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三匹のおっさん~正義の味方、見参!!~ 最終話

2014-03-15 16:40:20 | 2014冬ドラマ
最終話(第8話) 「謎のニセ三匹のおっさん&連続放火魔登場で大ピンチ!?キヨさん愛する町を守るため正義の大立ち回り!シゲさん、暴走…必殺巴投げ!ノリさん、超美人と見合いで三匹解散!?“さらば三匹”怒りの大成敗!」

清田清一(剣道の達人キヨ・北大路欣也)と立花重雄(柔道の達人シゲ・泉谷しげる)が夜の見回りをしていると、有村則夫(頭脳派のノリ・志賀廣太郎)から不審者がいるとのメールが入る。
ノリは、山野満佐子(萬田久子)の家に侵入しようとしていた男に声を掛けるが、襲いかかってきたため、キヨとシゲが駆けつける前に則夫エレクトリカルアタックで倒し、感謝する満佐子に「この界隈を回っている正義の味方です」と言い残して帰って行く。
中年の男・松木邦久(大和田伸也)と友人の大野満男(不破万作)と菅原紀久夫(小倉一郎)は、休日の家では居場所がなく、第二の人生である職場でも上手くいかず、公園でため息をついていたが、スカッと胸がすくようなことをしたいと考え、「三匹のおっさん」を真似て夜回りを開始する。
町内で放火が多発している中、バイト帰りのキヨの孫・祐希(大野拓朗)が道端で自転車のチェーンを直していると、松木ら「ニセ三匹のおっさん」に不審者と間違われ、口論となる。
そこにキヨらが通りがかり、仲裁して帰すが、ノリは「いくら祐希君が小生意気に見えるからって、いきなり怒鳴りつけるのは穏やかじゃないよ。この先、揉め事でも起きなきゃいいけどね」とつぶやく。
松木らは、放火された火事の現場を見つけ、消防に通報し、消火をして、消防署から感謝状を贈られるが、その時のテレビ局のインタビューで自分たちの事を「巷で話題の“謎の中年三人組”“正義の味方”か?」と聞かれた時に頷いてしまい、祐希は憤慨する。
そのニュースを見たキヨの妻・芳江(中田喜子)は、松木は高校の同級生で、先日何十年かぶりで偶然に会ってお茶をしたと話す。
ノリに妹・幹代(重田千穂子)を通じて見合いの話が入り、先方の女性が是非ノリに会いたいと言ってきているという。
幹代が「早苗(女子高生の一人娘(三根梓))のためにも再婚したらって言ってるの。この先就職や結婚だってあるのよ。いつまでも兄さんが一人でいたら、早苗も心配でおちおち家を離れられないわよ。早苗が可愛いならね、さっさと再婚して自由にさせてあげる事よ」と話すため、ノリは会うだけ会ってみることにする。
見合いの席に来た女性は、先日泥棒に入られそうになっていた満佐子で、ノリに「私、結婚なんてもうこりごりだって思っていたんです。でも、有村さんだったら考えてみたいと思いました。人知れず正義の味方をしていらっしゃるんですもの。きっと誠実な方に違いない、そう思いました。そういう方と残りの人生一緒に歩んでいけたらいいな、なんて」と話す。
満佐子は晩御飯のおかずをタッパに入れて家まで持ってくるようになり、ノリと早苗は二人でそのおかずを食べるが、ノリが「お父さんは早苗の料理が一番好きだよ」と話すため、早苗は「でも、満佐子さんと再婚したら、満佐子さんの料理が一番って言わなきゃダメだよ。満佐子さんの味がウチの味になるんだから」と話す。
見回りをしていたキヨは、放火犯と思われる不審者を見つけ、取り押さえてもみ合いになるが、そこを通りがかった「ニセ三匹のおっさん」がキヨらをライトで照らし、キヨが一瞬手を緩めた隙に不審者は逃げていってしまう。
交番で不審者の情報を伝えるキヨの名前を聞いた松木は、「腕に覚えがあるからって、いい気にならないことだな。年寄りの冷や水って言葉もある」と言って不機嫌な顔をして帰って行く。
満佐子はノリの家に上がって食事をするようになり、ノリに「私のささやかな夢、聞いていただけます?夜回りする則夫さんをおうちで待つことです。再婚のお話、是非前向きに考えていただきたいわ」と話す。
祐希と早苗はファストフード店で勉強をしていたが、早苗が「私、もしかしたら志望校変えるかもしれない。どこか遠くの大学にするかもしれない」と言い出したため、祐希は怒って早苗を残して店を出てしまう。
その夜、「ニセ三匹のおっさん」がタバコを吸っている若い男たちを見つけ、未成年者だとして注意するが、男たちは20歳で、男たちは3人に謝罪と金銭を要求し、そこを通りがかった「三匹のおっさん」が竹刀と投げ技と則夫エレクトリカルアタックで退治する。
そんな中、ノリのケータイに満佐子から、早苗が家に帰ってこないと連絡が入り、みんな総出で街中を探し、祐希は昼間ケンカ別れしたファストフード店で早苗を見つける。
早苗は祐希に「お父さんと顔合わせたくない。お父さんがお見合いしたの。叔母さんが『早苗だっていつかお嫁に行くんだし、そしたら兄さん一人になっちゃうでしょ。今まで早苗のために頑張ってくれたんだから、これからは早苗がお父さんの幸せ考えてあげなきゃ』…初めは応援できると思ってたの。なんか色々急すぎて。お父さんと満佐子さんの家になるなら、大学も地元にこだわる必要ないのかなって。ごめんね、祐希君に八つ当たりなんかして」と話すと、祐希は「なんかちょっと嬉しいかも。ノリさんの前で良い子になろうとして、俺に当たっちゃったんだろ?それってさ、俺の方に甘えてるって事じゃん。ちょっとノリさんに勝った気分」と言って笑う。
