第6話 「NASAからの刺客!医療編へ」
ロケット打ち上げ成功から3年が経ち、佃製作所は業績を伸ばし続けていたが、帝国重工からバルブシステムについてサヤマ製作所とのコンペで決定することになったと告げられ、担当も従来の宇宙航空部長・財前道生(吉川晃司)から資材調達担当部長・石坂宗典(石井一孝)に変更になるかもしれないという事を聞かされる。
佃製作所社長・佃航平(阿部寛)は、会合でサヤマ製作所社長・椎名直之(小泉孝太郎)と挨拶を交わし、椎名がNASA出身で3年前から父親の会社を継いだことを知るが、椎名は人脈で大手との契約を次々と取り付けるため、強引な手法で仕事を取っていくと同業者の間では評判が悪かった。
そんな中、精密機器メーカーの最大手・日本クラインから動作保証90日の小さなバタフライバルブの試作の依頼が入り、航平は予算を上げるよう要望するが、日本クライン製造部長・久坂寛之(平岳大)から量産の見込みがあるから損はさせないと言われたため、3か月で試作品を作る事にするが、それが何に使われるかは明かしてもらえない。
1か月が経ち、依頼品が人工心臓・コアハートに使われる部品である事が別ルートから分かる。
その導入に関わっているアジア医科大学心臓外科教授・貴船恒広(世良公則)は、日本クラインから椎名を紹介され、椎名は佃よりも低コストで高性能のバルブを製作することが出来ると発言する。
佃製作所では、技術開発部の中里淳(高橋光臣)、立花洋介(竹内涼真)、加納アキ(朝倉あき)がバルブ開発を任されていたが、中里は思うように進まずに苛立っていた。
技術開発部長・山崎光彦(安田顕)は、弁を2枚にしたバルブの改良案の設計図を作成して中里らに見せるものの、「お前は自分が出来ない事をただ言い訳にしてるだけだ。設計図を批判する前に、もっと自分の腕を磨いたらどうだ?」と叱咤して、従来の設計図でもう少し頑張るよう促す。
試作品が完成し、部品テストにも合格するが、日本クライン製造部企画チーフマネージャー・藤堂保(瀧川英次)からバルブ設計を変更するから作り直してほしいと言われ、その新しい設計図を見た山崎は自分が書いたものと瓜二つで驚く。
納期が短く予算も少なかったことから佃は怒って断るが、代わってそのバルブの仕事を取ったのはサヤマ製作所で、中里はそのサヤマに転職をしていく。
佃製作所に、3年前に退社した真野賢作(山崎育三郎)が福井県の北陸医科大学の研究員として訪れ、心臓外科医・一村隼人(今田耕司)と株式会社サクラダの社長・桜田章(石倉三郎)を紹介し、心臓に直接組み込む人工弁の開発協力を依頼してくる。
そして、日本クラインが開発していた人工心臓は伸縮性がないため、子供に付けても成長に伴って何度も再手術をしなければならず、外国製の物は大きいため国内製人工弁の開発が急務であることを説明する。
真野は佃のバルブシステムのノウハウが必ず活きると力説するが、臨床試験までには1~2年かかり、その間は経費の持ち出しが多い事、医療製品は訴訟問題もある事から、社内で反対意見が上がる。
その頃、椎名は貴船と会い、かつて貴船の部下だった一村が人工弁開発で佃と接触している事を伝え、「教授が後ろ盾になられたらどうですか?もしも仮にそうなったら、ウチと日本クラインさんが開発に全面的に協力いたします。その利益をコアハートの開発に回す事も出来ますしね。一村先生だって教授の力添えがあれば、またコアハートのように人工弁の開発も成し遂げることが出来る訳ですから」と話す。
佃は真野に電話をして断るが、真野は「お話は分かりました。でも、やっぱり私は諦められません。社長、来ませんか福井に。覚えてますか、3年前の事…」と話し出し、実際に福井に来て桜田の工場を見てから決めてほしいと訴える。
佃が山崎と営業第二部長・唐木田篤(谷田歩)を連れて福井に行くと、桜田はかつて娘を心臓弁膜症で失った事を打ち明け、佃の技術を貸してほしいと頭を下げる。
航平は「私にはどう逆立ちしたって、桜田さんの悲しみは分かるもんじゃない。ですが、娘さんの事があったからこそ変わる未来もある、私はそう思います。そういう悲しみや後悔をプラスに変える力が技術にはあるんだ。新型人工弁の開発は、今のあなたにとっては贖罪なのかもしれない。ですが、それがいつか夢だと言える日が来てほしい。私が技術屋として全力でそれをサポートしたい」と言って承諾をする。
人工弁のコードネームは「ガウディ」と名付けられていて・・・
というような内容でした。
うーーーん、悪い目つきの人が多くて、どうもスッキリせず
そして、今回の1時間で「ガウディ計画」に携わるまでを一気に描いていたけど、凝縮しすぎて逆に「?」と思ったというか・・・。
桜田が娘の死をキッカケに人工弁開発に全力を注ぎたいと思った、というのは伝わったけど、
国内にはそれを必要としている人がどれだけいて、これからどれだけの需要があるのか、という事などをもっと丁寧に説明する必要もあったのではないかな?
