「恐怖はウイルスよりも早く感染する」
サブタイトルの通り、
この映画の表現したいものは、
「ウイルス」ではなく、それによってもたらされる、
「恐怖」や人間が理性を失っていくさまを
たんたんと客観的に描いてあるのだ
・・・怖いーーーーーーーっ
「トラフィック」での、違う3つの話が
交錯していくさまを見事に描き切った、
ソダーバーグ監督。
その時間軸の扱いのうまさに、
今回の作品も ジプシー、驚く。
スペイン風邪が大流行し、
全世界の人口の1%が死亡した時代よりも
日々、航空機が行きかい、
経済社会は各国に飛躍的なつながりをもたらし、
輸出入もめまぐるしく、便利な時代であるとともに
ウイルスは、発症してからほんの数時間で
世界中にまき散らされる危険な時代ともいえるよね!!
どこから パンデミックと言われる大流行になっていくのか。
ハリウッドの大スターを簡単に
死なせてしまう大胆さに出てる気がする
リアルな世界には、ヒーローもヒロインもいないからだ
香港からの旅行から戻った、ベス(グヴィネス・パルトロウ)は、
ミネソタの自宅に戻る途中、風邪らしきものを
患っていた
簡単に治るものと思われたが、その病は
4日で彼女の命を奪い、あっという間に彼女の息子まで亡くなって
しまった
冒頭から いきなり、平和な部分などないので
怖い!!!
ベスの再婚相手が、ミッチ(マット・デーモン)なの。
ちょっとぷっくりなって 田舎の気のいいパパって
感じなんだけど、
パルトロウがあまりにも早く死んでしまい、
信じられず、
医者が死亡を告げたのに、
「妻とはいつ 話せるようになりますか?」と
言ってしまうところが 彼のパニック度を
示してる
CDC(アメリカの疫病管理センター)のチーヴァー博士は
なんと、マトリックスで有名になった、ローレンス・フィッシュバーン。
CDCの存在は、
この手のウイルスパニック映画の先陣を切った、
90年代の「アウトブレイク」で
広く世に知られたかもしれないよね
違う映画が目的で映画館に行って、これは同時上映だったのに、
致死率80~90%という実在のウイルス「エボラ出血熱」の
ウイルスの話が強烈過ぎて
もう記憶から離れなくなってしまった!!!!
ジプシーは、神経質では まったくないけど、
その映画の記憶から
空港は、世界中のウイルスがいると想像つくので
海外旅行に行くと、
空港で飲食する場合は、手を必ずせっけんで
消毒するし トイレも必ず除菌する!
(除菌しない場合はトイレットペーパーをしいたりね)
CDCのドクターで、発症現場のミネソタに向かった
ミアーズ医師に
扮するのは、ケイト・ウィンスレット。
志半ばで、感染してしまうが、
アカデミー女優をヒロインではなく、
あくまでも1個人として 撮っている所が、恐怖なの!
アウトブレイクがヒットした90年代のころには、
その町だけで抑えられていた噂や憶測が、
現代はインターネットが その恐怖をウイルスより、
早く世界に拡散させてしまう・・・・・
ジュード・ロウ扮する
フリーのジャーナリスト、アランの行動に表れている
CDCや政府は、ワクチンを隠しているとか、
伝染病の発生を知っていながら 発表していないなどと、
ブログやツイッターで綴り、
世界の人々の恐怖をあおる
原発問題でも問題になってるけど、
危険を察知しても、政府が国民に周知するまでに
時間がかかるのは、
誤報を糾弾しすぎるメディアにも十分責任があると思う
正確に把握するまで 慎重すぎるくらい時間を
かけてしまうんじゃないかなあ
そんな一面がチーヴァー博士の
マスコミに対する発言にもでてる
ブログやツイッターで 安易に情報を
流出する責任と怖さを個人が理解していないと、
混乱はまたたくまに世界中にひろがってしまう
アラン(ジュード・ロウ)一人が 悪者になってるけど、
こんな状態になったら、
きっと もっとこんな人間はいるはず!!
ワクチンを欲しいために 香港に調査にきていたWHO職員の
レオノーラ(マリオン・コティヤール)を
拉致する中国人。
マリオン・コティヤールは、
ジョニー・デップの銀行強盗の映画
「パブリックエネミーズ」に
出て以来、引っ張りだこだよね!!