祐希はノリと会い「言っちゃ悪いけどさ、(見合いの)タイミング悪すぎない?俺らもうすぐ高3だぜ?受験とか進路とか、すんげぇ頭痛いの。そんな時に見合いだの再婚だのって。今までずっと二人だったんだぜ。そこにいきなり他人が入るんだからさ、邪魔になるんなら大学は遠くの方がいいかもって、早苗ちゃん思い詰めてた。俺たちもう子供じゃないけど、まだ大人でもないんだよね…早苗ちゃんの気持ち、わかってやってよ」と声を掛ける。
翌日、再び放火事件が起き、火災現場に「三匹のおっさん」と「ニセ三匹のおっさん」が駆けつけるが、ノリが「放火魔ってのは、自分が火をつけた火事を見て興奮するもんだよ」と話すのをヒントに、先日キヨが取り逃した男が野次馬の中にいないか探す。
キヨは犯人を見つけて取り押さえ、「ニセ三匹のおっさん」に「悪いがコイツを警察に引き渡しておいてもらえないか?名乗りを上げない、それが俺たちの流儀だ」と言って去っていく。
先日タバコを吸っているのを注意された若者たちは、「ニセ三匹のおっさん」を報道しているテレビ番組を観て、このままにはしておけないとして仲間を集めて襲撃計画を立てる。
「ニセ三匹のおっさん」は若者たちに倉庫に連れ込まれるが、その途中で祐希が見かけてキヨに連絡する。
「ニセ三匹のおっさん」は暴行を受けて、「三匹のおっさん」を呼び出すように脅迫されていると、そこに「三匹のおっさん」が現れて「寄ってタカって年寄りイジメとは許せんな。そりゃ確かにソイツら可愛くはねぇだろうがよ、年寄りはもっと労わってくれなきゃ。ヒヨッコがデカイ口叩いてるなぁ。お前らなんざよ、俺らから見たらオシメの取れてない赤ん坊と一緒だろうが。おっさんをナメるなよ。痛い目に遭うぜ!」と言って、竹刀と投げ技と則夫エレクトリカルアタックで若者たちを打ちのめす。
「ニセ三匹のおっさん」が「心の中じゃ俺たちの事笑ってるんだろ?いい気になって、正義の味方気取りで…それがこのザマだ。でもな、今までそっぽ向いていた家族が優しくしてくれて、頑張れ、頑張れって。俺たちもまだまだできる…なんか力が湧いてきてさ。捨てたもんじゃないなって。嬉しかったんだよ。それが…情けないよ」と話すと、「三匹のおっさん」は「別に笑っちゃいないよ。俺たちだってアンタ達と同じだよ。俺たちも還暦を迎えてよ、ショボくれてたんだぞ。俺たちが名乗りを上げないのは、その方が夢があるからだ。正義の味方がまさかこんな普通のおっさんだと知ったら、ガッカリするだろ?」と話す。
数日が経ち、早苗は引っ越しのトラックに乗り込もうとする満佐子と会い、「よかったらまたお父さんの所に遊びに来てあげてください。ごめんなさい、私、満佐子さんの事嫌いじゃないんです。でも、今はやっぱり無理なんです…」と話すと、満佐子は「こちらこそ、ゴメンナサイね。私ね、今までずっと一人で生きてきたの。私の人生死ぬまでこんなもんなんだって諦めていたのね。そんな時に則夫さんに助けてもらったでしょ。ちょっと素敵なドラマが降ってきたみたいで、楽しくなっちゃって。やっと私にも主人公の順番が回ってきたんだなって舞い上がっちゃって。恥ずかしいわね。でも、人生って何が起こるか分からないわね。こんな年になって正義の味方に助けてもらったり、恋をしたり。則夫さんと早苗ちゃんに会えて本当に楽しかった。ありがとう。じゃあ、元気でね。受験頑張って」と言ってトラックに乗って去っていく。
トラックの助手席で満佐子は則夫が道路に立っているのを見つけ、車を停めてもらって則夫に駆け寄ると、則夫は自作の防犯ブザーを渡してお別れをする。
シゲの息子が経営する飲み屋で「三匹のおっさん」が飲んでいると、「ニセ三匹のおっさん」がやってきて「実は夜回りはもう止めようかと思ってんだ。やっぱり夜回りってのは、アンタ達みたいに腕っぷしが強くないと。私らじゃ、とても務まらないってことがよく分かったんだ。色々迷惑を掛けました。スミマセンでした」と頭を下げる。
「三匹のおっさん」は「何も止めることはないじゃないか。アンタらにはアンタらのやり方があると思うよ。お互いが定年になって暇もてあましてんだからよ、ボーっと過ごすには勿体ないじゃないかい?人生まだまこれからだぞ。ちょっぴり人様の役にも立つ、こんな最高の暇つぶしはないじゃないか!」と声を掛けると、「ニセ三匹のおっさん」は笑みを浮かべる。
シゲは松木に、何故キヨに対して敵対心を持っていたのかを尋ねると、松木はキヨの妻・芳江が初恋の人で、先日会った芳江がキヨの夜回りの事を楽しそうに話しながら「おかげで私は放っておかれて寂しいのよ。やっと定年になって夫婦水入らずの時間が出来たと思ったのに、お友達とばかりつるんじゃって。ちょっと拗ねてるの」と話しているのに嫉妬して対抗心を燃やしていた事を打ち明ける。
清田家では、結婚40周年を記念してお祝い会が開かれ、そこでキヨは「もう一回初心にかえって挑戦してみたいんだよ。張り紙をしたら、もしかしたら誰かが興味を持ってくるかもしれないし、子供たちだって来てくれるかもしれない。門を閉ざしていては、何事も前に進まないからな」と言って、剣道の道場を再開したいと打ち明ける。
キヨが道場で素振りをしていると、芳江がやってきたため、キヨは「いつから知っていたんだ?俺たち三人の(夜回り)」と尋ねると、芳江は「最初から知っていたわよ。あなたの事は全部お見通しよ」と言って笑い、二人で「これからもよろしくお願いします」と頭を下げ合う。
祐希が早苗に「来年も再来年もずっと先もさ、こうやって早苗ちゃんと歩いてられたらいいな」と話すと、早苗は「うん」と答え、通りがかりの小学生に「二人は付き合っているんですか?」と尋ねられると、早苗は「はい!」と答える。
「三匹のおっさん」が夜回りをしていると、「ニセ三匹のおっさん」も「青葉町見守り会」として見回りをしていて・・・


