goo blog サービス終了のお知らせ 

しがない公務員の大阪通信

大阪在住、在職の公務員が大阪の過去、今、そして未来を考えます。

2015年を振り返る

2015-12-30 | 今日の大阪
今年も残すところあとわずか。

今年の大阪市はいろんなことがなくなりました。

なんといっても一番大きいのが、
「大阪市廃止」がなくなったこと。

おそらく、
ほとんどの大阪市職員はなくなるものと思っていたでしょう。

私もその一人で、
正直言って、
なくなったらどうせ居住特別区の職員になるんでしょうし、
分限免職(地方公務員法第28条第1項第4号)にならないように、
今のところで頑張ろうって思っていました。

僅差とはいえ、
大阪市の存続が決まったことはある意味すごいことだと思います。

それで、
結局橋下さんが第一線から退くことになったわけなのですが、
おそらく近いうちに何か仕掛けてくることでしょう。

ただ、
あの人にもうだまされないでほしいなぁっていうのが、
個人的な希望です。

なんでそう思うかっていうと、
二重行政の話で、
府知事時代に府立体育会館(今は「エディオンアリーナ」だそうです。)を売却するって言ったのに、
結局日本相撲協会の北の湖理事長に寄り切られて、
さらっと手のひらを返したんですよね。

あれを見た時に、
この人は信用できないし、
首長になるべきじゃないよなぁって思いました。

その後も、
自分のマニフェストに関してはしっかり実行し、
それまでに培われたものについては既得権としてつぶしにかかる、
そんなことの繰り返しだったような気がします。

結構行政って、
始めるにしても終わらせるにしても、
水面下でいろいろと動いた後に、
そろそろというときに発表するのが多いのですが、
あの人の場合は、
まず打ち出して、
できない理由を目に見える形で洗い出していく、
そんなやり方だったと思います。

そして後ろ向きな考え方を持ちだすと、
「前例にとらわれることなく、
これまで実施してきた方法を見直す」よう言われるようになりました。

もちろん前向きに考えないといけないことですし、
できない理由を洗い出すことも重要ですが、
そこに対する攻撃がすごいもんですから、
関係する市民はたまったもんじゃなかったと思います。

それが、
いつどの市民の番になるかわからない状況もありましたので、
そこに対するフォローが大変だった時期もありました。

今後はさすがにそこまではないのかなと思っています。

今の吉村市長が橋下さんのまねをしたところで、
すぐにメッキがはがれますので、
しばらくは様子見でしょうね。

ただ、
大阪都構想→大阪副首都構想については、
もうこの4年でやりきるつもりでしょう。

この市会で条例案を上程するのかなって思っていたのですが、
さすがにそこまではしなかったのですね。

「大阪都構想」とは、
・大阪市の廃止(大阪市役所、「大阪市」という地名の消滅)
・大阪市域に5~7つの特別区を大阪府から相当程度独立した内部的団体として設立
・大阪市域の固定資産税、法人市民税等を大阪府が管理
・特別区の自主財源は個人市民税等に限定され、
 大阪府から固定資産税等から必要と認めれられたものが分配
というものです。

5月17日に反対されていったんなくなりましたが、
おそらく来年中には改めて出てくるものと思われます。

そのまま出すことはないでしょうが、
先ほど上げた4点は変わりませんので、
そこは騙されないようにしてほしいなぁと思います。

そんなわけで、
来年もいろんなつぶやきを残していきたいと思います。

来年が、
皆様にとっていい年になりますように...。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 12月29日(火)のつぶやき | トップ | 12月30日(水)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

今日の大阪」カテゴリの最新記事