(次回は、バットマン)
それぞれの立場で それぞれの人が
取った行動。
ワクチン開発に身をけずって研究する医師。
禁止されている極秘情報を家族に
教えてしまった人。
ワクチン欲しさに誘拐するグループ。
暴動が起き、スーパーでは略奪が繰り広げられ、
銀行や、家に強盗をする者が多発。
目の前で 病で倒れる人を
動画で撮ったりと。
なんだか切なくなるシーンがいっぱい。
ウイルスよりも 「恐怖」と「人間の理性」に
重点を描いた点では、
ホラー「ミスト」を思い出したなあ
東日本の震災で、略奪や暴動が起きず、
食べ物の配給の順番を待っていた日本人が大きく
賞賛されたのも こういう映画を
見ると 納得がいく
日本人は、「きっと救ってくれる」と
国や国民の救済力を信じてるところが
あるのかもしれないよね
ヒーローもヒロインも登場しないこの映画が
語るメッセージは、
たんたんとしていながら、
より強烈に 観る人の脳裏に焼き付く
評価は二極に分かれるけど、
ジプシーは オススメです♪
一人残った娘を守り通し、病気の蔓延が終息に向かった頃、
マット・デーモンが やっと妻や息子の死に涙するシーンが悲しい
ジプシー、もつ鍋を食べてて
鍋も終わりにさしかかってたから、
DVDスタートしたんだけど、
パルトロウの脳の解剖が始まったところで
箸が止まった(笑)
やはり、脳ともつは同時にしない方がいい(笑)
パルトロウが咳したときに、
ジプシーもモツがどっか行って
咳き込んだら
非難の視線が・・・・・!!!「今、やめてよっ」
ごめんごめん(笑)
映画館で咳しちゃった人は もっと緊迫したに違いない(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
@コンテイジョン (2011 米)
ミッチ・・・・・・・・マット・デーモン
ベス・・・・・・・・・グヴィネス・パルトロウ
アラン・・・・・・・・ジュード・ロウ
チーヴァー・・・・・・ローレンス・フィッシュバーン
ミアーズ・・・・・・・ケイト・ウィンスレット
レオノーラ・・・・・・マリオン・コティヤール
監督・・・・・・・・・スティーブン・ソダーバーグ
サブタイトルの通り、
この映画の表現したいものは、
「ウイルス」ではなく、それによってもたらされる、
「恐怖」や人間が理性を失っていくさまを
たんたんと客観的に描いてあるのだ
・・・怖いーーーーーーーっ
「トラフィック」での、違う3つの話が
交錯していくさまを見事に描き切った、
ソダーバーグ監督。
その時間軸の扱いのうまさに、
今回の作品も ジプシー、驚く。
トラフィック [DVD] | |
東宝ビデオ |
スペイン風邪が大流行し、
全世界の人口の1%が死亡した時代よりも
日々、航空機が行きかい、
経済社会は各国に飛躍的なつながりをもたらし、
輸出入もめまぐるしく、便利な時代であるとともに
ウイルスは、発症してからほんの数時間で
世界中にまき散らされる危険な時代ともいえるよね!!
どこから パンデミックと言われる大流行になっていくのか。
ハリウッドの大スターを簡単に
死なせてしまう大胆さに出てる気がする
リアルな世界には、ヒーローもヒロインもいないからだ
香港からの旅行から戻った、ベス(グヴィネス・パルトロウ)は、
ミネソタの自宅に戻る途中、風邪らしきものを
患っていた
簡単に治るものと思われたが、その病は
4日で彼女の命を奪い、あっという間に彼女の息子まで亡くなって
しまった
冒頭から いきなり、平和な部分などないので
怖い!!!
ベスの再婚相手が、ミッチ(マット・デーモン)なの。
ちょっとぷっくりなって 田舎の気のいいパパって
感じなんだけど、
パルトロウがあまりにも早く死んでしまい、
信じられず、
医者が死亡を告げたのに、
「妻とはいつ 話せるようになりますか?」と
言ってしまうところが 彼のパニック度を
示してる
CDC(アメリカの疫病管理センター)のチーヴァー博士は
なんと、マトリックスで有名になった、ローレンス・フィッシュバーン。
マトリックス [Blu-ray] | |
ワーナー・ホーム・ビデオ |
CDCの存在は、
この手のウイルスパニック映画の先陣を切った、
90年代の「アウトブレイク」で
広く世に知られたかもしれないよね
アウトブレイク [Blu-ray] | |
ワーナー・ホーム・ビデオ |
違う映画が目的で映画館に行って、これは同時上映だったのに、
致死率80~90%という実在のウイルス「エボラ出血熱」の
ウイルスの話が強烈過ぎて
もう記憶から離れなくなってしまった!!!!
ジプシーは、神経質では まったくないけど、
その映画の記憶から
空港は、世界中のウイルスがいると想像つくので
海外旅行に行くと、
空港で飲食する場合は、手を必ずせっけんで
消毒するし トイレも必ず除菌する!
