7月31日(土)は自治医大会場での二日目でした。
今年は、3か月ほど前に決まっていた別の予定を優先させたので、前週の講座を欠席しました。
そんなこともあり、当日もなんとなく身が入らないまま席についていました。
その時間のテーマは、
「自宅で大往生する人たちの脳 ~脳卒中・がん・認知症~」です。
定刻になると、馴染のある番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」がスクリーンに写しだされましたので、
ようやく目が覚めて先生の講義に集中出来ました。
講師は、福井県最南端の山間の村、人口3000人の名田庄(ナタショウ)で地区唯一の診療所の所長
として活躍されている中村伸一教授です。
以下は当日のレジュメからの抜粋です。
「日常生活の場である自宅で最期を迎えるということは、それを望むご本人のためだけでなく、
同居する子供や孫に、死とともにある“命のリアリティ”を伝える大切な儀式のような気がします」
「“逝き方”は“生き方”だ」
「地域医療を再生させるには、相互信頼のもと、住民と医療者がともに支えあう“お互い様”
の地域社会をつくっていくことが必要だと考えています。」
「若い頃は、自分が地域を支えているつもりでした。(中略)実は、私自身が地域から育てられ支えられています。」
このように、熱心に地域医療に取り組みながらも軽妙洒脱な先生の講義を聞けた充実した時間でした。
「自宅で大往生」 中村伸一著 中公新書 ¥760+税
この日は16:15に講座が終わると、途中のコンビニでおにぎりをほおばり、急いで結城へ戻りました。
夕方5時からのジャズフェスタが楽しみです。
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