トランペットの種類

たかがドット、されどドット

梅雨入り間近で、イヤな季節になってきました。
現在の住まいは結構カビが発生し(いろんなものがヤラれました)、諸々あって、多分来月には引っ越しすることになると思います。人生12回目(結構多い)の引越しです。
ま、カビと湿気は日本では避けられないんでしょうが。昔IKEAが初上陸した際に、余りに湿気による木材のソリのクレームが多くて撤退に至った、と聞いたことがあります。再上陸して暫く経ちますので、だいぶ改良されたのだと思いますが、我が家のチェストの引き出し底面板はご多聞に漏れず反り返ってます(笑)。

さてさて、以前イーベイで仕入れたヤマハの15E4(レヒナー刻印入り)を頼まれて、Jr.に相談「フツーのヤマハなんだけどね・・・」とのことでしたが、お願いし、日本は代理店の関係で直送出来ないことからトーマス経由で送ってもらいました。ウクライナ-ロシア紛争の関係で3週間コースかな、と思っていましたが、実質10日ぐらいで届きました。

MPの「沼」だったり「迷路」だったりに陥る方はよく聞くのですが、僕自身あまりないので、実感沸かないんですが(現在もMPより楽器の本数の方が多い。笑)、迷える仔羊(笑)のためにBachとYAMAHAのネタを。

メルカリでお母さんトランペッターが出品していた、V.Bachの3C(金メッキ)を購入しました。ピストンのB♭管、C管、D管ぐらいまではこれを使っています。3Cといっても、所謂「Corp.(コープ・ドット)」なので現在のものとどのくらい違うんでしょう?


写真の撮り方が良くないのでわかりにくいかも知れませんが、だいぶ別物です。内径に関しては1ユーロセント硬貨で測る限り、ほぼ同じです(よくMPの内径を測る際に、ノギスがない場合1ユーロセント硬貨使います。直径16.25mmなのでラッパのMP測るのにもってこいです。ちなみにUSD1セントは19mm、1円硬貨も20mmなのでラッパのMPには向いてません。笑)
ところが、所謂ショルダーとスロートは別物ですね。コープ・ドットの方がカップが浅く、ショルダーもしっかりあってスロート太めです。逆に現行品は、カップ深めでスロート細めですね。下手くそなのであまり差は感じませんが。3Cが好まれるのはどちらかというとリム形状が理由の場合が多いので、気にせずバックアップとして使います(笑)。

また、ヤマハの15E4(レヒナー刻印)ですが、大きな違いを発見してしまいました。


わかりますかね?同じレヒナー=ヤマハなのですが、以前購入したものは15E4・なのに対し、今回きたものは15E4です。・(ドット)が無いんです・・・。

以前Zoranに頼まれてGとG・のMPをヤマハのアトリエから購入したことありますが、この「ドット」の差があるようです。写真で見る限りはスロートが「ドット」の方が細いです。それ以外はリム・カップ・バックボア全て同じ(さすがヤマハ、工作精度は高いです)のようで・・・。ヤマハの15E4はヨーロッパのプレイヤーに人気で購入したものの「カップが大きすぎて吹けない・・・・」と箪笥の肥やしになっている方、よく聞きますが、この15E4(レヒナー刻印)はそんな感じ一切ありません。但し、このスロートの違い、どう吹奏感に影響するんでしょうか?(ヒトのMPなので試せてませんが)。

基本的にロータリーのB~D管までは、Schagerl(多分BreslmairのOEM)のG2、ヘッケルのみSchmidtのHJK1を改造したもの、ピストンは上述のBach3Cで問題ないので、特殊管除けば基本MPは3本で足りるヒト(それ以外はほぼコレクション。笑)なので、「沼」や「迷路」に入っている方の気持ちはあまりわからないかも知れませんが、相談には乗るようにしてます。

MP選びには苦労してませんが、工作物としてのMP、興味深いですね。

コメント一覧

管理人
オケのプレーヤーは結構1-1/2C使ってる方多いですね。
昔は大きいMPじゃないと吹けない時期があり1-1/4Cとかシルキーの22とか使ってました。今手元にないのでどっか行っちゃいましたが。メッキも好みですね。ゴールドは柔らかすぎてグリップ出来ないからちょっと...という方もいますし。
いそべ
私もバックの3C使ってます。学生時代からずっと使用していた3Cのメッキが経たってしまったので、K山さんに作ってもらい快適に過ごしています(笑)
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