emitanの心にうつりゆくもの

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下町ロケット 第2話

2015-10-26 19:57:58 | 2015秋ドラマ
第2話 「娘の愛で20億買収の危機を救えるか」

佃製作所は、ナカシマ工業の主力商品に対して特許侵害70億円の逆訴訟を起こす。
そんな中、帝国重工の宇宙航空部長・財前道生(吉川晃司)が佃製作所を訪れ、ロケットエンジンに使うバルブシステムの特許を20億円で譲ってほしいと言ってくる。
佃製作所の所長・佃航平(阿部寛)は「あのバルブシステムは、言ってみれば手塩にかけて育て上げた子供のようなもので愛着がある。そう簡単に手放せるようなものじゃないんです」と言って特許使用契約を持ちかけるが、財前は「他社に対してもあの技術を提供してしまったら、うちのロケットの優位性が保てなくなります」と言い、独占使用権を持ちかけても「弊社のスタンスとは合わない。キーデバイスの権利は全て自社で押さえるという事です」と言う。
航平は検討期間として1週間時間をもらい、社内で検討するが、経理部長・殿村直弘(立川談春)は帝国工業がこれまで開発にかけてきた金額に相当する100億円を少なくとも要求するべきと提案し、技術開発部長・山崎光彦(安田顕)は「たとえ200億でもあの技術は絶対に手放したくありません。あのバルブシステムの技術は、大型水素エンジンの制御だけじゃなくて、もっと汎用性の高い斬新なものなんです。売ればその可能性を捨てる事になる」と言って、意見が分かれる。
1週間後、航平は財前に特許使用契約も選択肢に入れてもらえないか提案し、双方の会社で再検討することになる。
財前は、大学時代の同期であるナカシマ工業の事業企画部法務グループマネージャー・三田公康(橋本さとし)と会い、佃製作所との訴訟の事について尋ねると、三田は「もう少し待ってろ。うちが格安で使わせてやるよ」と言い、佃製作所の他の特許の事は「ほとんどどれもゴミみたいな非実用的な物ばかりだったな。でもな、特許って奴は、いつどこで何が金になるか分からないからな」と話すため、財前はナカシマ工業に佃製作所が買収されたら更に特許買取にお金がかかると考えて対策を練り直す。
ナカシマ工業は、裁判で航平の証人尋問を請求し、航平は弁護士・神谷修一(恵俊彰)がまとめた想定問答を一生懸命覚えて証人尋問に備える。
神谷は、裁判官・田端耕二が真実をきちんと見極める公正な裁判官である事に気づき、尋問の日に航平に「佃さんの思った事を佃さんの言葉で、ありのまま答えていただければ結構です。佃さんの本音を堂々とぶつけてください」と声を掛ける。
尋問中に、航平は「私はかつてロケットエンジンの開発に携わり、失敗しました。でも、あの失敗があるから、今があるんだ。どんなに素晴らしい発明にも、そのたった一つの成功の裏には、何百何千という失敗がある。その積み上げられた失敗を、技術者たちの報われなかった努力をバカにすることは許されない。技術者はみんな自分の無力さを知ってるよ。毎日壁にぶつかってばかりだからな。だからこそ必死に腕を磨いて、徹夜で開発に没頭して、次こそはって信じてものを作り続けているんだよ!何でか分かるか?面白いんだよ。昨日出来なかった事が今日出来るようになる。今日分からなかったことが明日分かるようになる。それを自分の技術でやれたら最高だ・・・(アイロンの話は略)・・・技術は人を支える。人間社会を豊かにする。人を幸せにする。それこそが技術のホントの力じゃないでしょうか・・・金の事しか考えられなくなったら、そこに技術の進歩はありません。そんな特許なら、ない方がマシだ。特許だの買収だのしか頭の中にないアンタ達に、ウチより先にあの技術を完成させる事など絶対に出来る訳がない!裁判長、これだけは言っておきます。たとえこの裁判に負けたとしても、ナカシマに特許を奪われたとしても、屁でもありません!培ってきた技術力だけは決して奪えない。正義は我にありだ!」と言い放つ。
証人尋問終了後、裁判官は原告・被告双方を呼び、佃製作所がナカシマ工業を訴えている事案については全面的に認められる心証を持っていると話し、ナカシマ工業に和解をしてはどうかと持ちかける。
佃製作所側も和解について尋ねられたため、神谷は「別訴の取り下げをしていただければ、本件の和解金は8割の56億まで下げていただいても結構です」と提案し、ナカシマ工業は持ち帰って検討することになる。
佃製作所に白水銀行から支店長と融資課長が来て、56億円を当行に振り込んでほしいと頭を下げてくるが、航平は「心配しなくてもお宅の融資は全額返済しますよ。ふざけないでくれませんか。あなた方はうちが本当の苦しい時に、手を差し伸べるどころか、容赦なく金を返せと言わんばかりだったじゃないですか。俺はアンタ達にされた仕打ちは絶対に忘れない。良い時も悪い時も信じ合っていくのが企業とメインバンクでしょうが。にもかかわらず、自分の都合の良い時だけすり寄ってきて、ダメとなったら手のひらを返して見捨てる。アンタらに銀行マンたる資格はないよ。うちの殿村の方がよっぽど本物の銀行マンだった!」と言い放つ。
毎朝新聞に、三田が記者・高瀬に話した「(佃製作所の逆訴訟は)自分たちが生き延びるためには手段を選ばない、中小企業の典型的なやり方だ。我々大手企業から利益を吸い取ろうとする、まるで寄生虫だ」という言葉が記事に掲載され、企業イメージが悪くなったナカシマ工業は和解に応じる事になり、三田は左遷されて・・・


