emitanの心にうつりゆくもの

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2012春ドラマ 勝手に総括&各賞発表

2012-07-06 23:54:24 | 2012春ドラマ
2012年春ドラマ(4~6月期)、終わりましたね。
春ドラマカテゴリーの締めくくりとして、勝手に総括&勝手に賞を考えてみました。

私が完走した春ドラマは、以下の9本です。
 月9「鍵のかかった部屋」(フジ)
 月深夜「コドモ警察」(HBC ※地域で放送時間が違います)
 火9「リーガル・ハイ」(フジ)
 木9「パパドル!」(TBS)
 木10「カエルの王女さま」(フジ)
 金10「もう一度君に、プロポーズ」(TBS)
 金深夜「スープカレー」(HBC ※地域で放送時間が違います)
 土9「三毛猫ホームズの推理」(日テレ)
 日9「家族のうた」(フジ)

けっこう観てました。
頑張ったな、私。。。(なぜか自分を褒めてみた)
各ドラマの総括は下の方で書きますが・・・全体的には、あまりパッとしなかったなぁ、と(爆)
冬ドラマの時(こちら)も同じ言葉を書いたけど・・・でも、冬ドラマよりは楽しめたかなぁ。

視聴率2位「ATARU」と3位「37歳で医者になった僕」を観ていないので、他のブロガーさんとラインナップは違うと思いますが、ご了承ください。
 (あっ、●MAPが嫌いだから観なかったわけではありませんよ。
 ●MAPは好きなんですけど、ドラマの内容に興味が無かっただけです)
「30代主婦の気ままで勝手な自己満足」ということで、これより先は笑いながら流し読みしてください!


優秀作品賞 「リーガル・ハイ」
もう、この作品が断トツでした。
法律系のドラマはよく観る方なのですが、こんなにコメディー色がありながらも、風刺がきいた作品は初めてのような。
また、登場人物は少ないながらも、各キャラクターが本当に生き生きとしていました。
(後ほど、もう少し書きます)

2位は「もう一度君に、プロポーズ」
途中までは、私の中では「リーガル・ハイ」と肩を並べる位好きだったのですが、後半やや落ちてしまいました。
終わり方がねぇ・・・もう少し盛り上げてもらいたかったなぁ、と。

3位は「鍵のかかった部屋」
後半、私の中では失速したのですが、各キャラクターは良かったです。

あとは順位をつけるほどのものでは無かったので、「良かった順」として書きますと・・・
「三毛猫ホームズの推理」>「コドモ警察」>「スープカレー」>「家族のうた」>「カエルの王女さま」>「パパドル!」かな。
「コドモ警察」以外は、どれもキャストは揃えているのに、話の内容が残念で。
なぜこのキャストで、もっと面白く作れないのかなぁ~と。
「キャストが多すぎてもダメなんだよ!」というのが共通した感想だったかなぁ。
その中で「コドモ警察」は、ワイワイ・ガヤガヤ・ユルユルで、結構楽しかったです。


優秀主演女優賞 該当なし
私、主演が女優さんのドラマは「カエルの王女さま」しか観ていなかったです。
で、天海さん・・・好きな女優さんなのですが、本作の天海さんはあまりピンと来なかったのです・・・(ごめんなさい)。
ということで、該当なし、ということで。


優秀主演男優賞 堺雅人さん(リーガル・ハイ)
もう・・・凄すぎ!でした。
早ゼリフに、ジェスチャーに、掛け合いのテンポ・・・全てが秀逸でした。
大河ドラマ「篤姫」の時の「うつけ」将軍を観た時も凄いなぁ、と思っていたのですが、本作も変人ぶりが突き抜けていて、本当に素晴らしかったです。
次点は「もう一度君に、プロポーズ」の竹野内豊さんでした。


