メタセコイア似の木

2008年03月17日 | ミニ知識
 3月7日付けでメタセコイアについて投稿しましたが、
よく似ている木がありますので紹介します。


次の2枚の写真、どちらがメタセコイアか分かりますでしょうか?

          
 上がメタセコイア、下がラクウショウ(落羽松)です。

 葉もとてもよく似ておりちょっとみただけでは区別が
難しいのですが、葉を見ると対生がメタセコイア、互生
がラクウショウと区別できます。
 写真のように葉の落ちている冬は判別が難しいですね。

 個人的にメタセコイアの方が、枝数が少なく樹冠が
ほっそりしているように思います。
 しかし、樹冠の細めのラクウショウもありますので、
これだけで即断はできないかとも思います。

 次の2枚の写真は、幹ですがこちらもよく似ています。

          
   上がメタセコイア、下がラクウショウです。
写真の様に小さいうちは、とてもよく似ていると思っています。


 次は、ラクウショウの膝根の写真です。

          
 ラクウショウは、結構いろいろなところで生育で
きるようですが、湿気の多いところでは写真のような
膝根(シッコン、気根[きこん])が出てきます。

 膝根とは、折り曲げた膝に似ているからとか言われ
ています。
 はじめて膝根群を初めて見た時、ずっとずっと昔に訪
れた京都府石峰寺裏山の石仏様を連想しました。


 地面から出ている膝根の実物を見たいと思いませんか?

 松江市近辺の方に教えましょう! 

 それもラクウショウとメタセコイアが一緒に見
られる場所です。

 上の幹の写真に写っているように樹名板があり
ますので、ちょっと探せば多分見つかる思います。

 ただし、膝根は全てのラクウショウに出ている訳で
はありません。

 その場所は、松江市宍道町の"ふるさと森林公園"です。

 森林公園のキャンプサイトの大カーブから農道方面
へ500mほど歩いたところでみることができます。

 舗装してある管理道を行くと右手谷川の湿気の多い
ようなところへ植えてあります。

 木は管理道からでも見えるのですが、膝根は脇の小
さな遊歩道へ入らないと見ることが出来ません。

 興味のある方は行ってみてください。

 探しながら遊歩道を歩くと、結構いい運動に
なるかもしれません。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。