(除菌しない場合はトイレットペーパーをしいたりね)
CDCのドクターで、発症現場のミネソタに向かった
ミアーズ医師に
扮するのは、ケイト・ウィンスレット。
志半ばで、感染してしまうが、
アカデミー女優をヒロインではなく、
あくまでも1個人として 撮っている所が、恐怖なの!
アウトブレイクがヒットした90年代のころには、
その町だけで抑えられていた噂や憶測が、
現代はインターネットが その恐怖をウイルスより、
早く世界に拡散させてしまう・・・・・
ジュード・ロウ扮する
フリーのジャーナリスト、アランの行動に表れている
CDCや政府は、ワクチンを隠しているとか、
伝染病の発生を知っていながら 発表していないなどと、
ブログやツイッターで綴り、
世界の人々の恐怖をあおる
原発問題でも問題になってるけど、
危険を察知しても、政府が国民に周知するまでに
時間がかかるのは、
誤報を糾弾しすぎるメディアにも十分責任があると思う
正確に把握するまで 慎重すぎるくらい時間を
かけてしまうんじゃないかなあ
そんな一面がチーヴァー博士の
マスコミに対する発言にもでてる
ブログやツイッターで 安易に情報を
流出する責任と怖さを個人が理解していないと、
混乱はまたたくまに世界中にひろがってしまう
アラン(ジュード・ロウ)一人が 悪者になってるけど、
こんな状態になったら、
きっと もっとこんな人間はいるはず!!
ワクチンを欲しいために 香港に調査にきていたWHO職員の
レオノーラ(マリオン・コティヤール)を
拉致する中国人。
マリオン・コティヤールは、
ジョニー・デップの銀行強盗の映画
「パブリックエネミーズ」に
出て以来、引っ張りだこだよね!!
(次回は、バットマン)
パブリック・エネミーズ [Blu-ray] | |
ジェネオン・ユニバーサル |
それぞれの立場で それぞれの人が
取った行動。
ワクチン開発に身をけずって研究する医師。
禁止されている極秘情報を家族に
教えてしまった人。
ワクチン欲しさに誘拐するグループ。
暴動が起き、スーパーでは略奪が繰り広げられ、
銀行や、家に強盗をする者が多発。
目の前で 病で倒れる人を
動画で撮ったりと。
なんだか切なくなるシーンがいっぱい。
ウイルスよりも 「恐怖」と「人間の理性」に
重点を描いた点では、
ホラー「ミスト」を思い出したなあ
ミスト [Blu-ray] | |
ポニーキャニオン |
東日本の震災で、略奪や暴動が起きず、
食べ物の配給の順番を待っていた日本人が大きく
賞賛されたのも こういう映画を
見ると 納得がいく
日本人は、「きっと救ってくれる」と
国や国民の救済力を信じてるところが
あるのかもしれないよね
ヒーローもヒロインも登場しないこの映画が
語るメッセージは、
たんたんとしていながら、
より強烈に 観る人の脳裏に焼き付く
評価は二極に分かれるけど、
ジプシーは オススメです♪
一人残った娘を守り通し、病気の蔓延が終息に向かった頃、
マット・デーモンが やっと妻や息子の死に涙するシーンが悲しい
ジプシー、もつ鍋を食べてて
鍋も終わりにさしかかってたから、
DVDスタートしたんだけど、
パルトロウの脳の解剖が始まったところで
箸が止まった(笑)
やはり、脳ともつは同時にしない方がいい(笑)
パルトロウが咳したときに、
ジプシーもモツがどっか行って
咳き込んだら
非難の視線が・・・・・!!!「今、やめてよっ」
ごめんごめん(笑)
映画館で咳しちゃった人は もっと緊迫したに違いない(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
@コンテイジョン (2011 米)
ミッチ・・・・・・・・マット・デーモン
ベス・・・・・・・・・グヴィネス・パルトロウ
アラン・・・・・・・・ジュード・ロウ
チーヴァー・・・・・・ローレンス・フィッシュバーン
ミアーズ・・・・・・・ケイト・ウィンスレット
レオノーラ・・・・・・マリオン・コティヤール
監督・・・・・・・・・スティーブン・ソダーバーグ
俺はジュード・ロウの役どころが一番好きでした。
似たような作品がそれこそ蔓延してる中、やっぱり監督の個性とか手腕って大事だな~って☆
この手の話は、ほんと、多い。
ハプニングやら ブラインドネス、
28日後などなど。
ジュード・ロウみたいな
役は、ほんと、新しかった!!
他の映画は ラストにあっという間に
終息してめでたしめでたしなんだけど、
ワクチンができるまで
そんな大変で時間がかかるものなんだ!!!という
リアリティが徹底してたもんね
ソダーバーグ監督は、
人物描写に長けてるよね♪
けんさーん、コメント、TB ありがと