優秀助演女優賞 新垣結衣さん(リーガル・ハイ)
「もう一度君に、プロポーズ」の和久井映見さんと、すごく悩んだんですよね。
演技力としては和久井さんの方が数段上なのですが、ガッキーの成長ぶりが嬉しくて。。。
去年の月9「全開ガール」も弁護士役で、同じく弾ける強いキャラクターだったのですが、その時は弾け具合がかなり物足りなかったんですよね・・・そして、主人公なのに共感できなかった。。。
それが今回、終盤で「もしかして古美門に勝っちゃうの!?」と思わせるまでの、パワフルで愛すべきキャラクターになったのが良かったなぁ~と。
序盤戦は、全然勝てるようには見えなかったので、なおさら。
ガッキーと言えば、私の中では2007年の「パパとムスメの7日間」が大好きだったんですけど、ガッキーもようやく社会人に見えるようになったな~という感慨も(上から目線でスミマセン)。


優秀助演男優賞 里見浩太朗さん(リーガル・ハイ)
 (私の心の中では、「三毛猫ホームズの推理」の●木直人さんなんです(笑)
 もうヒロ兄が出ていなかったら、あのドラマは途中で観なかったかも。
 私の中で釘付けになった助演男優は●木さんだったのですが・・・。
 でもドラマの話自体は全然・・だったなぁ・・・。
 ということで、●木さんの名前は書かない方が良い!?)

という長い心の声があるのですが(笑)、それで熟慮した結果、里見さんかなぁ、と。
生瀬勝久さん(リーガル・ハイ)とユースケ・サンタマリアさん(家族のうた)も候補にあったのですが、里見さんはすごく意外な役どころで、少ない出番ながらもクスッと毎回笑わせてくれて、観ていて本当に楽しかったなぁ、と。
結局「事務員・服部さん」の正体は分からなかったけど、里見さん演じる服部さんは、本当に何でもできそうな気がして、ミステリアス感がリアルに出ていたように思います。


主題歌賞 斉藤和義さん「月光」(家族のうた)
関ジャニ∞の「愛でした。」(パパドル!)と迷ったんです。
関ジャニの歌が、「ザ・アイドル」という感じで、とても爽やかで勢いのあるポップな感じは良かったのですが、サビしか頭に残らなくて
斉藤和義さんの「月光」は、Aメロ・Bメロも頭の中に残って、気だるさの中にも心地良さが入っていて、まさにドラマの世界観が反映されているような感じがしました。
最終話では、オダジョーさんも歌っていて、それもなかなか良い感じで、まさに「主題歌」という感じでした。


以上、各賞発表でした!
何だか「リーガル・ハイ」だらけでしたね。
でも、やっぱりそうだったんじゃないかなぁ、と思うのですが、みなさんはどうだったでしょうか?


ここからは、それぞれのドラマを総括します。

月9「鍵のかかった部屋」(フジ)
第1話では、あまりピンとこなかった本作。
第2話から面白いかも?と思い始め、結構楽しんでいたのですが、第6話くらいから少し盛り下がり始め・・・。
榎本は「鍵ヲタ」だと思っていたのですが、「密室マニア」という感じで見れば良かったのかな?
榎本&芹沢のキャラ作りや演出は良かったと思うのですが、話自体が少々無理のある回も多くて、中盤からドキドキできない回が増えていったのが、少し残念でした。
榎本演じる大野君が、早口を頑張っていて、いかにも神経質そうに演じていて、良かったと思います。
芹沢も面白かった・・・でも、後半ちょっとうるさすぎたかな?と思う時もありましたが
主人公・榎本について、意味深な感じで終わってしまったので、そのうち続編がありそうな。。。
連ドラではなく、半年に1回の2時間ドラマで復活!の方が面白いかな?と思ったりしました。

※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 第11話


月深夜「コドモ警察」(HBC)
おとといに書いた感想(こちら)どおりかな。
発想が面白く、「大人から子供になってしまった」という役を子役の方々が一生懸命演じていて、セリフも笑えました。
子役の中で、ちょっとセリフが棒読みっぽかったり、滑舌が悪すぎたり・・・という点があって、ユルユルな面もありましたが、それをあまり深く考えずに観れば、かなり面白かったかな、と。
「早朝とかにしたらもっと人気が出るかも?」って一昨日に書いたけど、昼ドラマ枠か午後の再放送ドラマ枠でも良かったかも?
でも深夜だから、このクオリティで良かったのかも?
(ゴールデンで放送するには、耐えられないかも


