emitanの心にうつりゆくもの

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平清盛 第49話

2012-12-16 21:37:12 | 平清盛
第49話 「双六が終わるとき」

清盛(松山ケンイチ)の五男・重衡(辻本祐樹)が南都(現在の奈良)を焼き討ちにしたことで、人心は平家から次々と離れていき、各地で謀反が相次ぐ。
そんな中、高倉上皇(千葉雄大)が21歳で崩御し、上皇の父・後白河法皇(松田翔太)が再び政の舞台に立つことになった。
平家内では、法皇が幽閉の間ですら世を操り、平家を陥れたものと考え愕然とする。
清盛は、高倉上皇の后になっていた娘・徳子(二階堂ふみ)に法皇の後宮(妻)となるように頼むが、徳子は聞き入れなかった。
西行(藤木直人)は、高倉上皇をしのぶ歌会で「死出の山 越える絶え間は あらじかし なくなる人の 数続きつつ」と詠み、「西、東、北、南・・・戦をしておらぬ地は無く、死者のおびただしい数はまことの事とも思えぬほど。そのご心労こそが、上皇様のお命を縮めまいらせたもとにござりましょう。そのお嘆きを思い、詠んだ歌にございまする」と話す。
鎌倉の源頼朝(岡田将生)の元には、次々と平家方の武士が寝返り、それらの者を頼朝は「御家人」としていった。
「御家人たちは殿(頼朝)をお支えし、お守りする。殿は御家人たちの働きに報い、みなを守る」という約束を「新しい国作りの要」とし、源氏の守り神・鶴岡八幡宮に通じる大路を要に町を広げて家人や庶民たちの館を立てていき、鎌倉に「源氏の都=武士の都」を作る・・・そういったことを頼朝が始めていることを西行は京の清盛に話し、清盛はかつて自分が果たそうとしていた夢を思い返しながら感慨深げに聞く。
清盛は後白河法皇を訪ね、かつてのように「負けた者は勝った者の願いを必ず聞き届けるという約束」の上で双六勝負を挑む。
双六に清盛は勝ち、「法皇様と平清盛の双六、本日をもって最後としていただきとうござります。我ら武士は、王家の犬と呼ばれ生きて参りました。保元の戦も平治の戦も、王家・朝廷の命により武士同士が戦わされて参りました。されど、もはや平安の世は終わりを告げようとしておりまする。これより先は、武士同士が覇を争う世となりましょう。武士はもはや、王家の犬ではござりませぬ」と話す。
法皇は「さようか・・・。もうさような所まで辿り着いておったか・・・」と答える。
清盛は、京に新たな平家の本拠を作り直して、頼朝のいる鎌倉を攻めて奪うための拠点としたいと考える。
しかし、清盛は熱病に倒れ、伊勢国・二見浦にある西行の庵を清盛の生霊が訪ね・・・


というような内容でした。

今回は、回想シーンと懐かしい面々の登場が多かったですね。
ということで、上に書くあらすじは、いつもより少ないです

今まで「これでもか!」という位に登場していた「双六遊び」
そのダイジェストが流れ、私としてはあまり「双六遊び」のシーンは好きではなかったので(爆)、「あー、あったね~」位に思っていたのですが、
法皇が「もうさような所まで辿り着いておったか・・・」と言った後の、清盛が流した一筋の涙が美しくて、それだけで今回は大満足というか
双六に勝った後の清盛のセリフ(願い)が、とても良かったです

頼朝が鎌倉で行っている「都づくり」・・・それは清盛が福原で実現しようとしていたことと少し似ていて。
でも、清盛は遷都をして「天皇も一緒に」の都づくりでしたが、頼朝は完全に「武士のみの都」で。
きっと最初から「武士のみの都」だったら、各方面からの反対にあってうまくいかなかったのでしょうけど、清盛が福原遷都などをしていくというワンクッションがあったから、こうした都づくりが可能になった・・・
ということも、このドラマでは言いたかったのでしょうね。
「平清盛なくして、武士の世はこなかった」という第1回冒頭の頼朝のセリフが、だんだんと見えてきたような気がしました。

清盛に残った最後の友・西行が、今回は多く登場していましたね。
上皇を偲ぶ歌会で詠んだ歌は、この頃の時勢をよく表していたと思います
堀川局とのシーンは、ちょっとサービスなのかなぁ(ずっと堀川局は登場していませんでしたからね)。
上西門院統子も出ていて、少し同窓会チックでした
諸国を行脚していた西行が、清盛に東国の様子を伝えていましたが、その話を聞いた時の清盛の嬉しそうな顔が、また良かったです
そんな友人・西行に、清盛は生霊となって何を話しに来たのでしょうか!?
「生霊」ということで世間の感想は色々と分かれそうな気がしますが(笑)、
来週の最終回、しっかりと見届けようと思います

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→うぅ・・・書こうと思うけど、もう一度リピしてじっくり書いてみたい心境になってしまいます
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