第4話 「密室オペ カメラの前でも失敗しないので」
テレビ局の討論番組で、国立高度医療センターの総長・天堂義人(北大路欣也)は、複数の省庁に分散している医療輸出関連の権限を特定国立研究開発法人・日本医療産業機構に一極集中させる構想を発表する。
しかし、その場にいたジャーナリスト・四方宏(松尾貴史)は、切り捨てられていくのは立場の弱い患者たちだと反論し、更に天堂のセンターでは「東帝大と西京大の覇権争いが解消されておらず統合は名ばかり」「フリーランスの医師を雇って高額の報酬を払いオペさせている」「天堂が就任1か月で2人も医師の首を切らせている。イエスマンばかりを集めて組織づくりをしようとしている」と糾弾する。
そして、自身が甲状腺の未分化がんを患っていることを明かし、1年生存率は20%で根治手術は不可能という診断が下っている病気をセンターで治して優秀な病院であることを国民に示してほしいと言い出す。
術前カンファレンスで、天堂はロシアから招いた甲状腺がんのスペシャリスト・原守(鈴木浩介)を紹介するが、彼はかつて帝都医科大学付属第三病院でフリーランスの外科医・大門未知子(米倉涼子)や副部長・加地秀樹(勝村政信)が一緒に働いたことのある医師だった。
原は、甲状腺全摘出及び頸部リンパ節郭清を行って患者の命を救うと話し、天堂は助手に戦略統合外科部長・海老名敬(遠藤憲一)と同じく部長・談合坂昇(伊武雅刀)がつくよう命じる。
そして天堂は原に「マスコミも注目しています。命だけは必ず救ってください。命だけは」と話す。
同じ頃、神原晶(岸部一徳)が心酔するオペラ歌手・サバロッティ(ウォルター・ロバーツ)が来日公演直前に声が出なくなって国立高度医療センターに極秘入院し、晶は甲状腺乳頭がんの手術を未知子にさせる代わりに自分のために歌ってほしいとサバロッティの関係者に頼み込む。
未知子は、サバロッティの手術を行って無事に成功し、サバロッティは晶に歌のプレゼントをする。
四方のオペが始まるが、腫瘍が広がっていて神経を残したままの切除は無理だと談合坂が言うと、原は天堂の方を見ながら「命が優先です」と言って反回神経合併切除を行い、がんは全て切除されるが、四方は声を出すことができなくなる。
四方は未知子に声が出なくなったことを伝え、未知子は総長室に四方を連れて行き、四方は声が出なくなったことについて「私は死んだ。声は私の命だ。この病院はわざと私から声を奪ったのだ。天堂総長は、自分の進める医療改革を批判する私の声が邪魔だったのだ」として訴えると言い出す。
天堂は、命を救うのが当初の要望だったが今度は声を取り戻したいと新たに要望を言うのなら「我々国立高度医療センターは、いかなる時でも患者さんの要望をかなえるために最善の努力をします」と言って、再び原に執刀医を指名し「この病院で失敗は許されません。この意味はお分かりですね?最高の技術を提供できない医者は必要ありません」と話す。
原は、助手に未知子を希望し、天堂は「…いいでしょう」と認める。
四方の反回神経再建術のオペが始まり、その様子はカメラに録画され、原が自家神経移植で行おうとしていることに未知子は異議を唱えて、声帯の運動機能は回復しないし声もすぐには戻らないとして、神経再生誘導チューブを使用するようにと言い出す。
原がためらうのを見て、未知子は原を押しのけて手術を進め、披裂軟骨内転術も併せて行い、それを見た天堂は「(神経再生誘導チューブは)人工神経です。末梢神経の再生を促進させる最先端の医療機器です」と事務局長・加藤峰司(渡辺いっけい)に話す。
手術後、四方と天堂は一緒に記者会見を開き、四方は「私は日本最先端の医療技術によって、命と声を取り戻しました。国立高度医療センターは実にすばらしい病院でした。今回は完敗を認めましょう」と記者たちの前で話し、天堂は「我々はあなたの要望に沿った医療を提供しただけです。別段特別な事をしたわけではありません。権力に牙をむいていくのがジャーナリズムの本質です。それが巨大な物ならなおさら。国が間違った方向に舵を切るなら、これからも声を大にして訴えていただきたい」と話して、二人は握手を交わす。
記者会見後、四方は天堂に撮影映像を提供して「あのオペ室を写した映像は、世の中にそれしか存在しません。天堂さん、世界には成功率や生存率が低く術式も確立されていない危険なオペでも高額の報酬と引き換えに引き受ける輩がいます。彼らは敬意と皮肉を込めてこう呼ばれています。命を天秤にかける悪魔の医者『ドクターX』と。あの女医はドクターXですか?」と尋ねる。
すると天堂は「さぁ、どうでしょう。ただ、これだけは言える。ドクターXと呼ばれる医者たちが、医学界を震撼させる術式や治療法を示してきたのも事実です。必要悪なんですよ、ドクターXは」と話す。
神原晶(岸部一徳)は天堂の元に1,000万円の請求書を持っていくが、天堂は逆にサバロッティの極秘手術について手術代と治療費に1,500万円を請求して・・・
というような内容でした。
未知子がドクターXかどうかは言葉を濁していたけど、天堂は必要悪だと思っているのですね。
四方が天堂に渡した映像は、未知子が行った手術を撮影したものなの??
