今年はお隣の越谷市が会場ということで、見てきました!
さすがですね、どの作品も堂々たる作品で感動しました。
春日部はやはりレベルが高いかなと思いました。たくさん賞がついていました。
私も小学生から埼玉に暮らし、ずっとやってきた硬筆や書き初めですが、今も変わらずずっと同じように続いている伝統の書写を指導する立場となり、やはり思うのは、集中力が重要だという事です。
学年が上がるに連れて、文字数も増えていきますが、最後まで集中力を切らさず、丁寧に書き上げたなと見て取れる作品は素晴らしいです。
作品を頭から見ていくと、最後の方の行で少し曲がったり、文字の大きさにバラツキが出たりと、微妙に集中が切れたなと感じる作品が多々あります。
最初から最後まで、同じ濃さと太さで鉛筆を走らせる技術は、そう簡単に身に付く訳ではなく、そのお子さんの努力の賜物と言えるでしょう。
私が子供の頃に、県展まで行けてもそこから、どうしたらもっと上達出来るのかさっぱり分かりませんでしたが、
県展まで来る子はみんな上手で当たり前です。
賞がいただける子は、作品に余裕が感じられます。少なくても奇跡の1枚ではなく、安定して美しい文字が書ける力があるのだと思います。
今日はとても勉強になりました。
ただ、ものすごく混んでいて、お子様の撮影に熱心な保護者がなかなかその場を動かなかったり(^_^;
よく見られなかった列もありました。
県内の交通の便が、非常に悪い埼玉県の、どこからいらしたか分かりませんが、きっと何時間もかけて家族で見に来たことを思えば、よく頑張ったね!と心の中で褒め称えてあげたい気持ちでいっぱいでした。
来年は、うちの教室からも選出していただけるよう、しっかりと今からやれることをやっていくしかないと改めて思いました。
そして、まだまだ学校単位で金賞にも届かない生徒さんのために、これから少しずつ書写の力をつける指導を工夫して行っていこうと思いました。
いつになく大真面目な内容になりましたが、最後に面白ネタをひとつ。
小1のある男の子が、会場にいたスタッフと思われるおじさんに「来年は僕の金色に印鑑を押してください!」と懇願していました。母親は恥ずかしそうに「この子ったら」と笑っていましたが、そのあと、その母親は男の子の頭を撫でて「よく言えたね!」と言っていました。
さては言わせたな・・・。
海より深い母の愛を感じずにはいられませんでした。