というような内容でした。

「最後の大成敗スペシャル!」ということで2時間SP。
盛りだくさんで、最後までとても楽しかったです♪
2話に分けて、今週と来週で1時間ずつしてくれてもよかったのですけどね

芳江さんは、最初から「三匹のおっさん」の正体を知っていたのですね!
すべてお見通しで、見回りに精を出すキヨに中々相手をしてもらえずに拗ねていたなんて・・・
何となく気づいているんだろうなとは思っていたけど、拗ねていたなんて可愛らしい
そして、高校生の時から芳江さんは高飛車だったのですね(笑)
「私の事、好きなんでしょ?どうせこの先も剣道に夢中で恋人なんか出来やしないんだから、早く素直になりなさいよ。いいわ、付き合ってあげる」なんて言って、キヨの方が先に芳江の事を惚れていたということにしていたなんて・・・
芳江さんもなかなか強烈なキャラで、とても良かったです

「ニセ三匹のおっさん」が出てきて、同じく見回りをしていましたが・・・
確かに「三匹のおっさん」のように腕っぷしが強い人じゃないと、アラ還の方々が不審者を取り締まるのは逆に危ないのかもしれませんね。
いくら正義感があって悪人を捕まえたい!という気持ちが強くても、相手が攻撃してくる可能性があるわけで、特に今の時代は刃物等を平気で振りかざす人がいるので・・・
そういう方たちにキヨが「アンタらにはアンタらのやり方があると思うよ」と声を掛けて、再び「ニセ三匹のおっさん」が夜回りを再開するラストは、とても良かったです!
松木が「お魚焼いても家焼くな」って言っていたのには笑ってしまいましたが(笑)
(CMで「バンバンバンバン晩餐館♪焼肉焼いても家焼くな♪」ってオバサマたちが歌うのがあるけど、それをパロってますよね!?)

