樹木紹介・その5の周辺

2007年03月01日 | ミニ知識
 オガタマノキの確認のため一畑薬師に参拝しましたが、階段の横には文化6年(1809年)に建立された法堂(はつどうと読む)があります。この境内に通直に伸びた2本の樹木が目に付きます。

 スギは漢字名で杉、漢名で倭木(広辞苑によると)とあります。2本の内の1本が漢名で杉木ということのようです。

 漢名で杉木がコウヨウザン。常緑の高木で通常樹高10~30m、直径40~50cmであるが大きいものは樹高35m、直径1mに達する。となっています。
 

 分布は中国南部地方、台湾、インドシナなどに天然分布する。日本では徳川時代の末期に渡来したとのことです。

 材は芳香があり、シロアリに強いことから、台湾において特に利用されるとのことですよ。

  杉木の遠景


 コウヨウザンの枝葉(3方に分かれるのが特徴)



  枝葉の近景


 かつて益田に勤務中、T島先生からこの木は何だと御下問を受けたことがあります。即座にコウヨウザンと回答しますと、どうも妙な案配。決して樹木の名をよく知っているはずもないが?。以前、林業技術センターの勤務経験者なら何方もご承知のはず。


 コウヨウザンは益田市のJR鎌手駅構内、大田市三瓶ダム付近に位置する円通寺の庭で確認しましたが、一畑薬師のそれ胸高直径70cmに達するであろう大径木でしかも通直。他の2本とは比較のしようも無し。

 他に大径木の所在をご承知の方はお知らせください。


 今回は杉木を紹介しましたが、県有林には水杉が植栽されていますが、別の機会に紹介しましょう。

 本日も覗いていただき有り難うございました。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2007-03-06 15:57:44
 コウヨウザンの大木?があります。
 場所は出雲市東神西町の広域農道沿いの「那売佐神社」の境内です。
 広域農道を西に向かって行くと出雲平成温泉入り口を過ぎ、林道岩坪線入り口の先、右手の石段を上がったところの山腹にあります。説明書きの看板ありますのでわかります。
 大きさは測っていませんが直径は1mはないと思います。(オーバーです、50㎝くらい?)
by sugata
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