emitanの心にうつりゆくもの

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グッドワイフ 第1話

2019-01-15 16:39:18 | 2019冬ドラマ
第1話 「16年ぶりの弁護士復帰!!仕組まれた表現の自由…理不尽に立ち向かう逆転劇」

今まで放送された冬ドラマ第一話の中では、一番好きかもしれません。
まだ放送されていないドラマがあるので、まだ面白い作品が出るかもしれませんが、
法律ドラマとして しっかり作られているように感じたし、
現代社会特有のネタも自然に織り込まれていたし、
演技力のある俳優さんが各所で押さえているので見応えがあったし、
日曜劇場にありがちな過剰演出(顔のドアップや物々しい劇伴)がなかったので、
ドラマ自体を純粋に堪能できてよかったです。

主人公・蓮見杏子(常盤貴子)は、16年間専業主婦だったのですね。
研修所を首席で卒業し、大手の法律事務所に3年勤めたものの、息子が病弱で専業主婦に。
一方の夫・蓮見壮一郎(唐沢寿明)は、どんどん出世して 東京地検特捜部特捜部長まで登りつめたものの、収賄容疑で逮捕され、不倫スキャンダルも判明
不倫は認めたけど、トミオカ精巧からの賄賂は受け取っていないと・・・

トミオカ精巧の社長と謝礼金について会話をした録音テープがあったけど、あれは本物なのでしょうか?
新たに特捜部長に就任した脇坂博道(吉田鋼太郎)が壮一郎をハメているニオイがプンプンしますが
壮一郎のかつての部下・佐々木達也(滝藤賢一)は、脇坂に従っているフリをしているだけで、壮一郎の味方のようですね。
恫喝の仕方がハンパなかったのでドキドキしましたが
壮一郎が佐々木に「脇坂は例の件に気づいているのか?」と耳打ちしていましたが、
この汚職の真相がどうなのか、とても気になります。

不倫も、実はフェイクなのかな?
毎朝新聞の記者と、たった一度の酔った上での間違いと話しているそうですが・・・
杏子は壮一郎に「女性のことは本当だよね?そっちの罪は賄賂より重くないと思ってる?・・・どうしてその人と会う前に子供のこと考えてくれなかったの?家庭を壊すのは、心が犯した罪だよ」
と言っていて、とても許せる心情ではないようですが、
この先、弁護士として壮一郎の事件にも関わっていくのかどうなのかも気になります。


杏子の同期の弁護士・多田征大(小泉孝太郎)も、何か裏があるような!?
杏子に未だに思いを寄せている・・・と見せかけているとか!?
でも、杏子に好意を持っているのは間違いないだろうけど、壮一郎との間に何かあるとか、そっちの方かな?とか思ったり。
壮一郎は、顧問弁護士・林幹生(博多華丸)に多田のことを調べさせていましたね。


まぁ、そんなこんなでサイドストーリーも気になるところですが、
今回は、インターネットニュースでの発言の内容が名誉毀損に当たるかどうかが描かれていて、こちらも興味深く観ました。
フリージャーナリスト・日下部直哉(武田鉄矢)が、実に嫌なヤツ!!

「インターネットテレビには、放送法や放送ガイドラインみたいな自主ルールの規制もかからない」
「名誉毀損に表現の自由が絡んだら、どう転ぶか難しい。勝ったって、たいした賠償金も取れない」
・・・そうなのですね
コアなファンしか知らない裏アドレスに送られてきたメールの内容を、裏取りせずに番組で話し、
裁判では、その情報は「警察の裏ルートから聞いた話」と主張し続けて、警察からの情報というのが嘘だとは言い切れないということで、棄却に
ネタ元を秘匿したままで良くて、その発言内容の真偽がハッキリしなければ名誉毀損とまでは認められない、というのは、本当に怖いというか・・・

浜口直樹(泉澤祐希)が日下部に対して
「アンタの報道は何のためだ?なぁ?人が生きるためにあるんじゃねぇのかよ!?」
と怒っていたけど、ジャーナリストやマスコミの方々には、そのことは本当に守っていただきたいな・・・と切に願うところです。


当初、直樹に対して
多田は
「名誉毀損というのは、発言の内容が事実でなかったとしても、裁判には勝てないことがあるんです。表現の自由と個人の名誉の対立は判断も難しくて、奥様の名誉が守られる保証がありません。でも、先方からの和解の申し出であれば、謝罪や訂正についても有利に交渉する余地があります」
と言って直樹に反発されたけど、
杏子が
「訴訟をどんな形で進めるのか、浜口さんには決める権利があります。でももし私が母親だったら、自分の名誉より確実にもらえる和解金で娘の捜索を望みます。娘さんが見つかれば、奥様の名誉も晴らせます」
と言ったら直樹に分かってもらえたシーンが良かったです
杏子は、16年ぶりの弁護士でまだまだ不慣れな所は多いけど、一般人に寄り添えた弁護ができるのかも、と思いました。

事務所の共同代表・神山佳恵(賀来千香子)から
「私なら逆手に取るけど。普通の主婦が夫のスキャンダルに苦しみながらも子供のために弁護士に復帰して、弱者の代弁者として必死で戦う。その姿をアピールして売りにするの。今のあなたに他に価値がある?誰でも自分が持ってるカードで戦うしかないのよ」
と言われて、杏子も心を切り替えつつあるようですね。
「スキャンダルにまみれた検事の妻」であることを利用して、日下部が知りたがりそうな情報を関係者と思われる三人にそれぞれ話して、どの話を日下部が話すかで関係者をあぶり出すというシーンは、ドキドキしながら観ました。


パラリーガル・円香みちる (水原希子) は、元検察事務官で、検察庁で3年間壮一郎の元で働いてクビになったとのこと。
杏子に「あまりご主人を信じない方がいいです」と言っていたけど、壮一郎と何があったのでしょうね?
円香は、警察や検察に情報をもらえる友達がたくさんいるようですね
円香に情報を渡していた検事・戸梶涼太(中林大樹)は、反・壮一郎側なのでしょうか??
そちらの動きも気になります。


ということで、盛りだくさんの内容でしたが、とても楽しく観ることができました。
このまま面白く進んでいくといいのですが・・・
しばらく感想を書き続けようかな、と思っています
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