前記事の続き。
まさに買い物依存真っただ中に見つけた本。以来ずっと愛読書です。
レベッカのお買いもの日記 1 (ヴィレッジブックス S キ 1-1)
文庫本になった時にタイトルと翻訳者が変わりましたが、最初に単行本を買ったときは「買い物中毒の密かな夢と野望」というタイトルだったような気がします。
個人的には最初のタイトルの方が生々しくて好きです(^_-)-☆
だってこの小説の主人公、リアルに絵に描いたようなお買いもの中毒で、共感しまくりでしたから。
でもお買いものするシーンの描写はすごく素敵で、お買いものって楽しい!とやっぱり思ってしまいます。
そして、主人公が周囲に嘘を重ね、転落していく様もなかなかリアルで身につまされます。
最後は毎回ちゃんとハッピーエンドになるけれど、この小説も「借金をなんとかしないといけない!」と感じさせられた一因でした。
ちなみに映画にもなったので、もちろん見ましたが、映画は全くの別物でした。正直ちょっとがっかり。
「買い物中毒」感がなく、きれいにおしゃれにまとまってるだけで、やはり小説の方が断然リアルで面白かったです。
この本を真似して、オークションで浪費の産物をかなり手放してお金に替えました。
レベッカのように借金全部払えるほどにはなりませんでしたが、手放して後悔したものはありませんでした。ということは、必要のないものを買いまくっていたことになります。
そういうことにも徐々に気づいていきました。
シリーズ途中で日本での発売が中断されてるのは残念ですが、確かに4巻以降あんまりおもしろくなくなったので(結婚したあたりから?)、続きはペーパーバックで英語の勉強がてら読もう!と、Amazonのカートには入れていますが、いっこうにお買い上げしないままもう何年もカートの中にとどまっています(^^;きっとこのまま買わずに終わるでしょう。
実はAmazonだけでなく、いろんなサイトの私のカートにはとりあえずいっぱい商品が入ってますが、いつまでたってもお買いあげに至らないのも、買い物依存を克服できているのかなぁと思います。
カートの商品を一気に大人買いしたい!と思うこともありますが、実際は必要なものだけたまに買って、もういいやと思うものは削除しています。
昔の私は気に入った本があると単行本と文庫本両方買っていました。翻訳本だと原作も買っていました。こういう独占欲の強さも借金の原因でした。
前記事にも書きましたが、任意整理と退職をきっかけに意識が変わり、買い物依存が薄れるとともに、断捨離にはまり始めましたが、その時に文庫本だけを残し原作本を手放してしまいました。
本は引っ越しの時にかなり荷物になって、女手ひとつで荷物を運ぶのが大変だったという現実を見て、ものは少ない方がいいなぁと気づいたのかもしれません。年を取ると力もなくなってくるし。。。
現実の買い物依存は再発していないので、小説を読んで楽しいお買いものを疑似体験しているのも悪くないと思います。久しぶりに読み返してみようかな。
いつも読んでいただきありがとうございます。