ジプシーのチョコレイトBOX

人生はチョコレイトのように甘くほろ苦い・・・人生ってなんとかなるって思ったら、きっとあなたに人生の方がついてくるわ  

SAYURI

2011-12-29 21:47:19 | 映画っていい!(人間ドラマ・恋愛)
もうね、やっぱり渡辺謙って最高なの!!

・・・という映画(笑)。

これは、アーサー・ゴールデンの小説をもとに作られた
ハリウッドが、京都の花街の姿と、
芸者として生きた一人の女性を描いたもの。

9歳で親の借金のかたに
置屋(おきや。芸者や女郎の事務所)に姉妹で売られた千代(チャン・ツィー)。
姉は女郎やの置屋へ売られ
姉妹は引き離される

置屋で辛い下働きをしながら
芸者への道を目指していく千代だったが、
置屋の売れっ子芸者「初桃」(コン・リー)に、
いじめられ、
引き離された姉にも会えず、
ある日 あまりもの辛さに耐えられなくなって
橋のたもとで泣いていると、
会長と呼ばれる経営者(渡辺 謙)に会う

これがねえ、かっこいいの。
辛いときにあんな笑顔で
優しくされたら 惚れちゃうって!!!

下働きだった千代は
その日から 素敵な芸者になって
会長にまた会える日を夢見て
つらい稽古やいじめにも耐え抜いていく・・・


昭和初期の日本を描いてはいるけれど、
「日本の映画」と思って見だすと、
違和感がいっぱいでストーリーを
追うのが難しくなるかも(笑)



千代が芸者見習いデビューの日。「さゆり」という名前を
もらい、お座敷デビュー。

すべて英語というのが、最初違和感があるけど、
面白いので 途中から気にならなくなる

着物がとにかく派手で 髪の結い方やインテリアも中国風。
メイクも日本の舞妓や芸者というより、
中国雑技団の方が近い(笑)
アメリカから見たら、日本も中国も
同じに見えるのかもね  うふふ
着物の着方も女将の桃井かおり以外は違和感があって、
コン・リーの「初桃」は、
気崩しすぎて、さながら花魁(おいらん)みたいなのが
ウケる!!!

中国の偉大な女優コン・リーと、
人気急上昇のチャン・ツィーのアジアやハリウッドでの
現状にもひっかけてあるようなストーリーだ。

でも、イジワルしてても、
コン・リーは、やはり、セクシーで美しい!!



日本のアイドルだったのに、いつのまにかハリウッドで
活躍してる工藤夕貴もさゆりの友達であり、後にライバルになる
おカボ役で登場(音声はパンプキンとなってた なぜにカボチャ??)

ただ、会長様に会って お側にいたいという想いだけの
さゆりが
願いとは違う方にいってしまう運命が せつなくて
2時間半と長い映画だけれど、
全然飽きない♪

そんなことしてたのおおおお???ええええ???
日本人ジプシーも知らない風習なんかが
でてくるのも面白さの一つ。
本物の芸者になるのが「水揚げ」といって
処女を名士やお金持ちの男性に競りにかけて
初体験を売るという風習に
ジプシー、びっくり!!!!ぎゃああ

会長様(渡辺 謙)は、かっこいい。
さゆりが惹かれるのもわかる!!!
だってジプシーも 中学からのファンだもの!!!(アホ)
でも、よく考えてみたら、
会長サマの役どころは、
妻子持ちで、芸者遊びが好き(笑)
・・・ということは、そこらの女好きのオッサンと
変わらない(笑)
身請けされても、それって幸せなの???

これぞ、渡辺謙マジック(笑)
彼が演じると、そこらの背景がきれいサッパリ
見えなくなって、
なんだか誠実な男に見えてくるのが不思議だ!!!きゃはははは

あの役を高田淳二が演じていたら
ラブ・ストーリーにはならなかっただろう(笑)

日本の美や京都とは 激しく違うけど、
とにかく、絢爛豪華で美しい!!!
ジプシーおすすめの一本です♪


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  @SAYURI(2005・米)


   さゆり・・・・・・・チャン・ツィー

   会長様・・・・・・・渡辺 謙

   初桃・・・・・・・・コン・リー

   置屋の女将・・・・・桃井 かおり

   延(のぶ)さん・・・役所 浩司

   おカボ・・・・・・・工藤 夕貴

   
SAYURI [Blu-ray]
SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)





   













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