45番岩屋寺
岩屋寺は標高700mの高所にあります。
奇峰が天を突き、巨岩の中腹に埋め込まれるようにお堂がたたずむ典型的な山岳霊場です。
神様か仙人が住んだと、おもわせる境内は、むかしから修験者が修行の場としていたようで、他のお寺の雰囲気とは全然違う修行寺であることが分かります。
岩屋寺に着いたのは2時頃でしたが、天気予報どうり、天気が急変し曇り始めました。
雨もポツポツ落ち始め風も冷たくなりました。
周りには誰もおらず不気味な感じになり
まさに仙人は現れるような雰囲気になり
納経を済ませ急いで戻ってきました。
天気が良ければこの山の霊気に浸かりたかったのですが、にわか修行者は肝が足りません。
今日は午後から天気予報は雨との事なので、午前中に距離を稼ぎたく天気予報、宿の女将さんに
朝食はお弁当にしてもらい、5時30頃出発しました。
外はまだ真っ暗です。一本道ですが街頭もなく
知らない道を小さな懐中電灯で、歩くのはあまり気持ちがいいものではありません。
それでも6時半頃には明るくなり
ほっとしました、気温は2-3度くらいです。
1週間前くらいにこの辺は大雪だったそうです。
山道は雪が残っています。
雪道は歩きにくく、下が凍っていて滑ります。
滑って捻挫でもしたら大変です。
慎重になるので時間がかかりました。
このお遍路に来て冷たい風にあたってるせいか、両方の耳と指が霜焼けに
なってしまいました。
金剛杖は、お遍路は大師さまと同行二人と歩くと言われてます。
その身代わりが金剛杖と言われてます。
また昔は道中に命を落とすことが、あったら
遍路道の脇に金剛杖を卒塔婆として葬られたそうです
床の間に置かれた金剛杖
だから「お杖」と呼び大事に扱われます。
宿に着くとそこの女将さんがまず一番洗って頂きます。そして床の間に置かれてます。
明日は低気圧のため天気は相当荒れるようです。
でも山場の45番の岩屋寺が終わったのでホッとしてます