雲の階段 第２話

第２話　「看護師VS令嬢！無資格医が陥る禁断の三角関係」

伊豆諸島の過疎の島・美琴島の診療所では、子宮外妊娠をしていた田坂亜希子（木村文乃）が無資格医・相川三郎（長谷川博己）の緊急手術により一命を取り留める。
亜希子にはフィアンセで医師の野上雅樹（青柳翔）がいたが、亜希子が子宮外妊娠をしていたことは知らなかったと亜希子の父で田坂総合病院院長・田坂雄一郎（内藤剛志）に言うため、雄一郎は野上に「この件については君は何も知らない、聞いていない。もちろん口外無用だ」と告げる。
翌朝、相川は亜希子に「命を助けるのに精いっぱいで（胎児を救えず）本当に申し訳ありません」と謝るが、亜希子は「医師は患者やその家族に絶対謝ってはいけない、裁判になった時に不利になる…父はいつもそう言っています。大丈夫ですよ、私は訴えたりしませんから」と話す。
相川は看護師・鈴木明子（稲森いずみ）が洗濯をしている屋上に行き、明子に「昨日は地獄と天国でした。明子さんのおかげです。あの時すぐに明子さんが子宮外妊娠じゃないかって気付いてくれたから」と話すと、明子は相川の白衣を洗うと言って白衣を脱がせ、そのまま抱き寄せてキスをする。
・・・あなたのせいだから。
　あなたが悪いんだ。
　あなたが自分からここに来たんだから。
　決して私から追いかけて求めた人じゃない、そう思っていたかった・・・
診療所の所長・村木英次（大友康平）は、帰島してすぐに村長と駐在所の警官に呼び出され、昨日の相川が行った手術が島中で話題になっていることを問題にする。
すると村木は「三郎はこの島じゃ本物の医者だ。島民もみんなそう思っている」と言い切って、相手にしなかった。
東京から、雄一郎と亜希子の母・芳江（多岐川裕美）が美琴島を訪れる。
手術内容について雄一郎からいくつか質問を受けるが、相川はうまく答えられず、明子や村木のサポートで何とか切り抜ける。
明子と二人っきりになった相川は「思い知った…目が覚めた…。（亜希子の両親に会ったら）恐ろしくて、申し訳なくて。明日にでも所長に話します。今回はたまたま運よくオペは成功しました。だけど、また次に何か起きた時に…」と話すと、明子は「そういう不安って、本物のお医者さんだっていつも抱えているんじゃないかな？」と言うため、相川は「だから僕は医者じゃないんだよ！」と怒鳴る。
翌日、相川は村木に「元の事務職に戻していただけませんか？」と言って頭を下げ、他の職員も同意して「万が一相川君が無資格医として告発されたら、彼だけの責任問題ではなくなりますが」と言うが、村木は「全ての責任は俺が持つ」と言い切る。
すると、相川を指名する患者が来院したため、村木は「そういうことなんだよ三郎！そういうことなんだってよ！」と言って相川にまた医療行為をさせる。
・・・人の運命とは、必ずしもその人の意思で決められるものではない。
　むしろ自分の意思とは裏腹に運ばれて行くから、それを「運命」と呼ぶのかもしれない。
　今をこれからをどう生きるのか、
　目の前に示された運命にはあえて身を預け、あらがわず、
　相川三郎とはそういう生き方を選んだ男だったのだ。
　ただその時はまだ、私はその事に気づいてはいなかった。
　彼と私は同じ方向を向いている、私はそう信じようとしていた・・・
亜希子の退院の日が近づき、亜希子が相川と連絡先の交換をする様子を明子は遠くから見つめていた。
連休に入り、相川の元を訪れた明子は「前に言ってたよね『僕には自分がない』って。その事の意味やっと分かった気がする。その方が楽だから」と話すと、相川は「これでも昔はもがいたこともあったんです。でも、もがけばもがくほど、ことごとく裏目に出てしまう…それでやっと気づいたんです。自分の人生の中で一番要らないもの…それは自分の意思だって。でも、ちょっと怖くなってる。僕は今、この島でずっと暮らしたい、そう思い始めてる」と話す。
ちょうどその時メールが入り、相川は自分の母親から連絡が来たと話す。
そして「明日東京に行ってきます」と話すと、明子は「電話番号教えてくれる？実家の。別に掛けないとは思うけど、ケータイが繋がんなかった時とかさ、あなたが受け持ってる患者さんに何かあったら」と言って実家の電話番号を聞き出す。
東京に着いた相川は、実家に電話を掛けて「これからそっち行くから」と話すと、母（加賀まりこ）は「またお金？」と言うため、相川は「今はちゃんと働いてるよ」と告げる。
電話を切ると、亜希子から電話が入り、一緒にランチをすることになる。
雄一郎もいると聞いた相川は、着ている服が合わないと渋るが、亜希子はブティックに連れて行ってスーツをあてがう。
亜希子の妹・沙希子（優希美青）も含めた４人で食事をし、相川は医師として何とか雄一郎と話を合わせるが、亜希子が「ねぇパパ、うちの病院で採用してさしあげられないの？」と言い出し、相川はなんとかはぐらかす。
美琴島では、相川が嘘をついているのではないかと疑った明子が、相川の実家に電話を掛けてみるが、相川自身が電話に出たため、とても喜ぶ。
電話を切った相川は母に「もしも何でも好きな物食べていいって言われたら、何食いたい？」と尋ねると、母は「人には分相応ってものがあるから」と言われて無言になる。
その頃診療所では、宮坂事務長（半海一晃）と武村村長（ラサール石井）が医師免許を持っている新しい医師を探したと村木に告げ、村木は何も聞いていないと怒り「（今までも）半年も持たないでみんな逃げてっただろうが！いいか？昔から言うだろう、良いネコはな、白かろうが黒かろうがネズミを捕る！」と怒鳴るが、お腹の激痛で倒れこんでしまう。
・・・幸せだった。これでいいって思っていた。
　二人が同じ方向さえ向いていれば。
　あなたが島から出て行きさえしなかったら・・・


