ドイツ国防省はウクライナに「ゲパルト対空戦車」を供与するなど軍事支援方針を大転換した。
ドイツは当初、ウクライナ政府への武器供与を求める声に抵抗し、人道支援や医療機器の提供のみに同意していたが、同盟国や国民の声に押されたドイツ政府はルールの見直しを余儀なくされた。
武器供与には、野党のキリスト教民主/社会同盟(CDU/CSU)、与党の緑の党と自民党(FDP)が賛成したのに、ショルツ首相と社民党(SPD)がブレーキをかけていた。
これに対し、かなりの左翼だった緑の党とベアボック外相は、ウクライナへの重火器も含む武器支援や武力によるプーチンの制圧を主張した
その結果、公表された第2テレビのアンケートでは、ショルツ首相の評価は前月の49%から43%にずり落ち、ベアボック外相の評価は19%から66%へと急伸した。
ロシア侵略以降のドイツは大転換したがそれを主導しているのはベアボックと緑の党。外相に就任したとき政治経験がまったくないのにと侮蔑的なことを言われていたが、ベアボックなかなかやるじゃないか。