美と知

 美術・教育・成長するということを考える
( by HIGASHIURA Tetsuya )

面白い画材

2015年05月18日 | スケッチのすすめ

 一本のクレヨンンに様々な色が組み込まれているので、塗っていくと思わぬ色彩が現れます。  

「印象派絵画の色彩をギュッと閉じ込めた・・・」と説明書きがあります。

アオゾラ ドット ミュゼ クレヨン
クリエーター情報なし
あおぞら
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愛媛県松山市でのスケッチ

2010年08月25日 | スケッチのすすめ
美術部の合宿で松山に行きました。
連日暑い日が続きましたが、道後温泉本館前や、松山城、萬翠荘などの場所を中心にスケッチをしてきました。

道後温泉本館には朝から浴衣を着た近所のホテル・旅館の宿泊客や、荷物を背負ったままの観光客などひっきりなしに人が集まってきます。
『千と千尋の神隠し』のモデルにもなった道後温泉本館神の湯には400円で入浴できます。


その昔、傷を負った白鷺が湧き出ているお湯で傷を癒していたとされるこの温泉の由来から、屋根に太鼓が時を告げる振鷺閣(しんろかく)の天辺に白鷺がいます。


萬翠荘は大正11年に建てられた洋館で、『坂の上の雲ミュージアム』から少し坂を上ったところにありました。
自然の中にたたずむ落ち着いた場所でした。

お城を中心とした松山の町はわかりやすく、市電も大変便利で何回も乗りました。
愛媛みかん、じゃこ天、長なす、もぶり鮓・・・
それといただいた枝豆もすごくおいしかった・・・
またゆっくりと訪れたいです。

11月にはまた『坂の上の雲』がNHK放映されるということ。
松山に育った秋山好古、秋山真之、正岡子規を通した日本人の物語、楽しみです。

コメント (2)
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スケッチのすすめ14 調子のリズムを捉える

2006年09月29日 | スケッチのすすめ
「明~暗~明~暗のリズムを見つけましょう。」と私はよく言います。

スケッチのすすめ13で、「白黒写真に置き換えたときの調子の関係をイメージしましょう。」と書きましたが、その上でさらにその調子の関係を「明~暗~明~暗」の調子の移り変わりのリズムを捉えましょうとアドバイスします。

作品の中で、「明~明~明・・・」「暗~暗~暗・・・」と調子が続くと画面のメリハリがなくなり、画面が平板化してしまいます。そして初心者の方は意外とそのワナにはまってしまっていることが多いのです。

言葉だけでは説明しにくい内容ですが、具体的な作品の箇所で「明~暗~明と変化してますね・・・」と示し、対象を観察していただきますと、生徒さんは「あっ、わかります!」と調子の移り変わりを発見してくれます。

そうすると色を選ぶ眼が一段深まり、画面の構成もしっかりとしてきます。
逆に、画面の構成を意識するようになることで、色彩を判断する眼が深まるといってもいいでしょう。

これを意識しだすともう中級といえます。


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スケッチのすすめ13 調子のバランスをつかむ

2006年09月28日 | スケッチのすすめ
「白黒写真に置き換えたときの調子の関係をイメージしましょう。」


絵を描いてみたいが、形が思うように描けなくて挫折してしまう人が多いということで、主に形を上手くとるポイントを整理(スケッチのすすめ1~11)してきましたが、絵を描ききすすめる上でもうひとつはずせない大切なポイントがあります。それは色です。

色には次の構成要素があります。
「色相」:赤や青や黄などのことです。
「調子」:白黒写真でとったときの灰色の諧調のことです。
「彩度」:色の鮮やかさのことです。
この「色相」「調子」「彩度」のバランスによって様々な色彩が生まれます。

スケッチに限らず、デッサン、油絵などすべてに共通する「色を塗る、調子をつける」というときに、赤や青やという色相にダイレクトに反応してしまいがちですが、赤でも「どんな」赤か、「どのくらいの強さの」赤かとか・・・いろいろと作者の判断が必要です。画面全体の色彩のバランスが必要なのです。

形がしっかりして、この色彩バランスがとれるようになると、もう絵画表現は自由自在です。

どんな色彩を使っても調子の関係(トーンバランス)がしっかりとしていれば、空間やものとものの関係はきちんと見えてきます。
そのトーンバランスを意識するために、「白黒写真に置き換えたときの調子の関係をイメージしてみましょう。」とよくアドバイスします。
(白黒写真の映像イメージが出来ることが必須条件となりますが・・・)

トーンバランスは絵画の骨格となるものなのです。


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スケッチのすすめ12 とにかく描く

2006年09月14日 | スケッチのすすめ
「まずは描いてみましょう。」

とにかく描いてみましょう。自分の目で観て、手を動かしてみましょう。
上手に描こうとすると、手が縮こまってしまいます。勢いのある線を引いてください。
まずは身近なものでも数点描いてみて、1点でも自分なりに気になる作品が生まれれば良しとしましょう。
最初からいい作品が描ける人なんていません。
描く中でいろんな発見をし、自分なりの方法論を見つけていきましょう。
その過程がまた楽しいではありませんか。
さあ、スケッチをはじめましょう!

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