火9「リーガル・ハイ」(フジ)
セリフが素晴らしすぎて、途中からそのセリフを書き残したくなる気持ちになりました。
そして、社会風刺が効いていて・・・金にまみれた政治家のこと、公害と国からの助成金の狭間で苦悩する住民(暗に昨年の原発による大災害を痛切に批判しているという、もっぱらの噂)などなど。
そして、メインキャストは少ないのですが、見事に「キャラ立ち」していましたね。
主演男優・助演女優・助演男優で書いた3人に加え、三木(生瀬勝久さん)や沢地君江(小池栄子さん)、「草の者」=加賀蘭丸(田口淳之介)も、みんな個性豊かで素晴らしかったです(あっ、井手くんもね 笑)。
沢地君江って、三木の秘書でありながら古美門にも情報を与えたりしていたけど、結局それは「男のケンカが好きなの」というオチだったっていう認識で良かったのかな

さおりちゃんネタは第2話からあり、第2話の三木のセリフでは「俺はお前をこの世界から葬ると決めたんだ。そのためなら地位も名誉も喜んで捨てる。それが俺の贖罪だ」と言っていて、第10話では「お前が裁判に巻き込んで死なせたあの子に詫びるがいい」と言っていましたが・・・。
まさかのハムスター!!
生瀬さんが、ハムスターを思い浮かべてあんなに泣き崩れていたと思うと、思い出しただけで笑いが止まらなくなってしまいます

ゲスト出演陣も、とても良かったです。
古美門の元妻や父親の回もあって・・・それでも古美門のキャラは、ほとんど変わりませんでしたが。

ということで、本当に楽しませてもらったドラマでした
このドラマは、また続編として復活してもらいたいです。

※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 第11話


木9「パパドル!」(TBS)
何でかよく分からないけど、最後まで観てしまいました
途中まではユルッと、少し楽しみながら観ていたのですが、後半失速。。。
感想も、途中まで何だかんだ頑張って書いてたな~私・・・(と自分を褒める)。
第5話辺りからしきりに書いていたのですが、「ファンの存在」の描き方が雑で冷めてしまったような。
錦戸くんのようなアイドルの熱烈ファンになったことはない(SMAPの吾郎ちゃんは大好きだけど、熱烈ではない)から、ちょっとアイドルファン事情は分からないのだけど、私は10代の時、大好きな有名人が結婚した時は、もうショックでショックで仕方が無かったです。
だから、結婚することは仕方がないとしても、「ファンあってのアイドル」という大前提がもう少し描かれて、その上で「これからもアイドルとして頑張りたい!」というメッセージがあった方が良かったかな、と。
あと、錦戸くんの思慮が深くないように見えたのが、すごく残念だったなぁ、と。
というわけで、春ドラマの中では、私としては一番低い評価となってしまいました。。。

※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話~最終話


木10「カエルの王女さま」(フジ)
第1話(こちら)の後は感想を書かずに、先日まとめて(こちら)感想を書いていました。
うーーーん、悪くはなかったのですが、私としてはパッとしなかったんですよね。
「過疎と財政難の市」が舞台だったから、全体的に暗い雰囲気だったので、歌で盛り上がる部分はあっても、やっぱり地味テイストに見えて。
キャストのそれぞれに物語があったのだけど、ちょっと人数が多かったような
「歌の力は素晴らしい」とは思いましたけどね。
ということで、少し低めの評価とさせていただきました。。。


金10「もう一度君に、プロポーズ」(TBS)
とても切ないのだけど、安心して観ることができたラブストーリーでした。
竹野内豊さんと和久井映見さんが、どっしりと魅せてくれたなぁ、と。
セリフも深いものがたくさんあって、良かったです。
少し外野(可南子の弟&波留の職場)がうるさかったかなぁ?もう少し抑えても良かったかな?とは思いました。
あと、最終話の感想でも書いたのですが、可南子がもう一度波留のことを「ダンナさん」として認めていく過程が観たかったなぁ、と。
サブストーリーは切って、「新たな波留&可南子」の幸せな姿をもっと見せてほしかった、あるいは、もう少し最後が盛り上がってほしかったかなぁ・・・と。
でも、とても満足のいく内容のドラマでした。
夫婦のあり方について、考えさせてくれるドラマでもあったなぁ、と。
「リーガル・ハイ」と、途中まで私の中では1位を争っていましたよ(笑)