ロケットのバルブシステムのように航平自身の夢ならこれ位でいいのかもしれないけど、今回は別な人の夢へのサポートですからね。
しかも、その話を持ってきたのが、かつて裏切った真野ですし
まぁ、真野の目つきは全然変わっていたので、真野が裏切る事はないというのは分かるけど、それにしても真野が何故人工弁開発に魅せられたのかとか、何故佃製作所が関わる必要があるのかを、もう少し丁寧に描いた方が良かったのにな・・・と思いました。
ロケットのバルブシステムの話は、また後で詳しく描かれるのかなぁ?
佃製作所には特許があるけど、その特許技術とは別の「新たな技術」がサヤマにはあるという事なのですかね?
あとは、佃製作所がこの3年で業績を伸ばし続けてきたけど、けっこう帝国重工頼みの状態、という事でいいのかしら?
なんだか急ぎ足で説明台詞&ナレーションが駆け巡っていたので、よく理解が出来なかったです
これから少しずつ佃製作所の味方が増えていくのだろうけど・・・
先週までの前半戦は「航平の夢」が実現するのか!?という事をワクワクしながら楽しく観る事が出来たけど、後半戦はどういう所を楽しんで観ればいいのかしら?
次回以降に期待したいと思います
←web拍手です。
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話
※公式HP(こちら)
金曜に放送の「釣りバカ日誌」、私の中ではとても楽しく観ているのですが、これまでブログにあまり反応がなかったので、後回しにしてしまいました。
明日時間があったら書こうと思っています。
とても良い話だったので、書く気は満々です
ロケット打ち上げ成功から3年が経ち、佃製作所は業績を伸ばし続けていたが、帝国重工からバルブシステムについてサヤマ製作所とのコンペで決定することになったと告げられ、担当も従来の宇宙航空部長・財前道生(吉川晃司)から資材調達担当部長・石坂宗典(石井一孝)に変更になるかもしれないという事を聞かされる。
佃製作所社長・佃航平(阿部寛)は、会合でサヤマ製作所社長・椎名直之(小泉孝太郎)と挨拶を交わし、椎名がNASA出身で3年前から父親の会社を継いだことを知るが、椎名は人脈で大手との契約を次々と取り付けるため、強引な手法で仕事を取っていくと同業者の間では評判が悪かった。
そんな中、精密機器メーカーの最大手・日本クラインから動作保証90日の小さなバタフライバルブの試作の依頼が入り、航平は予算を上げるよう要望するが、日本クライン製造部長・久坂寛之(平岳大)から量産の見込みがあるから損はさせないと言われたため、3か月で試作品を作る事にするが、それが何に使われるかは明かしてもらえない。
1か月が経ち、依頼品が人工心臓・コアハートに使われる部品である事が別ルートから分かる。
その導入に関わっているアジア医科大学心臓外科教授・貴船恒広(世良公則)は、日本クラインから椎名を紹介され、椎名は佃よりも低コストで高性能のバルブを製作することが出来ると発言する。
佃製作所では、技術開発部の中里淳(高橋光臣)、立花洋介(竹内涼真)、加納アキ(朝倉あき)がバルブ開発を任されていたが、中里は思うように進まずに苛立っていた。
技術開発部長・山崎光彦(安田顕)は、弁を2枚にしたバルブの改良案の設計図を作成して中里らに見せるものの、「お前は自分が出来ない事をただ言い訳にしてるだけだ。設計図を批判する前に、もっと自分の腕を磨いたらどうだ?」と叱咤して、従来の設計図でもう少し頑張るよう促す。
試作品が完成し、部品テストにも合格するが、日本クライン製造部企画チーフマネージャー・藤堂保(瀧川英次)からバルブ設計を変更するから作り直してほしいと言われ、その新しい設計図を見た山崎は自分が書いたものと瓜二つで驚く。
納期が短く予算も少なかったことから佃は怒って断るが、代わってそのバルブの仕事を取ったのはサヤマ製作所で、中里はそのサヤマに転職をしていく。
佃製作所に、3年前に退社した真野賢作(山崎育三郎)が福井県の北陸医科大学の研究員として訪れ、心臓外科医・一村隼人(今田耕司)と株式会社サクラダの社長・桜田章(石倉三郎)を紹介し、心臓に直接組み込む人工弁の開発協力を依頼してくる。
そして、日本クラインが開発していた人工心臓は伸縮性がないため、子供に付けても成長に伴って何度も再手術をしなければならず、外国製の物は大きいため国内製人工弁の開発が急務であることを説明する。
真野は佃のバルブシステムのノウハウが必ず活きると力説するが、臨床試験までには1~2年かかり、その間は経費の持ち出しが多い事、医療製品は訴訟問題もある事から、社内で反対意見が上がる。
