飯ごう炊飯2

2008年02月06日 | ミニ知識
 昨日のつつきです。

4 炊き方
 ア 炊くときには、中ふたはしないことです。
    4合の時、中ふたをするとご飯の量が増え
   ふたを押し上げ、うまく炊けません。
    3合以下のとき圧力を上げるため、中ふた
   をする方もいますが、炊きあがりの確認が
   しにくいので、なれない方は中ふたをしな
   い方が無難でしょう。

 イ 炊飯のとき、中ふたにおかずを乗せ暖めないように
  しましょう。
   おかずの汁がご飯に混ざり、変な味のご飯となり
  ますし、炊きあがりの確認ができません。

 ウ 火加減は、「始めチョロチョロ、中パッパ、
  ジワジワ時に火を引いて、赤子泣いてふたとるな」、
  とかいわれていますが、吹きこぼれがなくなれば
  炊けたかどうかの確認にふたをとってください。

  * 火傷注意
  * 頻繁にふたをとらないこと。
  * 火は、底だけではなく、全体を炎が包むようにする。
  * 始めチョロチョロが難しければ、はじめから大きな
   火でもかまいません。

 エ 中パッパの状態とは、蒸気でふたが少し持ち上がる
  状態のときです。
   このときに石などの重しを乗せ圧力をかけると炊き
  あがりがいいですよ。
   吹きこぼれが始まったら、枝を飯ごうに当ててみると
  「ぐつぐつ」という振動や音が伝わってきます。

 オ やがて、吹きこぼれがなくなり、蒸気だけになります。
   これが「ジワジワ時」であり、火の弱い部分に移すか、
  火力を落としてください。
  * 吹きこぼれは、炊きあがりに向けての目安の一つです。
    火加減により吹きこぼれない場合がありますので、
   おかしいと思ったらふたを取って確認してください。

 カ しばらくして、火から飯ごうを遠ざけ、飯ごうに耳を
  近づけると「プチプチ、パチパチ」という音が聞こえ
  たら炊きあがりです。

5 蒸らし
 ア 火の近くに飯ごうを下ろし、しばらくそのままの状態
  におきます。
   地面に置くと蹴飛ばしたりするので注意が必要して
  ください。

 イ 本によっては、飯ごうを逆さまにして蒸らすとありま
  すが、私の場合、逆さまにしない方が炊きあがりがいい
  ように感じます。

  * 飯盒底へのご飯のこびり付きを防ぐ目的がある
   ともいわれ、飯ごうを逆さまにして、底を棒でたたく
   がいますが、絶対にたたかないことです。
    飯ごうは柔らかいものであり、底をたたくと穴が
   空いたり、飯ごうの変形、容量の変化をきたすととも
   に洗いにくくなります。

6 手入れ
 ア 飯ごうを火にかける前に外側を石鹸水でぬらすと、
  後の洗いが楽になります。
   (若干汚れ落ちがいいようにおもえます。)

 イ 飯ごうが熱いうちに新聞紙や草などでこすると、
  吹きこぼれ、すすが以外ときれいにとれますが
  火傷に注意 してください。

 ウ 飯ごう内部の焦げは、身近なところに細かい砂
  などがあればを入れ、砂を入れたわしでこすると
  きれいになります。
   固い尖ったものでこすると穴が空きます。

 エ 洗い終わった飯ごうは、内部までしっかり乾燥
  させてからふたをし、保管します。
   乾燥が不十分ですとカビやサビが発生するもと
  になります。

7 おまけ
   最近は「飯盒炊飯」(ハンゴウスイハン)をよく使われますが、
  「飯盒炊爨」(ハンゴウスイサン)ともいわれています。
   難しい字が気になる方は、少し大きな辞典で調べて
  みてください。


前編はこちらを
http://blog.goo.ne.jp/f-nodai/e/0796d8292276e58e17a6fc328c9d9dda

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