というような内容でした。

ナカシマ工業には勝てたから、あとは帝国工業に特許使用契約を認めさせれば・・・と思いきや、帝国工業は圧力を加えてくるのかしら?
「内製化」が達成されれば確かにものすごく大きな事ですが、そこにこだわりすぎるあまりに圧力を加えて手に入れようとするのはどうなのでしょうね?
でも、航平が言っていた「手塩にかけて育て上げた子供のようなもの」とか「培ってきた技術力だけは決して奪えない」という言葉は、同じように開発投資してきた帝国重工も似たような思いを持っているでしょうからね。
ナカシマとは違って、帝国重工は佃製作所の動きは知らずに独自に研究を重ねて生み出したものですから・・・

航平が帝国重工に提示するのは、特許の売却ではなく、使用契約でもなく・・・何だろう?
そして、財前はどういう対抗策を出してくるのでしょうね!?

佃製作所のこれからのメインバンクは、東京中央銀行との事。
東京第一銀行じゃないんだ(笑)
航平が白水銀行に言い放った「良い時も悪い時も信じ合っていくのが企業とメインバンクでしょうが。にもかかわらず、自分の都合の良い時だけすり寄ってきて、ダメとなったら手のひらを返して見捨てる」というような言葉は、
「半沢直樹」「ルーズベルトゲーム」「花咲舞が黙ってない」など、この原作者の方の作品によく出てくるセリフですね~。

「金の事しか考えられなくなったら、そこに技術の進歩はありません」
技術者や科学者には、これからも文明の進歩のために頑張ってほしいけど、無尽蔵に資金が提供されることはほぼないのが難しい所で・・・
そして、本作では佃製作所に56億円入るけど、お金が入ったら入ったで、その使い道で所内はもめてしまうのでしょうか?
航平は、技術者であるけど、経営者でもあるから、判断を下すのはまたとても難しいのでしょうね。

ちょっと色んな人のアップ画面が多いのが気になりますが(裁判官の顔までアップするのは、やりすぎじゃない!?)、
まぁこの制作チームの特徴と思って諦めるとして
ロケットのバルブシステムの行方がどうなるのかは、引き続きとても気になります!
←web拍手です。
※これまでの感想
 第1話
※公式HP(こちら
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