だとすると、渡したのは何故だろう?
いつか未知子を糾弾する時のために用意しておくものなのかなぁ?
少なくとも、天堂と四方は「何か」で結託したようなので、それが「何」なのかをこれから楽しみにしたいと思います。
未知子は、事前に神経再生誘導チューブを使うってことは言っていなかったけど、執刀医が自分ではなかったから言わなかったのだとしても、事前に原と手術の打ち合わせをすればいいのに…と、毎度のことながら思ってしまいました
(それじゃあドラマにならないのでしょうが)
私は、パート1を観ていなかったので、パート2で原が旭川にいたことしか知らないのですが、いつロシアに渡ってスペシャリストになったのでしょうね?
あれから1年しか経っていないと思いますが(笑)
四方の記者会見後に医局で医師たちの前で泣き叫ぶ原が、某県でカラ出張を繰り返したとして号泣会見を開いたN県議に似ているなぁ~と家で話しながらツイッターを見ていたら、そういうつぶやきが多くてビックリしました
そして放送直後のツイッターのトレンドには、日本シリーズ関連のワードが多い中で「Xで野々村」というワードが3位に入って、吹き出してしまいました
意識したのだと思いますが・・・でも、私はあの号泣会見は大嫌いなので、今回も不快感の方が大きかったのですけどね
海老名と談合坂の争いが結構小さく見えてしまっていて、それはどうなのかな?と思うのですが、
今回は北大路さん演じる天堂だけがひたすら怖くて、晶も真っ青な感じになっていましたね。
先週の看護師・大奥集団も絡むと更に怖くて面白いように思うのですが、今回は無くて残念でした
個人的には、パート2の方が重たい部分とコミカルな部分の按配が絶妙で好きなのですが、
パート3は重厚感があって、「ドクターX」の深い闇にググッと切り込んでくれそうな気はしています。
でも、結局「ドクターX」の存在をチラつかせるだけで終わってパート4へ・・・となるのかもしれないですけど
うーーーん、無理に引き延ばさないでガツンと結論付けてほしいように私は思うかも、です
←web拍手です。
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話
※公式HP(こちら)
テレビ局の討論番組で、国立高度医療センターの総長・天堂義人(北大路欣也)は、複数の省庁に分散している医療輸出関連の権限を特定国立研究開発法人・日本医療産業機構に一極集中させる構想を発表する。
しかし、その場にいたジャーナリスト・四方宏(松尾貴史)は、切り捨てられていくのは立場の弱い患者たちだと反論し、更に天堂のセンターでは「東帝大と西京大の覇権争いが解消されておらず統合は名ばかり」「フリーランスの医師を雇って高額の報酬を払いオペさせている」「天堂が就任1か月で2人も医師の首を切らせている。イエスマンばかりを集めて組織づくりをしようとしている」と糾弾する。
そして、自身が甲状腺の未分化がんを患っていることを明かし、1年生存率は20%で根治手術は不可能という診断が下っている病気をセンターで治して優秀な病院であることを国民に示してほしいと言い出す。
術前カンファレンスで、天堂はロシアから招いた甲状腺がんのスペシャリスト・原守(鈴木浩介)を紹介するが、彼はかつて帝都医科大学付属第三病院でフリーランスの外科医・大門未知子(米倉涼子)や副部長・加地秀樹(勝村政信)が一緒に働いたことのある医師だった。
原は、甲状腺全摘出及び頸部リンパ節郭清を行って患者の命を救うと話し、天堂は助手に戦略統合外科部長・海老名敬(遠藤憲一)と同じく部長・談合坂昇(伊武雅刀)がつくよう命じる。
そして天堂は原に「マスコミも注目しています。命だけは必ず救ってください。命だけは」と話す。
同じ頃、神原晶(岸部一徳)が心酔するオペラ歌手・サバロッティ(ウォルター・ロバーツ)が来日公演直前に声が出なくなって国立高度医療センターに極秘入院し、晶は甲状腺乳頭がんの手術を未知子にさせる代わりに自分のために歌ってほしいとサバロッティの関係者に頼み込む。
未知子は、サバロッティの手術を行って無事に成功し、サバロッティは晶に歌のプレゼントをする。
四方のオペが始まるが、腫瘍が広がっていて神経を残したままの切除は無理だと談合坂が言うと、原は天堂の方を見ながら「命が優先です」と言って反回神経合併切除を行い、がんは全て切除されるが、四方は声を出すことができなくなる。
四方は未知子に声が出なくなったことを伝え、未知子は総長室に四方を連れて行き、四方は声が出なくなったことについて「私は死んだ。声は私の命だ。この病院はわざと私から声を奪ったのだ。天堂総長は、自分の進める医療改革を批判する私の声が邪魔だったのだ」として訴えると言い出す。
