1年生の高性能デビュー

2006年12月18日 | 授業&実習
12月11日から15日の5日間、1学年も高性能林業機械の操作実習を行いました。10月には2学年の現場での高性能林業機械による間伐材搬出を見て、自分たちも操作してみたいと思っていた1学年も、操作することができました。

講師には、中国林機 住田社長を迎え、
タワーヤーダ  リョウシンRME300T (農大所有)
プロセッサ   新宮 CP-30 (農大所有)
スイングヤーダ イワフジ TW202 (中山間C所有)
の3台での実習となりました。

まずは、操作前に機械の構造を理解するとともに、正常に作動するかの点検を行い
操作実習へ。


  プロセッサの構造を理解し点検

操作実習は、架設が簡単なスイングヤーダから。
9月の機械集材装置の架設では約10時間かかった架設が約5分で完了する早さに学生達もびっくり。(先柱の作設は含まず、スパン約50m)


  スイングヤーダの架設

次に行ったのがプロセッサの操作実習。プロセッサとは枝付きのまま搬出された
木材の枝をきれいにして、3mあるいは4mの任意の長さに玉切る機械。
これには、今までチェーンソーを使用して作業を行ってきた学生達も、プロセッサを使うことによって作業が早く楽に行えることを実感。


   プロセッサによる枝払い

しかしながら、まだまだ木材をつかむことがうまくできないため、下に8の字を
書き、その上を操作する練習を実施。
ヘッドの高さを変えずに、8の字を書くことに四苦八苦。


  ヘッドの高さを変えずに8の字を描く練習

プロセッサの操作の次はタワーヤーダの架設。
スイングヤーダの架設の早さには劣るものの、集材力は抜群。
学生達には、過去数年間破られていない架設時間の記録「15分」を目標に
それぞれがそれぞれの仕事を確認し、いざ本番。
なななんと!
12分42秒の新記録達成。負けず嫌いの性分を存分に発揮。
(先柱の作設は含まず、スパン約50m)


  この架設で12分42秒の新記録達成


最終日には、プロセッサによる丸太運び競争。
ルールは、5本の丸太を誰が早く、誤操作無しに丸太を移動できるかを競争。
やはり講師の住田先生は早く、一同感心。


  タイムレース結果

最後に、機械は進歩しても、結局、機械を操作するのは人間であるので、
安全に確実に操作することを注意して実習を終了しました。


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