というような内容でした。

相変わらず暗い内容でしたね（笑）
先週のようなドロドロはなかったですけど、明子と亜希子が今後火花を散らすのはもうすぐ！な感じでしょうか？

亜希子のお腹の中にいた子は、誰の子供だったんでしょうね？
でも、亜希子は今は相川に夢中って感じですよね？
そして相川自身も、亜希子に惹かれているような・・・
でも相川のそれは、自分と同じニオイを感じたから（命を落とそうと考えるまでの悩みを持った者同士）ということのような気もするけど・・・？

でもでも、亜希子の父親にまで会ってしまったのはどうなんだろう？？
無資格医であることがバレたくなかったら、普通は医師である雄一郎と会うのは拒むもののような気がするのですが・・・。
相川の真意がまだ分からないです

明子は学生時代に犯罪に巻き込まれて、村木の手術を受けたんですね。
それが何か今後の伏線になるのかなぁ？
なんか村木を見ていると、ヤ○ザっぽく見えてしまうのですが
他の医師を招へいすると言われても頑なに「相川三郎じゃなきゃダメ」とこだわる本当の理由は何なんでしょうね？

加賀まりこさんが、さびれた家で足腰が悪い老女役で出てきたのにはビックリしました。
相川は、過去に母親にお金をせびっていた時期があったようですね。

相変わらず疑問符ばかりなのですが、演技派揃いのドラマなので見続けることが出来るというか・・・。
もう少しゾクゾクした感じがあった方が良いかな？（ちょっと物足りないかな？）とも思ったりはするのですが、
あまりドロドロし過ぎて笑ってしまう展開になるのは勘弁なので、こんな感じで良いのかな？なんて思ったりもしています

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