大晦日「戦後日本の設計者 3人の宰相」(映像の世紀バタフライエフェクト)を見た。
かつて見た映像が、今のわたしにはまったく違う風景に映った。
そのことに少し驚きながら、そうかわたしたちは間違ってきたんだなぁ、と思った。
岸信介は不平等条約となっていた安保の改正に挑んだが、吉田茂は己が不平等条約を結んだことを悔やむどころか改正にすら反対した。
今からみればその改正60年安保の下でわが日本は高度成長を遂げたわけで。
その60年安保を条文も読んでいない全学連や労組が反対したこと。ましてや国会に突入して、樺美智子さんが死ぬ必要などなかった。
でもそういうことも振り返り間違っていたと総括できないんだ。NHKもかつての“知識人”たちも。
田中角栄のロッキード疑惑はアメリカの陰謀だったろう。真山仁氏らが解明したが無視されている。
GHQが押しつけた交戦権を放棄の憲法を受け入れ、終生それを悔やむことなかった吉田茂を、岸信介よりも評価してるオールドメディアや”歴史家“たちの摩訶不思議。
そしてわたしたちの日本は、安倍晋三の功績を未だに評価できず、暗殺を真に悼むことができないでいる。
そう、わたしたちは間違い続けているのだ。