おっさんたちを襲撃する若者に対しては呆れるばかりでしたが、襲撃仲間を集めるのに送っているメールの文面が可笑しくて大笑いしてしまいました
 「今夜ジジイを三匹狩りますうぜ~ジジイはSay-bye!」
・・・「Say-bye」と「成敗」を掛けているのが絶妙で、でも逆におっさん達に成敗されちゃって、カッコ悪かったですねwww

早苗ちゃんと祐希が「付き合っている」という事になって、良い関係が続いているという状態で終わったのも良かったです♪
でも、せっかく祐希がキスをしようとしても、ノリさんのスタンガンの脅迫を思い出してためらってしまって・・・
則夫エレクトリカルアタックは、かなりの抑止力(!?)なんですね
水たまりを使って感電させたり、飛んでくる人に向かってエレクトリカルアタック・・・宙を浮いている人には出来ないでしょw
そんな変わり者のノリが、あの萬田久子さんを振ってしまうなんて!!(笑)
まぁ、早苗ちゃんを思ってのことで、祐希が早苗の気持ちを代弁して「俺たちもう子供じゃないけど、まだ大人でもないんだよね」と言っている場面はジーンときました

シゲも個性を発揮していたけど、泉谷さんの暴走キャラは思ったよりも抑え目だったかな~(笑)
お巡りさんに「シッ!」ってされて犬のように扱われているのは笑ってしまいました。
最後の成敗場面では、「最終回!」って投げ技をかけたり、「レジェンド…」ってつぶやいたり、きっとアドリブなんだろうな~と思って観ていました

金曜8時は、なかなか忙しくて観れないんじゃないか?と思っていたのですが、とても楽しいドラマだったので、ほとんどリアルタイムで観てしまいました
演出は時代劇調なのだけど、扱っている題材は正に現実的な問題で、それをおっさんなりに痛快に解決していってくれていたので、笑いあり、涙あり、拍手ありで、3か月間堪能させてもらいました。
素敵なドラマをありがとうございました!!

「三匹のおっさん」の活躍をこれからも観たいです!
そして、全国で放送されますように!!(全国放送でないのが本当に勿体ないです)

ドラマ全体を通じた感想は、月末に冬ドラマ総括の記事を書く予定なので、そこで書きたいと思っています。

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
※公式HP(こちら
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2 コメント

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こんばんわ~ (きこり)
2014-03-15 19:05:45
いや~最終回SP楽しかったですね~
盛りだくさんの内容だったけどラストはビシッと決まりました。
キヨと芳江さんのなれそめも見られたし~
>芳江さんもなかなか強烈なキャラで、とても良かったです
ホントホント。貴子とのやりとりもスパイシーなんだけどからっとしていて、笑いながら見ることができました。
今回はいろんなパターンの『エレクトリカルアタック』がありましたよね~(笑
水たまりにってのは目からウロコでした( ゞ( ̄∇ ̄;)オイオイ)
そしてそんなノリと萬田さんがねぇ・・
もてもてのノリも新鮮でしたね。
>そして、全国で放送されますように!!
本当ですよ~!このおもしろさをたくさんに方たちに味わって欲しい。そしてシーズン2もお願いしたいです~
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>きこりさんへ (emi)
2014-03-15 19:46:37
きこりさん、コメントありがとうございます!

最終回も楽しかったですね♪
キヨと芳江さんの馴れ初めも、なかなか良かったです。
芳江さんはすごく毒舌なんだけど、可愛らしさも随所に出ていて・・・。
最後まで貴子とズバズバやりあっているのも、微笑ましさすら感じてしまいました(笑)

>水たまりにってのは目からウロコでした( ゞ( ̄∇ ̄;)オイオイ)
私もビックリでしたよ!!
まさに「オイオイ!」です
でも、スタンガンを手にしたノリは活き活きとしていたけど、早苗とのことで悩む姿は本当に苦悩していて・・・。
そして、あんな美人に惚れられるノリ・・・確かに性格は素晴らしい方だから当たり前と言えば当たり前なのですが、何だかついモテモテのノリには笑ってしまうというか(笑)

シーズン2、私も希望します!!
スペシャルドラマで復活♪でも嬉しいです(*^_^*)
是非全国放送で、大々的にやってほしいです!!
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