かつて、ホラーコミックのブームがあった。
そして赤白ストライプなヒトが一世を風靡した。
そのちょっと後のころだったと思う、「妖怪ハンター」&諸星大二郎とのの出会いは。
まだまだガキだったオレは諸星作品の面白い部分に鈍感だったが
大人向けに描かれたマンガであるという事に気が付く程度には賢しかったので
あまり「妖怪ハンター」について語る事はなかった。
すぐにガンダムブームが来て、人気マンガ家とは言えない諸星大二郎の事はいつのまにか忘れていた。
時は流れて、とある古本屋で妖怪ハンターの続編に出会った。再燃した。
元来のオカルトマンガ好きだったオレはたちまち諸星大二郎がマイブームになり
部数も少なく、大手書店にもなかなか入荷しない飢餓感も手伝って
ヒトには勧めないオススメ本として、ゆっくり着実にコレクションしていった。
さらに時は流れ、あまり映像化に恵まれない諸星作品であるが
2005年の映画「奇談」に続いて(体感的には連続しているようだ!)今年「栞と紙魚子シリーズ」がTVドラマ化された。
ありえない。奇跡である。なんで今、諸星大二郎なの?むしろ氏の大ファンであるオレが聞きたい。なんで?
リンク先を参照すれば、諸星氏の原作とは似ても似つかないかわいらしい「栞と紙魚子」がみれるはずだ。
ファンとしては正直、痛し痒しな気分ではあるのだが・・・。