天堂は、命を救うのが当初の要望だったが今度は声を取り戻したいと新たに要望を言うのなら「我々国立高度医療センターは、いかなる時でも患者さんの要望をかなえるために最善の努力をします」と言って、再び原に執刀医を指名し「この病院で失敗は許されません。この意味はお分かりですね?最高の技術を提供できない医者は必要ありません」と話す。
原は、助手に未知子を希望し、天堂は「…いいでしょう」と認める。
四方の反回神経再建術のオペが始まり、その様子はカメラに録画され、原が自家神経移植で行おうとしていることに未知子は異議を唱えて、声帯の運動機能は回復しないし声もすぐには戻らないとして、神経再生誘導チューブを使用するようにと言い出す。
原がためらうのを見て、未知子は原を押しのけて手術を進め、披裂軟骨内転術も併せて行い、それを見た天堂は「(神経再生誘導チューブは)人工神経です。末梢神経の再生を促進させる最先端の医療機器です」と事務局長・加藤峰司(渡辺いっけい)に話す。
手術後、四方と天堂は一緒に記者会見を開き、四方は「私は日本最先端の医療技術によって、命と声を取り戻しました。国立高度医療センターは実にすばらしい病院でした。今回は完敗を認めましょう」と記者たちの前で話し、天堂は「我々はあなたの要望に沿った医療を提供しただけです。別段特別な事をしたわけではありません。権力に牙をむいていくのがジャーナリズムの本質です。それが巨大な物ならなおさら。国が間違った方向に舵を切るなら、これからも声を大にして訴えていただきたい」と話して、二人は握手を交わす。
記者会見後、四方は天堂に撮影映像を提供して「あのオペ室を写した映像は、世の中にそれしか存在しません。天堂さん、世界には成功率や生存率が低く術式も確立されていない危険なオペでも高額の報酬と引き換えに引き受ける輩がいます。彼らは敬意と皮肉を込めてこう呼ばれています。命を天秤にかける悪魔の医者『ドクターX』と。あの女医はドクターXですか?」と尋ねる。
すると天堂は「さぁ、どうでしょう。ただ、これだけは言える。ドクターXと呼ばれる医者たちが、医学界を震撼させる術式や治療法を示してきたのも事実です。必要悪なんですよ、ドクターXは」と話す。
神原晶(岸部一徳)は天堂の元に1,000万円の請求書を持っていくが、天堂は逆にサバロッティの極秘手術について手術代と治療費に1,500万円を請求して・・・
というような内容でした。
未知子がドクターXかどうかは言葉を濁していたけど、天堂は必要悪だと思っているのですね。
四方が天堂に渡した映像は、未知子が行った手術を撮影したものなの??
だとすると、渡したのは何故だろう?
いつか未知子を糾弾する時のために用意しておくものなのかなぁ?
少なくとも、天堂と四方は「何か」で結託したようなので、それが「何」なのかをこれから楽しみにしたいと思います。
未知子は、事前に神経再生誘導チューブを使うってことは言っていなかったけど、執刀医が自分ではなかったから言わなかったのだとしても、事前に原と手術の打ち合わせをすればいいのに…と、毎度のことながら思ってしまいました
(それじゃあドラマにならないのでしょうが)
私は、パート1を観ていなかったので、パート2で原が旭川にいたことしか知らないのですが、いつロシアに渡ってスペシャリストになったのでしょうね?
あれから1年しか経っていないと思いますが(笑)
四方の記者会見後に医局で医師たちの前で泣き叫ぶ原が、某県でカラ出張を繰り返したとして号泣会見を開いたN県議に似ているなぁ~と家で話しながらツイッターを見ていたら、そういうつぶやきが多くてビックリしました
そして放送直後のツイッターのトレンドには、日本シリーズ関連のワードが多い中で「Xで野々村」というワードが3位に入って、吹き出してしまいました
意識したのだと思いますが・・・でも、私はあの号泣会見は大嫌いなので、今回も不快感の方が大きかったのですけどね
海老名と談合坂の争いが結構小さく見えてしまっていて、それはどうなのかな?と思うのですが、
今回は北大路さん演じる天堂だけがひたすら怖くて、晶も真っ青な感じになっていましたね。
先週の看護師・大奥集団も絡むと更に怖くて面白いように思うのですが、今回は無くて残念でした
個人的には、パート2の方が重たい部分とコミカルな部分の按配が絶妙で好きなのですが、
パート3は重厚感があって、「ドクターX」の深い闇にググッと切り込んでくれそうな気はしています。
でも、結局「ドクターX」の存在をチラつかせるだけで終わってパート4へ・・・となるのかもしれないですけど
うーーーん、無理に引き延ばさないでガツンと結論付けてほしいように私は思うかも、です
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