給与が低い
最低賃金を下回っている
ブラック企業の定義、その③です。
そしてその④は、
残業代が出ない
※労働問題弁護士ナビより引用
いくつか前の記事でも書きましたが、一般社員で応募したけれど試用期間が終わったら管理職になってほしいと言われていました。
求人票に書かれていた一般職の試用期間の基本給は140,000円(試用期間3か月)、本採用後170,000円。
管理職は試用期間170,000円、本採用後は200,000円、さらに役職手当が20,000円支給されるとのこと。お金に困っている私が飛びついたのは当然です。
ただ、試用期間の給与は140,000円と言われ若干焦りました。管理職になるのなら、試用期間は170,000円じゃないの?ってその時は面と向かって聞くことができませんでした。
140,000円というと、副業をしていた前職の給与より低いです。しかもこの会社は副業禁止。というか、毎日12時間以上会社に拘束され、休日もない状態では、許可されても副業する気力も時間もありません。
でももともと求人票を見た時から、3か月我慢すれば17万円になるのだから、少しの間は我慢するつもりで応募したんだし、3か月後には220,000円になるんだから、それまで足りない分はカードローンで補えばいいやと甘い考えを持ってしまいました。
私の住む地域の最低賃金が当時いくらだったのか覚えていませんが、単純計算でも14万円では現在の最低賃金にも足りませんし、実際の勤務時間は月230時間を越えていましたので17万円でも足りません。
残業代も全く支給されません。残業した分は、別日に早く帰るとか、遅く出てくることで調整するようにと入社早々上司から言われていました。
それでも3か月後には楽になるからと言い聞かせながら、毎日仕事に耐えていました。
もう使うこともないだろうと思っていたカードローンに再び手を出しながらも、すぐに取り返せると言い聞かせていました。
でも、既に心の底から会社を信用できていたかというと、全く信用していなかったと思います。
なんとなく予想はしていましたが、3か月が終了する最後の日、非情なメールが届きました。
「本採用となりますが、給与は据え置きます」と冒頭から書かれていました。