※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話


金深夜「スープカレー」(HBC)
第1話(こちら)と、先日まとめて(こちら)感想を書いています。
まぁ良いお話だったとは思います。
そして、TEAM NACSの面々が、等身大のアラフォー男子を演じていて良かったなぁ、と。
ただ、毎週5人のストーリーを少しずつ描く形じゃなくてもよかったんじゃないかなぁ・・・と思ったのは私だけだろうか?
○話はAさんとBさん、△話はCさんとDさんの話・・・という感じでしてもらった方が、観やすかったんじゃないかな?と。
1時間ドラマなら5人のことを少しずつ描く手法でもよかったかもしれないけど、30分ドラマだったので、話が本当に少ししか進まなくて・・・。
ということで、途中からまとめて何話も観る見方をしていました。
最終的にみたら話自体は良い話だったなぁという感じで、途中まではあまり感想が浮かびませんでした


土9「三毛猫ホームズの推理」(日テレ)
まぁまぁまぁ、突っ込みどころ満載のドラマでしたね。
第1話は、私はかなりの高評価をしていたようですが、第2話では早くも辛口になって
「家族でも楽しめるように」だったのかもしれないけど、ストーリー上あんなに人を殺す必要は無かったのでは?と、毎話思っていました。
そこは原作どおりだったのかもしれないけど、そこはちょっと脚本を捻って、殺人シーンを減らして、もう少し推理→解決の場面を丁寧に描くべきだったのでは?と。

そして、キャストの無駄遣いでしたね(爆)
このキャストなら、もっと面白く作れたと思うのですが・・・キャストを揃えれば良いんじゃないよ!という感じです(前クールの「ラッキーセブン」と同じ感想)。
化け猫ホームズ(マツコさん)にしろ、ヒロ兄にしろ、晴美にしろ、石津にしろ、栗原課長にしろ、各キャラクターは立っているのに、それを生かした脚本になっていないのが勿体ないなぁと、ずっと思っていました。
だから、主人公の義太郎が引き立たなくて・・・。
そして、義太郎のキャラクターが、もっと応援したくなるような感じだったら良かったのに。。。

ということで、ドラマの軸がよく分からなかったのですが、突っ込みどころ満載のユルユルドラマとして、そして何よりもヒロ兄を楽しみに観ていました(ヒロ兄については、最終話の感想で書いているので、ここでは割愛)。
パーツ(ヒロ兄、シュシュ、マツコさん)ではかなり楽しんだので、上の「作品賞」の欄ではやや上位にさせていただきました

※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 第11話


日9「家族のうた」(フジ)
第1話(こちら)と、先日まとめて(こちら)感想を書いています。
まぁ・・・ねぇ、視聴率がかなり低くて話題になり、打ち切りが決まって話題になり・・・で、本当に可哀想だったなぁ、と。
ストーリーとしては悪くは無かったのだけど、狭い世界の話だった(何故今、売れないロッカーの話?)ので設定自体で間口が狭まっていたし、これと言った目玉も少なく・・・という感じだったので、視聴者の関心を引けなかったのかな、と。
「血は繋がっていなくても家族」ということも含めて、「家族」について色々な方面から描いていて、何となく言いたかったことは伝わってきました。
あとは、6/21に感想で書いたとおりです。。。


ということで、春ドラマも長々と書いてしまい、申し訳ありませんでした

最後になりますが、春ドラマ期間中、コメントやトラックバック、web拍手、メールやツイをしていただき、本当にありがとうございました!!
こんな感じで、時々毒を吐いたり、変なところで盛り上がったり壊れたりしてしまいますが、温かく見守っていただき、本当に感謝しています。
夏ドラマも、そろそろ書き始めたいとは思っていますので、これからもまた、どうぞよろしくお願いします!!
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