複数のXenAppサーバで環境を構築する場合、移動プロファイルは必須です。移動プロファイルの設定をする場合、
ログイン時に作成されているユーザの一時プロファイルの削除も合わせって設定すると思います。
ユーザここのアプリケーションの設定はレジストリに保存されているのは一般的に広く知られている情報
ですが、レジストリに保存されないデータがいくつかあります。
その代表例がファイルの関連付けの情報。関連付けの設定ってレジストリを見るとユーザごとに登録されて
いるのが確認できるのですが、これが落とし穴。
通常のレジストリは、ユーザプロファイル領域にNTUSER.DATとして保存されていますが、関連付けの情報は
\AppData\Local\Microsoft\Windows に「UsrClass.dat」として保存されています。
\AppData\Local って事は移動プロファイルには含まれていない情報です。
ユーザがログインしてテキストの拡張子(.txt)をお気に入りのエディタに割り当ててログインし直すと
この関連付けが消えています。
公開アプリケーションだけを利用していればさほど影響は無いのですが、公開デスクトップやXenDesktopを
利用している場合、影響大です。個人で設定した関連付けがログインする度に初期化されてしまうのですから。
回避方法として思いついたのがログオフ時にこのキーをエクスポート(reg export)し、
ログイン時にインポート(reg import)する処理をログオンとログオフのスクリプトに組み込むことでした。
この方法を幾つか設定していますが、今のところ問題は発生していません。
同じことでハマっている方は一度お試しください。