やっぱりイッセーさんの動きに笑ってしまいましたけど

来週は、一部生放送、30分拡大!とのことですね。
・・・が、大変申し訳ありませんが、ブログの更新は27日(木)辺りになると思います
大事な用事がありまして・・・申し訳ありません
(大河・最終回は、当日更新する予定です)
____________

ここからは、統一郎の中の人ファンとして・・・

キムタクがフジッキーに土下座!!
いやぁ・・・こんなシーンがあるとは思いませんでした!
ここまではなかなかの展開だったんですけどね・・・
まぁ、でも、直人さんの怒鳴る声や、寂しそうな姿等々、色んな珍しい表情を大アップで見れて「良し!」としませんか?(←って、誰に言っているんだ? 笑)
確実に統一郎はドラマを盛り上げている存在だと思いますし、私はこういう役も良いなぁ~と思っています
まぁ、心はキューッと締めつけられますけどね

そうそう、二三男が新しいオフィスに移った時のビルの玄関シーン、ホタヒカの「SWビルド」でしたね~。
1月期に「ストロベリーナイト」でも使われていたし・・・中々の人気スポットですね。
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