その頃、椎名は貴船と会い、かつて貴船の部下だった一村が人工弁開発で佃と接触している事を伝え、「教授が後ろ盾になられたらどうですか?もしも仮にそうなったら、ウチと日本クラインさんが開発に全面的に協力いたします。その利益をコアハートの開発に回す事も出来ますしね。一村先生だって教授の力添えがあれば、またコアハートのように人工弁の開発も成し遂げることが出来る訳ですから」と話す。
佃は真野に電話をして断るが、真野は「お話は分かりました。でも、やっぱり私は諦められません。社長、来ませんか福井に。覚えてますか、3年前の事…」と話し出し、実際に福井に来て桜田の工場を見てから決めてほしいと訴える。
佃が山崎と営業第二部長・唐木田篤(谷田歩)を連れて福井に行くと、桜田はかつて娘を心臓弁膜症で失った事を打ち明け、佃の技術を貸してほしいと頭を下げる。
航平は「私にはどう逆立ちしたって、桜田さんの悲しみは分かるもんじゃない。ですが、娘さんの事があったからこそ変わる未来もある、私はそう思います。そういう悲しみや後悔をプラスに変える力が技術にはあるんだ。新型人工弁の開発は、今のあなたにとっては贖罪なのかもしれない。ですが、それがいつか夢だと言える日が来てほしい。私が技術屋として全力でそれをサポートしたい」と言って承諾をする。
人工弁のコードネームは「ガウディ」と名付けられていて・・・
というような内容でした。
うーーーん、悪い目つきの人が多くて、どうもスッキリせず
そして、今回の1時間で「ガウディ計画」に携わるまでを一気に描いていたけど、凝縮しすぎて逆に「?」と思ったというか・・・。
桜田が娘の死をキッカケに人工弁開発に全力を注ぎたいと思った、というのは伝わったけど、
国内にはそれを必要としている人がどれだけいて、これからどれだけの需要があるのか、という事などをもっと丁寧に説明する必要もあったのではないかな?
ロケットのバルブシステムのように航平自身の夢ならこれ位でいいのかもしれないけど、今回は別な人の夢へのサポートですからね。
しかも、その話を持ってきたのが、かつて裏切った真野ですし
まぁ、真野の目つきは全然変わっていたので、真野が裏切る事はないというのは分かるけど、それにしても真野が何故人工弁開発に魅せられたのかとか、何故佃製作所が関わる必要があるのかを、もう少し丁寧に描いた方が良かったのにな・・・と思いました。
ロケットのバルブシステムの話は、また後で詳しく描かれるのかなぁ?
佃製作所には特許があるけど、その特許技術とは別の「新たな技術」がサヤマにはあるという事なのですかね?
あとは、佃製作所がこの3年で業績を伸ばし続けてきたけど、けっこう帝国重工頼みの状態、という事でいいのかしら?
なんだか急ぎ足で説明台詞&ナレーションが駆け巡っていたので、よく理解が出来なかったです
これから少しずつ佃製作所の味方が増えていくのだろうけど・・・
先週までの前半戦は「航平の夢」が実現するのか!?という事をワクワクしながら楽しく観る事が出来たけど、後半戦はどういう所を楽しんで観ればいいのかしら?
次回以降に期待したいと思います
←web拍手です。
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話
※公式HP(こちら)
金曜に放送の「釣りバカ日誌」、私の中ではとても楽しく観ているのですが、これまでブログにあまり反応がなかったので、後回しにしてしまいました。
明日時間があったら書こうと思っています。
とても良い話だったので、書く気は満々です
>小説の下町ロケット2はとても面白いそうですが、ドラマは大分端折っているらしく
そうなのですね。
「佃vsサヤマ」の攻防を早く描きたいのだろうな~とは思うのですが、その前提となる話が今回とても駆け足に描いているように感じてしまいました。
15分くらい延長してもいいから、人工弁参入を決意した部分をもっと長く描いた方がよかったのでは・・・と思いながら観ていました。
佃の娘のシーン、短すぎて逆に土屋さんが可哀そうだな~と思ったりもします。
あんなに短いなら無くして、佃製作所オンリーで描いてほしい、という意見も分からなくはないというか。。。
心臓収縮パッチの情報、ありがとうございます♪
早く実用化になるといいですね!
池井戸さんが実際に取材をされた上で小説を執筆されたというのは聞いていたので、小説やドラマを通じてこういう分野に理解が進むといいな~と思います。
なるほど~です。小説の下町ロケット2はとても面白いそうですが、ドラマは大分端折っているらしくボーリングや娘とのシーンこそカットして欲しいと書いている人がいました。
因みに今実際に進められているのは心臓の人工弁ではなく心臓収縮パッチで、今田さんがやっているお医者さんと福井経編鋼業さんで実用化を目指しているそうです。経財相とかも入っていて、実用化されれば子供の成長に合わせて手術を繰り返さなくていい優れもので臨床を経て実用化されるといいなと思います。